2019年05月


こんにちは 多胡安那です。
 
世の中には、
”一見、何の関係もなさそうなのに実は共通点がある”といった類のものが沢山あります。
 

気象関係のことでいえば、
「雨雲レーダーと野球のスピードガン」や、「台風とニホンウナギ」がそう。



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雨雲レーダーとスピードガンは、
どちらもドップラー効果という物理現象を利用していますし、
台風とニホンウナギは、どちらも日本の南の海上、マリアナ諸島付近で生まれて
北上するという共通点があります。
 
 
ほかにも探せば驚くようなリンクがあるかと思いますが、
「汗とセーター」だとどうでしょう?
 
 
セーター
 
ジャンルは違いますが、英語で表記すると、sweat    sweater
綴りがとっても似ているんです。
 

さらに語源を調べてみると、
セーターは汗の派生語で、「本来は汗を出して体重を減らすために着用したもの」と
書かれていました。
 
 
冬のアイテムである「セーター」が、
夏をイメージする「汗」から派生していることに、言葉の果てしない広がりを感じます。
 
 
今週末も気温が高く、セーターどころか、シャツ一枚でも汗ばむ暑さとなりそうです。
本格的な雨のシーズンに向けて湿度も上がってきますので、
熱中症にはくれぐれもご注意ください。


多胡安那


こんにちは。
仙台から名古屋に来て約2ヶ月の冨永です。

名古屋の方が、午後3時以降に最高気温を観測することが多い気がします。


ということで、それぞれの最高気温を観測した時間を1時間ごとに分けて集計してみました。
(気象庁HPのデータを加工 2018年度分)

まずは仙台。

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午後2時台に最高気温を観測することが多く、次いで午後1時台となっています。
約7割が午後3時までに最高気温を観測していることがわかりました。

一方の名古屋は。

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最多は午後2時台で仙台と同じですが、二番目に多いのは午後3時台でした。
約4割が午後3時以降に観測しています。
やはり名古屋の方が仙台より遅い時間に観測することが多いです。


原因の一つに海風が考えられます。
海風の原理などについては以前の岡田予報士の記事
https://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/64745760.html)に詳しくありますが
日中、気温の低い海面から気温の高い陸地に向かって吹く風=海風が、
地上の気温の上昇を抑えてくれるのです。


海岸との距離を比べると、仙台はおよそ9.4km、名古屋はおよそ11.3kmで仙台の方が海に近いです。
しかもその海は太平洋に面していて、名古屋に最も近い伊勢湾とは海面水温が違います。
仙台に吹く海風の方が涼しく、影響が大きいと考えられます。


もう一つ。
こちらは三重県津のグラフです。

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最も多い時間は午後3時台。二番目は午後2時台であるものの、
午後5時台が名古屋と仙台に比べるとかなり多いです。
一年のうち半分以上が午後3時以降に観測されています。

津の観測地点は海からかなり近く(およそ820m)、海風の影響をもろに受けています。
海風から陸風に変わる“凪”のときに風が収まって気温が上がることがあります。
今月25日は午後6時6分に最高気温を観測しました。


前線の通過など、全般に風が強いと海風の影響も小さくなりますが、
自分の住んでいるところが「夕方に最も暑くなる可能性がある」とわかっていれば
その暑さに備えることができます。

気象庁のHPでは気温の推移をグラフで見ることができます。
  高温注意情報のページ (表示対象を「気温グラフ」にしてください)


「何時から何時」が暑いのか。
時間についても意識して熱中症対策をしたいですね。




冨永 幸

仙台の平野です。

沖縄・奄美が梅雨入りし、そろそろ九州でも梅雨の足音が聞こえる頃です。
これから始まる出水期を前に、きょうから、避難など住民が取るべき行動を5段階に分けた
「警戒レベル」の運用が始まります。

去年7月の、西日本を中心とした記録的な大雨「平成30年7月豪雨」。
この時、防災情報が多様かつ難解で多くの住民が活用できない状況だったことを踏まえ、
情報の意味を直感的に理解できるようにし、避難行動等を支援する目的があります。

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出典:内閣府ホームページ


警戒レベルは1~5まであり、
警戒レベル3で高齢者等避難、警戒レベル4で全員避難というのが原則となっています。
今後、気象庁が発表する、警報・注意報、土砂災害警戒情報、指定河川洪水予報などに、
順次、警戒レベルが追記されます。
なお、警戒レベルは、洪水、土砂災害、高潮、内水氾濫に適用され、津波は対象外となっています。
(※実際に避難勧告を出すのは自治体であり、気象庁は、現象がどの警戒レベルに相当するかを示す)

情報は、多ければいいというものではなく、いかに少なくして、有効なものを得られるか。
これは非常に大事なことだと感じています。
これは私たちマスコミにも言えることですが、
いくら情報を並べても、結局それが伝わらなければ意味がないわけです。

