2018年01月

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宮城蔵王の樹氷 (昨年1月撮影)


仙台の平野です。

今年も「樹氷」の季節がやって来ました。
蔵王の樹氷は世界的にも有名で、毎年多くの観光客が訪れています。

天気を先読みして、取材に最適な日を探すこと。これは私のこの時季の仕事の一つです。
高気圧に覆われた日が最適なのは言うまでもなく、
週間天気図などを見て、そういう日がないか探すわけですが、
このところ冬型の気圧配置ばかりで、取材の目途が立たないでいました。

そんな折、蔵王山に火山活動の高まりがみられ、
昨日1月30日、蔵王山の噴火警戒レベルが1から2に引き上げられました。
今後、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、気象庁は注意を呼び掛けています。

蔵王山は、2013年~15年にかけて、火山活動の高まりが見られ、
火口周辺警報が発表されたことがありました。
この時は、およそ2ヵ月間警報が継続され、
周辺の観光にも大きな影響が出てしまったのは、記憶に新しいところです。

天気予報であれば、翌日の予報はかなりの確率で当たりますが、
火山に関してはそうはいかず、噴火の予知は難しいと言われます。
草津白根山のように、想定外の火口で噴火が起きる場合もあります。

そういう前例がある以上、蔵王山に関しても、
どこで何が起きるかわからない、という目で見ておく必要はあると思います。
過度に恐れる必要はないにしても、
情報を自分の都合のいいように捉えて、変に安全寄りに考えてしまうのは危険です。


宮城県側から雪上車で行く樹氷ツアーは、樹氷原が規制区域に含まれるため、
安全に運行できる範囲内での、雪上車体験ツアーに変更されています。
寒波で樹氷も大きく成長中だったこともあり、何ともやるせない気持ちになりますが、
こうする以外、選択肢はないように思います。

なお、山形県側からは、規制区域を通らないため、
今のところ樹氷原に行くことは可能となっています。


平野  貴久

こんにちは、秋田の津田紗矢佳です。

先週は各地で大雪に見舞われ、大なり小なり影響を受けた方が多いのではないでしょうか。
普段生活する上ではあまり嬉しくない雪も、ウィンタースポーツには欠かせません。
 
先日、あるウィンタースポーツを体験するため、多胡予報士と秋田県仙北市へ行ってきました。
 
私たちが体験したのは「スノーシューハイキング」。

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スノーシューハイキングとは、スノーシューと呼ばれる雪の上を歩くための道具
(日本でいう「かんじき」)を足につけて、新雪の上を歩くものです。

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さすが日本海側の山沿い。この日の積雪深は160cmでした。
ガイドに案内してもらい、ブナ林をスノーシューで歩きます。
歩を進める度、新雪は「ぎゅっぎゅっ」と音を立てます。

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スキーでもスノーボードでも味わえないこの感覚。贅沢です。
 
段差があるところは自然の滑り台。高低差5メートルはあろうかという場所を、道具もなしに滑ります。

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そして最後はお決まりの新雪へのダイブ。

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ガイドによると、リタイアした年代の方も無理なく楽しめるということで、静かなブームとなっているそうです。
体力に自信がない方も、スキーやスノーボードなどに飽きてしまった方も
スノーシューハイキング、おススメです。
 
今回お世話になったのは休暇村乳頭温泉郷です。こちらでは服や靴など道具を一式借りられました。
スノーシューハイキングで冷えた体には温泉もいいですね!
 
