2019年02月

こんにちは!
自称日本一牛乳好きな気象予報士、森戸美唯です。
 
きょうは228日。2月最終日です。
他の月と2日しか違わないのに、もっと短く感じます。
 

天気予報的に言うと、きょうで冬は終わり

明日からは春です🌸

 

という事で、きょうは、平成最後の冬の振り返りをします!

 
まず、始まる前にどう予想されていたか。
一口に予報と言っても色々ありますが、今回は東京の気温と降水量に注目します。
 

最初に、欠かせない登場人物・エルニーニョ現象!

なんだか語感が面白くて言いたくなる名前の現象です笑
 
エルニーニョ現象とは、ペルー沖の海が暖かくなることで、バタフライ効果よろしく、世界的に影響を及ぼします。
日本では、暖冬で太平洋側の降水量が多い傾向になる現象です。
ちなみに、クリスマス付近に発生することが多かったため、スペイン語でキリストを意味するエルニーニョの名前が付いたんだとか。
 
昨年119(ぎりぎりクリスマス付近…?)、気象庁からエルニーニョ現象の発生が発表されました。

従って、エルニーニョの影響で暖冬、気温が高い予想がされました。

 
しかし、もう一つの特徴である「降水量が多い」とは予想されませんでした。
原因は、東日本太平洋側が高度1500m付近の高気圧に覆われやすい傾向にあったことです。
 
エルニーニョの多雨傾向高気圧による少雨傾向
相反する要素が揃い、予想が難しかった平成最後の冬。
 
 
実際はどうだったのでしょうか。
 
まずは、気温。
平年より0.9℃

予想通りの暖冬傾向でした。

たしかに、寒冬となった昨年に比べ、過ごしやすいと感じた方も多いのではないでしょうか。

まぁ、寒いもんは寒かったですけどね!

 
 
続いて、降水量。

平年の51%

こちらは、平年の約半分の降水量という結果でした。

平年と平均気圧を比べてみると…
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気圧が高い傾向があるのがわかります。
下層の高気圧傾向が色濃く出たということでしょう。
 
 
ということで、東京の平成最後の冬は
①エルニーニョ現象の影響で暖冬
②下層高気圧の影響で降水量が少ない
という結果でした!
 
明日から、新しい季節♪
平成最後の季節と同時に新元号最初の季節になります。

さてさて、どんな春になるのでしょうか🌸


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 森戸美唯

こんにちは、長谷部です。

先日、天気をモチーフにしたものがほしいなと町に繰り出しました。そこで見つけたのがこちら。雪の結晶のネックレスと雨のネックレスとイヤリングのセット。

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(本当の雨の形は肉まん型なのですが、この形でないと雨と認識してもらえないジレンマもありつつの購入)

そこで、気象予報士だとついつい天気モチーフのものを買ってしまうものなのかなと思い、ブログを担当している皆さんに呼びかけたところ、様々、集まりました!

伊藤予報士(https://www.weathermap.co.jp/caster/itou-mai/)からは、とっても可愛い雪の結晶の髪飾り。結構、購入してしまうそうですが、やはり、雪の結晶は、今も昔もモチーフになるものだなと思います。また、詳しくお話したいと思います。

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大隅予報士(https://www.weathermap.co.jp/caster/osumi-tomoko/)は、天気そのものの愛用バッグ。お仕事の話にはもってこい、ネタになりそうです。

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多胡予報士(https://www.weathermap.co.jp/caster/tago-anna/)は、ブログでの視点もさることながら、センスがある私生活を送っていました。雲のケーキとプレゼントにもぴったりだという星のクッキー。私も真似たい一品です。
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村木予報士(https://www.weathermap.co.jp/caster/muraki-yusuke/)からは、ランニング用スニーカー。靴の裏に雲が描かれていて、雲の上を走るような軽さと快適さをコンセプトにしているそうです。コンセプトを含め洒落ていますね。

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そして、津田予報士(https://www.weathermap.co.jp/caster/tsuda-sayaka/)からは、秋田の日本酒「青時雨」青時雨とは、青葉の木立から落ちる水滴を時雨に見立てた美しい季語です。こちらは村木予報士もついつい買ってしまったものだそうです。
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今回はほんの一例ですが、それだけでも多様な商品がありました。

身近で誰もがイメージすることが容易な天気というコンテンツは、商品開発の上でもアイディアの一つとして重要な位置を占めていることを実感しました。

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<気象庁ウェブサイトより>

河津です。
きのう気象庁からこの夏にかけての長期予報が発表されました。
6~8月(夏)の平均気温は、沖縄など南では平年並みか低め、北日本ではほぼ平年並みながらも若干低めの傾向がある予想になっています。これは現在発生しているエルニーニョ現象が夏にかけても続くことを加味しているようです。


