19号雨量

河津です。
この度の台風19号によりお亡くなりになった方々に心よりお悔み申し上げます。 また、被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
まだ被害状況が明らかになっていない段階で今回の台風による豪雨のことを記事にするのは早計かもしれませんが、少しでも今後の糧になることを期待して振り返りたいと思います。

国土交通省が発表した資料によると、15日午前5時までに長野県や宮城県など7県・47河川で堤防の決壊が確認されています。
実際に今回の台風で雨量が多くなったのは神奈川県の箱根(1001.5ミリ)や静岡県伊豆市の湯ケ島(760.0ミリ)ですが、単純な現地の総雨量と河川への影響度合いには乖離があります。

特別警報-05
<画像はどちらも気象庁ウェブサイトより>

基本的な話ではありますが、雨がどれほど降るかは地形の影響も大きいため場所によって大きく異なります。
例えば特別警報発表の指標となる、「50年に一度の48時間降水量」を見ると、毎年大雨になる四国や紀伊半島では高い値になっている一方、今回被害が大きかった長野県では青や水色といった低い値になっています。
長野県では一番多い所でも総雨量は400ミリを少し超える程度でしたが、長野県にとっては100年単位でみるべき歴史的な大雨だったということです。それだけの雨は堤防を作る際にも考慮されていなかったのではないでしょうか。

また、住宅地などで大規模な浸水が起こっている茨城県の水戸市も、現地の雨量はそれほど多くはありませんが、上流で雨量が多かったために下流で決壊が起こり、大きな被害が出ています。2015年の関東・東北豪雨の際も同じだったのですが、現地で大雨になっていなかったことが判断を鈍らせてしまうかもしれません。

平成30年7月豪雨(去年の西日本豪雨)においても大規模な河川の氾濫がありましたが、これほどの大雨を堤防といったハード面だけで凌ぐことは不可能です。
また、実際に川の状況を見に行くこともできませんから、テレビなど受動的なメディアではもっと川の状況について報せる必要がありますし、スマートフォンなどでも主体的に近くの川の状況を調べることを強く推奨します。


さて、6年ほど執筆してきた当ブログですが、今回の記事をもって卒業することになりました。
今後はイレギュラーで記事をあげることもあるかもしれませんが、一旦の区切りとなります。
これまでお読みいただきありがとうございました。

河津真人(プロフィール)
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