今回の取り組みは、ある種、情報を単純化したものといえます。
いろいろな意見はあると思いますが、具体的な行動につなげるには有効な手段であると思います。


長期予報によると、今年は7月と8月、梅雨前線や湿った空気の影響を受けやすく、
平年よりも雨が多くなる可能性が指摘されています。
大雨に遭遇する機会が、例年よりも増える可能性もあります。

新しい情報に慣れるまでには、多少の戸惑いはあると思いますから、
来たるべき出水期に向けて、私たちも情報を正しく理解できるように努める必要があると感じます。


平野  貴久

盛岡の大隅です。
先週末から全国的に異常高温になり、危険な暑さになりました。
きのう(27日)の及川藍さんのブログにあるように、今のうちからウォーキングなどの運動を始めて、汗を上手にかけるようにして暑さに慣れていきたいですね。
 
さて、今月24日はチリ地震津波から59年でした。
昭和35523日、南米チリでマグニチュード95の大地震が起きました。
その23時間後、津波が約18000キロ離れた三陸沿岸などを中心に押し寄せました。
遠くの海外で起きた地震だったため、津波の襲来は想定外でした。
岩手県の大船渡湾の津波は最大6mになり、大船渡市では国内最多53人の犠牲者が出ました。
大船渡市に残るチリ地震津波の供養塔です。
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チリ地震津波犠牲者供養塔 大船渡市西光寺

このお寺には、その他、三つの津波の碑があります。

左から「チリ地震津波(昭和35524日)」、「昭和三陸津波(昭和833日)、「明治三陸津波(明治29615日)、「東日本大震災(平成23311日)」です。
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大船渡市西光寺
繰り返されてきた津波の歴史が分かります。
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昭和三陸津波記念碑 大船渡市西光寺
チリ地震津波から51年後、東日本大震災が発生しました。
東日本大震災では、チリ地震津波の経験からすぐに高台に避難した人がいた一方で、チリ地震津波の時のように、自分の家までは津波は来ないだろうと逃げ遅れて犠牲になった人も多くいたそうです。
町には、チリ地震津波が到達した地点を示すプレートが道路に埋め込まれています。
しかし、東日本大震災では、この表示よりも広い範囲に津波が押し寄せたのです。
チリ地震津波の経験は、東日本大震災で明暗を分けることになりました。
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道路に埋め込まれたプレート 大船渡市
津波は、地震の発生場所や地形などによって、押し寄せる場所や高さも変わります。
「自然は恐ろしく、想定外の現象が起きるもの」と常に防災意識を持って、過去の教訓を生かしていくことが大切だと思いました。
 
大隅智子

 

 




こんにちは。及川藍です。

全国的に厳しい暑さが続いていて、きのう(26日)は北海道の東部で35℃以上の猛暑日となった所が多く、佐呂間町では39.5℃まで上がるなど、記録的な暑さとなりました。
急に真夏のような暑さとなったため、よけいに体にこたえます。

きょう(27日)も各地で5月としては記録的な暑さが続き、東北や関東甲信の内陸では35℃以上の猛暑日になった所もあります。引き続き、無理をしないで、こまめな水分補給を心掛け、部屋の中でも冷房を使って熱中症に警戒してください。

熱中症を予防するためには、できるだけ暑さを避けて、こまめに水分を取ることが大事になってきますが、暑さに備えた体にづくりも大切です。

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熱中症を防ぐために 日常生活での注意事項(環境省HPより)



汗ばむ陽気からだんだん夏の暑さになっていくにつれて、少しずつ体が暑さに慣れていくのをなんとなく実感したことのある方も多いかもしれません。

でも、これは本当に体に備わっている機能で、暑熱順化といい、暑い日が続くと体がだんだん暑さに慣れて汗を上手にかけるようになっていきます。

少し暑い環境での運動や作業を始めて3日~4日くらいで、汗をかくための自律神経の反応が早くなり、体が暑さに適応して体温の上昇を防ぐことができるそうです。

さらに、3~4週間経つと、汗に無駄な塩分を出さないようになり、熱けいれんや、塩分欠乏によるその他の症状が出るのを防いでくれます。

このため、熱中症は、暑さに体がまだ慣れていない梅雨の晴れ間や、梅雨明け直後など、急に暑くなる日に多くなる傾向にあります。


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2018年(5~9月)熱中症による救急搬送状況(総務省消防庁より)


暑さへの適応は、気候の変化よりも遅れるとされているため、暑さに備えて汗をかきやすい体づくりをしておくことが大事です。

じっとしていれば汗をかかないような時季から、少し早足でウォーキングをするなど、汗をかく機会を増やしていきましょう。

少し暑いと感じる環境で、ウォーキングなどの少しきついと感じるくらいの運動を、毎日30分くらい続けるといいそうです。これを始めて3~4日で体が暑さに慣れ始め、およそ2週間で暑さへ適応できる体になるそうです。



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この暑さが和らいだら、朝や夕方など涼しい時間帯などに、少し早歩きのお散歩をするなどして、無理をしないで夏の暑さに備えていきたいですね。


参考:
環境省 熱中症環境保健マニュアル
総務省消防庁


及川藍
運営会社:ウェザーマップ

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