今から夏の話をしても…という見方もあるのですが、そもそも「平年並み」という言葉もそろそろ賞味期限が切れているのではと考えています。
当ブログを普段からお読みになっている方ならご存知かもしれませんが、気象庁が用いている平年(値)という言葉は
平均的な気候状態を表すときの用語で、気象庁では30年間の平均値を用い、西暦年の1位の数字が1になる10年ごとに 更新している。
という方針で使われています。

今使われている平年は1981年から2010年までの平均で、2011年以降のデータは反映されていません。今年は更新されてから9年目にあたり、データとしてはやや古いものと考えることもできます。

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↑は横浜の夏の平均気温を10年ごとに表したグラフです。
平年値は24.4℃で、1991~2000年の平均とほぼ同じになります。2010~2018年の平均とは1℃近くの差があるのですが、3か月の平均で1℃というのは大きな差です。


2010年以降は気候変動が加速し、世界の平均気温を年々塗りかえているような状況です。
現在使われている「平年」にはそういったデータが反映されていないので、実感とズレが出る可能性があります。
前述の夏の天候で言えば、「平年並み」では涼しく感じ、「平年より低」ければ冷夏と呼べる状況になるかもしれません。

もちろん夏の天候が予想通りになるとは限りませんが、平年という言葉の持つ意味も考慮に入れながら対策をとる必要がありそうです。


毎年ある時期が来ると思い出す句というものがあります。

『晷れば 春水の心 あともどり』

冬から春へと移り行くこの季節、必ず思い出すのがこの句です。

麗らかな早春の日。
キラキラ光る春の陽を浴びた水面は、やわらかな表情を浮かべる。
しかし日が陰ると急に寒くなり、冷たい冬に逆戻りしてしまう。


雨水のこの時候、太陽の高さはもう春です。
その陽射しには冬とは違う力強さを感じることができます。
『春』を太陽の高度を基準に定義した場合、春分(3月21日頃)を真ん中にして
立春(2月4日頃)から立夏(5月6日頃)前日までになります。

一方、気温はまだまだ冬です。
日が陰ればあっという間に冬という現実に引き戻されます。
『冬』を気温を基準に考えた場合はどうなるか。
寒さの底である大寒(1月21日頃)を中心にその前後1ヶ月半づつ、つまり
大雪(12月7日頃)から啓蟄(3月6日頃)までと考えるのが妥当でしょう。

つまり今は「光の春」「気温の冬」という2つの季節が入り混じる季節なのです。
そしてどの季節の変わり目もそうなのですが、特に冬から春にかけては2つの季節が
最も激しくぶつかり合い、行きつ戻りつしながら進んでいきます。

そんなこの季節の特徴をわずか17字に凝縮した句。
気象の専門家でさえも、こんなに短く的確な表現ができる人は少ないのではないでしょうか。
さらに春への憧憬を春水に委ね、擬人的に表現することによってより強く想いを昇華させた一句。

父・虚子が認めたその才、ここにあり!


芦原

こんにちは。石上沙織です。
先日、兵庫県の城崎温泉に行ってきました。

冬の城崎は初めて。
地元出身の友人から「冬は雪が積もって風情があるよ」といわれ、楽しみにしていました。

ところが・・・
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・・・あれ?
雪、積もっていませんね。
空から落ちてくるものも、雪ではなく、雨です。

地元の人に聞いても、みな口を揃えて
「今年は本当に雪が積もらない!」
といいます。

調べてみたところ、城崎温泉のある豊岡市では、平年は20センチ近くの積雪があるとのこと。
昨シーズンは最大で48センチの積雪を観測していました。

ところが今シーズンは、昨年末に11センチの積雪があったものの、
今年に入ってからは積もっても数センチ、まったく積もっていない日の方が多いようです。

この雪の少なさ、城崎に限ったことではありません。
新幹線から見た富士山も、2月とは思えない雪の少なさ。

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他の地域はどうなのか?
2月21日現在の積雪量を平年と比べてみると…

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特に東・西日本では、平年より大幅に少なくなっています。

雪が少ないので、豪雪地帯の方にとっては楽なのかな?と思いましたが、
スキー場が営業できなかったり、イベントが中止になったり、除雪用品が売れなかったり…といった悲鳴が
あちこちから聞こえてくるそうです。

「多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ」とはよく言いますが、
雪も例外ではないようです。

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