2018年05月

福岡良子です。
先日、神戸の北野異人館に行ってきました。


異人館と言えば、まず思い浮かぶのが「風見鶏の館」。
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1977年に神戸を舞台にしたNHK連続テレビ小説のタイトルに「風見鶏」が採用されたことで風見鶏=神戸のイメージが定着したそう。


今や神戸市のシンボルマークになっていて、
お土産のパッケージや消火栓、また2006年神戸空港開港の際には、ANAの着陸1番機にも風見鶏が描かれました。
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でも風見鶏は単なる飾りではなく、その名の通り風を見る役割を果たしています。
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英語ではwheathercock(cock=おんどり)と呼ばれていますし、
風見安定(航空の専門用語)も、weathercock stabilityと言うくらい、
風向計としての役割が大きいのです。
(※風見安定…飛行機が横滑りを起こしたとき,機首方向を変化させ,気流の方向と機首方向を一致させること)







そもそも風見鶏の館は、ドイツ人ゴットフリート・トーマス氏の邸宅。
スタッフの方によると、貿易商だったトーマス氏は風見鶏をよく見ていたそう。
20世紀初めは、通信手段が今のように発達していなかったので、
船の運航状況を読む手段のひとつに風見鶏を利用していたのではないかとのこと。


また、これは個人的に一番驚いたことですが、
この風見鶏、なんと避雷針の役割も果たしていたことが発覚しました。




おしゃれなだけではなく、風”を読んで、からも守ってくれる風見鶏。
まさに“一石二鳥”ならぬ“一鳥二天”と言えそうです。




福岡良子

こんにちは。藤枝知行です。

続々と梅雨入りが発表されている一方で、沖縄では少雨
そして、記録的な高温になっています。

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【最高気温が5月1位を記録した地点(沖縄)】

今月に入って、最高気温が5月の観測史上1位になったのは9地点。
沖縄では全28地点で気温の観測を行っていますので、
その約3割で5月の記録を塗り替えたことになります。

では、なぜこれほど気温が高くなっているのか。その原因の一つは雨が少ないことです。
梅雨入り後、ほとんど雨が降っておらず、きのう(5/29)までの30日間の降水量は
平年の20%前後の所が多くなっています。那覇は33.0㎜。平年の16%です。

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【降水量30日間合計・平年比 (気象庁HPより)】

そして、もう一つの原因は、沖縄周辺の海面水温が高いことです。
平年よりも2℃程度高くなっています。
台風が接近しておらず、海面がかき混ぜられないことが大きな原因です。
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【海面水温・平年差(気象庁HPより)】

暑いのが当たり前のイメージの沖縄ですが、
実は海風が入るので、極端な暑さになることは少ないです。
真夏の時期における最高気温の平年値は、那覇で31.9℃ですが、
名古屋33.1℃大阪33.7℃の方がずっと高くなっています。
ところが今月は海風が暖かいので、海風で気温が下がる効果が低いと考えられます。


ただ、この状況に変化がでてくるかもしれません。
気象庁発表の週間予報資料を見ると、
来週半ばに低気圧が沖縄の南に進む予想となっています。
もしかすると、この低気圧が台風4号になるかもしれません。
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【週間天気図(気象庁HPより)】

まだ1週間先の予想で大きくブレ幅がありますが、
予想通りに低気圧が進んでくると、熱帯の湿った空気が梅雨前線に供給され、
雨雲がより発達しやすくなります。

沖縄だけでなく、列島の広範囲で大雨になる恐れがあります。

最新の気象情報のこまめな確認をお願いいたします。


盛岡の大隅です。

きのう(28日)、山口県を含む九州北部地方と四国地方が梅雨入りしました。

西から雨の季節が始まっています。

 

きょうは夏鳥「カッコウ」についてです。

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撮影:Bakushu Tagayaさん


名前の通り、「カッコウ、カッコウ」と鳴きます。

カッコウは、ユーラシア大陸やアフリカから4月~5月頃、日本に繁殖のためにやってくる渡り鳥です。

全国的に見られますが、本州中部から北に多くいます。

そのため、カッコウの初鳴きを観測しているのは気象台は、盛岡、新潟、山形、福島、長野、宇都宮、富山、仙台の8か所だけです。

 

