2016年12月

こんにちは。新潟の宮崎です。

きょうで今年も最後。
あっという間の一年でした。

今年も様々な気象現象が起こり、
気象災害も多く発生しました。

みなさん、それぞれ住む地域などによって、
印象に残っている現象や災害は異なると思いますが、
私が一番印象に残っているのは、
今月22日に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災です。

その日は乾燥注意報こそ出ていなかったものの、
南風が強く、最大瞬間風速は24.2メートルと、瓦が剥がれるような強い風が吹く状態でした。


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(気温が20℃以上にまで上がっていたことから、山越えの高温で乾燥した空気が吹き付ける「フェーン現象」が起こっていたことがわかります。これも、消火の妨げになりました。)

火災の発生自体は気象災害ではありませんが、
あれほど大規模な延焼となったのは、明らかに強風が原因ですので、
気象災害に分類することができると思います。


さらに、その翌日には、新潟市内でも火災が発生。

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やはり風が強く、延焼が発生し、
信濃川を挟んで対岸から、自分が働く局内にまで、
焼けたすすのようなものが飛んできていました。


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(糸魚川の火災でも、これらに火がついた状態=「火の粉」や「火の塊」が、強風により離れた場所まで飛んで、延焼につながったという見方もあります。)


乾燥注意報が出ているときに火の取り扱いに注意するのはもちろんですが、
風が強まる時にも、注意をしなければいけないと改めて感じました。

来年もまた色々な気象現象が起こることが考えられますが、
そこから発生する災害を少しでも減らし、防災につながる情報を発信できるよう、日々精進いたします。

皆様も、自分やご家族の身を守るため、気象情報や防災情報をぜひこまめに確認し、どうか安全で良いお年をお迎えください。


宮崎由衣子(http://www.weathermap.co.jp/caster/miyazaki-yuiko/

こんにちは。北海道の浜崎慎二です。

札幌の午前8時現在の積雪は74センチ。
今年は度重なる大雪に見舞われ、積雪は平年の2倍以上となっています。

札幌市の秋元市長は先日緊急の記者会見を開き、
札幌の雪の状況を『災害に近い状態』として除雪や排雪の体制を強化することを発表しました。

そんな札幌の街中の様子。

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車高が2m以上はあるバスがすっぽりと隠れてしまうくらいの大きな雪山が至る所にできています。
大人でさえ見通しが悪く危険な状態ですが、冬休みに入り子供たちが日中出歩く機会も多くなる時期ですから、
車の運転はより慎重を期する必要があります。

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路面の状態を見ると、一度凍った路面が大型車のタイヤなどで削られて、かなりでこぼこのまま凍っています。
車で走ると車体がかなり大きく揺さぶられますし、ハンドルを取られて思わぬ方向に車が動いてしまうことがあります。

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そして裏道に入ると至る所でこんな状態。
道路の左右にできた雪山で道幅が非常に狭くなっています。
この道は普段は2車線で車が難なくすれ違えるような道ですが、
今は1台が通るのがやっとで、もし前から車が来たらどちらかの車が広い場所までバックするしかありません。
このため路線バスの運行や物流などの大きな障害となっています。

また、度重なる大雪は空の便にも影響を与えました。
年末年始のこれからは帰省などで移動が多くなる時期で、交通機関の動向が気になる方も多いと思います。

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新千歳空港がある千歳市の週間予報を見ると、
元日にかけては晴れて穏やかな天気になりそうです。
2日~4日は雪が予想されていますが、
雪や風が強まることはなく荒れた天気によって空の便に影響が出るほどではなさそうです。