津田紗矢佳

こんにちは。宮崎です。
凍てつく寒さが続いていますね。
東京都内の路上には先週降った雪がまだ残っています。

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(東京都内・きのう撮影)
↑融けるどころかカチカチの固い氷の塊となっています。

そんな中ですが再び関東など太平洋側でも雪の降る可能性がでてきています。

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先週関東に大雪をもたらしたのと同じ「南岸低気圧」によるものです。

南岸低気圧と言えば、4年前・2014年の2月の大雪を覚えていますか?
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(上:渋谷、下:下北沢にて、2014年2月撮影)
東京都心では今回の大雪を上回る27センチの積雪を観測しましたが、
そのすぐ翌週に、再び同じくらいの大雪となりました。

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(気象庁HPより)

私は当時神奈川県川崎市に住んでいましたが、
渋谷から自宅に帰宅するのに、普段は30分くらいのところ、4時間かかりました。
地元駅ではブーツが膝まで埋まるほど雪が積もり、
自宅のエレベーターは凍って動かず、雪で坂のようになっている階段を使って9階まで上り、
部屋の前に着くと角部屋だったので吹きだまりができていて部屋のドアが開かなかったのを覚えています。
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(すべて川崎市内にて、2014年2月撮影)

その後新潟市に2年住みましたが、
私がいた2年間は暖冬で雪が少なかった&雪国だけあって雪には強いということもあり、
後にも先にも2014年の雪の時ほど帰宅に苦労した経験はありません。

まだ予報に幅がありますが、4年前のように、
都心など雪に慣れていない地域で2週連続大雪、ということも考えられますので、
この先の最新の予報を確認し、備えていただければ、と思います。

宮崎由衣子

河津です。
この1週間は関東を中心に天気のトピックスが多くなりました。
・東京で4年ぶりに20センチ超の積雪
・東京で-4℃、さいたまで‐9.8℃など近年にはなかった記録的な冷え込み

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<画像はすべて気象庁ウェブサイトより>

特にインパクトが大きかったのは最低気温の低さで、「~年ぶり」という見出しが各メディアで取りざたされました。実際にここ数日の平均気温の平年差を見ると、北海道と先島諸島を除き、真っ青の表示となっています。

こうした状況で散見されるのが温暖化に対する懐疑論なのですが、これは空間的にも時間的にもスケールを逸脱していて、議論に値しないのではと考えています。

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<平均気温平年差 2018年1月10~16日>

まず空間的なスケールでいうと、日本だけでなく米東部でも低温にさらされているのは確かなのですが、ヨーロッパ諸国や米西部はむしろ平年よりも気温が高くなっています。温暖化はなにも日本に限った現象ではなく、世界的に起こっている現象なのは言うまでもありません。

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加えて、時間的なスケールでいうと、週や月といった単位であれば確かに平年よりも気温が低くなるタイミングはありますが、温暖化は年~数十年の単位で起こっている現象です。日々の大雪や低温は「気象」というカテゴリにあたり、温暖化は「気候」のカテゴリに入ります。

これは例えていなら、100メートル走とマラソンを同一視して語っているようなものなのではないでしょうか。100メートルを10秒で走れるからといって、マラソンでも同じスピードで走れるわけではないように、スケールの違ったものを比べてしまうと、話がかみ合わなくなってしまいます。

2月も雪が降り、寒さも厳しくなることがあるでしょうが、それとは関係なく気温は高くなっていっています。各々の議論、各々の対策が必要になりそうです。



こんにちは高知の岡田です。
先週の春先の陽気とは一転、
今週は手袋をしていても指先がかじかむ寒さとなっています。
その寒さが作り出す自然のアートがこちら。

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(甫喜ヶ峰森林公園)
 
シソ科の「シモバシラ」という植物。
名前の通り、茎に霜柱がつくられるので名づけられたと言われています。
この現象はグッと冷え込んだ朝、耳がちぎれそうになる寒さを我慢しないと見ることはできません。
 
そして氷のアートはどんな植物にでも見られるわけではありません。
シモバシラは茎が堅いので枯れても、根から水を運ぶ道管が崩れにくいです。

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根から運ばれた水分が、枯れた茎の途中からしみでてきます。
そのしみでた水が外気に触れて凍ることでつくられるんです。
 
見られる気象条件は3
 気温が氷点下
 晴れている日
 風が穏やか
 
放射冷却が強まって冷え込んだ朝によく見られます。
今週は強い冬型が続いていましたが、
来週は解消されて見られるチャンスが増えてきそうです。

岡田良昭

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