私の住んでいる盛岡市内でもカッコウの鳴き声を聞いた方がいます。

盛岡地方気象台のカッコウの初鳴きの観測は521日でした。

繁殖期のカッコウですが、実は自分で子育てをしません。

他の鳥の巣に卵を産み、他の鳥にヒナを育てさせる「たく卵」をします。

たく卵を行う鳥の仲間には、他にもホトトギス、ジュウイチ、ツツドリがいます。

なんとも不思議な習性ですね。

 

また、岩手県一関市の厳美渓には「かっこうだんご」という名物のだんごがあります

「空飛ぶだんご」としても知られています。


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岩手県一関市の厳美渓「かっこうだんご」

 

かごにお金を入れてロープでお店に送ると、だんごが入ったかごが降りてくるシステムです。

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写真:いちのせき観光NAVIより

 

なぜ「かっこうだんご」と言うのか、お店の方に聞いてみました。

お店の歴史は長く、明治時代の終わりごろにはあったそうです。

その頃、店の創業者がカッコウの物まねが得意だったため、次第に「かっこうじいさんのだんご」と評判になり、「かっこうだんご」と呼ぶようになったそうです。

 

「カッコウ」という鳥、いろんなエピソードがあり、気になる鳥です。

新緑の中、カッコウの声が聞きたくなりました。

 

大隅智子(https://www.weathermap.co.jp/caster/osumi-tomoko/

 

きょう、平年より8日早く、九州北部と四国で梅雨入りとなりました。
 

先日、テレビを見ていて、日帰りバスツアーに行ってみたいと思ったんですが、

この時期は予報士でも予約に困るものです。

今回、行きたいと思ったのツアーは、晴れてないと面白さが半減しそうなんですが、

何日か前にはキャンセル料がかかる。まあこれは仕方がないことです。

3・4日前ならある程度判断ができますが、今回は10日前からキャンセル料がかかってしまう。さらに梅雨間近。待ってたら予約がうまってしまうかもしれない・・・

 

この時期は天気予報の精度が下がるというのは、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。


(降水の有無の適中率例年値 気象庁HPより抜粋)

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(年平均)

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                                 (6月)  

年平均に比べて、6月は1週間先の精度が下がります。

 

と言うのを、一緒に行く相手に話しても、

「わかるけど、そこをプロの目でなんとかしてほしいとのご意見」・・・・



ごもっともです。

自分の現状というか限界が見えた瞬間でした。


まあ、私の予定がうまくいくかは置いといて、

気象庁は65日から新たなスーパーコンピューターを導入します。

簡単に言うと、計算能力が格段に上がって、より精度が良くなると期待されます。

今後の天気予報の精度向上は嬉しい事ですが、

予想が難しい時期だからこそ、経験と自己研磨で判断できる力をつけなければいけないと感じた瞬間です。

ちなみに、あす、あさっての雨。もしくは来週半ばの雨で、関東~中国地方も梅雨入りとなるかもしれません。

梅雨の時期は予報が変わりやすいので、ご予定を立てる方はこまめに確認するのがオススメです。

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河津です。
先日、毎日新聞にVR(仮想現実)やAR(拡張現実)を用いて災害をリアルに体験できるツールが取り上げられていました。

詳しくは記事内の動画を見ていただきたいのですが、浸水被害や火事、津波の現場を再現することで、これまでになかったリアルな臨場感の中で訓練を行うことができそうです。

特に、地震後に車で逃げようとして津波に遭ってしまうシーンは、だんだんと水位が上がってきて逃げ場がなくなる様子が感じられ、見ているだけでも焦りを感じてしまいます。

実のところ、私は大きな地震を体験したこともなければ、命の危険を感じるほどの荒天に巻き込まれたこともありません。
もちろんそんな経験はないのが一番なのでしょうが、防災に携わる者として、そういった経験もなく本当に被災された方に寄り添うことができるのかという思いに駆られることがあります。

ただ、被災の経験のあるなしに関わらず、この先の天災に備えるためには、事前に想定しておくことが何より重要だと思います。
想定をリアルに体験することができるVRやARのツールは非常に意義のある技術ではないでしょうか。

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この先の週間予報を見ると、梅雨入りの発表があった沖縄~九州南部だけでなく、全国的に雲が多い天気になりそうです。
もうすぐ6月で本格的な梅雨に入ると大雨になることも増えます。今のうちから想定しておきたいものです。



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