今年北海道は度重なる台風や大雪など、本当に天気に悩まされる1年でした。
この年末年始のように、来年は穏やかな1年になってほしいと願うばかりです。

このブログをご覧いただいている皆様におかれましても、
よいお年をお迎え下さいますようお祈りいたします。


浜崎慎二


こんばんは、福岡良子です。




2016年のブログも、これが最後になりました。
この一年も、色んな所に行きました。



ざっと振り返ると…


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などなど…


どれもあすの天気と直結するものではありません。
でも、このブログの読者さんに、はたまた、天気に全く興味のない方に、
「天気の視点から見ると、こんな所もあったんだ」だったり、
「日本の四季っていいなぁ」だったり、
私のブログを通して天気と親しんでもらうことで、空とうまく付き合うきっかけを作れたら…
そんな思いで、私自身楽しみながら発信してきました。



来年も相変わらず、あらゆるものを天気で斬っていきたいと思いますので、お付き合いいただけると幸いです。




今年も一年、ご覧いただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。



福岡良子

こんにちは、千種ゆり子です。

昨日関東南部を移動した方は、気温差に驚いたというかたも
いたのではないでしょうか?
なんと、23区内で10℃以上の気温差があったのです

きのうの気温の様子を見ると

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東京(北の丸公園)と練馬やさいたまで10℃以上もの気温差がありました。
この気温差は、どこまで強い南風が入るかによって決まります。

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この風のぶつかり合い、気温差が大きいところが「局地前線」です。

関東の局地前線が形成されるパターンの一つが、
関東の北に低気圧があり、南西風が吹く場。
どこまでが南西風になりやすいかは、地形の影響である程度決まります。
埼玉県の場合、西や南西にある山(箱根~奥多摩あたり)にブロックされ
南西風が入らないことが多いのです。

しかし、この局地前線、いつも同じではなく
気圧配置などによって微妙に位置がずれます。
これが、予報の大外れを引き起こします…。


一週間ほど前に同じような状況になっていた日があったのを
覚えていますか?

12/22~23です。
ただ、昨日と先週では、局地前線の位置が微妙に違いました。
(左 先週、右 きのう  ※先週は昨日より北にあった)
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この違いをもたらしたのは、低気圧の発達具合です。(左 先週、右 きのう)
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東京や横浜などの最大瞬間風速を比べても、
昨日は先週よりも弱くなっていました。

この南風の強さを見誤ってしまったため、
予報が大きく外れてしまったのが、茨城県水戸市。
昨日の予想最高気温、前の日の時点で水戸市は、17℃と予想していました。
しかし結果は…10.9℃。

改めて、決め細かな予報を届けていきたいと思いました。


千種ゆり子(プロフィール)

こんにちは、宮城の小杉です。
 
このブログでちょうど一年前に、気候が穏やかで平和なことを願い「五風十雨」という言葉を紹介しました。農作物には雨は欠かせませんし、稲など風媒花は風が吹かないと受粉できません。五日ごとに風が吹き十日ごとに雨が降るくらいがちょうどいい、という意味です。
 
では実際、2016年に五風十雨だった場所はあったのか。2016年1月1日から12月25日までの間で、最大風速が10m/sを超えた日数と日降水量が10mm以上の日数をカウントして、何日に一度風が吹き、雨が降ったのか計算してみました。

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意外なことに最も五風十雨に近かったのは「五風八雨」の札幌となりました。ただ今年の北海道は頻繁に台風が上陸して大きな被害も出ましたし、冬になるとドカ雪にも見舞われていて、とても平和な一年だったとはい言えません。むしろ最も天候の変化に悩まされた地域と言えるでしょう。
 
反対に最も五風十雨に遠かったのは「三百六十風九雨」の大阪でしょうか。ただ大阪も、地形の関係で強風こそ少ないものの、8月には一日で150mm近い大雨が降っています。また「五風十雨」に含まれていない気温においては、年間の猛暑日(最高気温35℃以上の日)日数の歴代3位という記録を打ち立ててしまっています。
 
五風十雨の数字はあくまでものの喩えでしかないということですね…。
 
来年こそは、数字どおりの五風十雨でなくてもいいので、雨も風も暑さも寒さもほどほどな一年となり、また皆様がよいお年を迎えられることを願います。

小杉浩史
http://www.weathermap.co.jp/caster/kosugi-hirofumi/

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