こんにちは。山が好きな気象予報士 平地真菜です。

先日は富士山がきれいに見える箱根に行ってきました。

箱根といえば、温泉が有名ですが
その中でも特殊な大涌谷温泉について書こうと思います。
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(毎週富士山の写真を撮っている気がします。@駒ヶ岳山頂)


温泉の 3 大要素は「温度」、「湧出量」、「成分」と言われていますが、
箱根の温泉はどれも優れています。

箱根の源泉は、神奈川県内の源泉数642に対して369と半数を占めていて、『箱根全山十七湯』では、1日2万5千トンもの温泉が湧いているんだとか。

多すぎてよく分からない…
そういえば業務で何度も調べた『札幌雪まつり』で使う雪の量が3万トンだったような。

北では雪で固められ、一方で湯が沸いている、そんな地球が好きです。

話がずれました。
本題に戻ると、
箱根では、水量が安定している源泉とそうでない源泉があるようで、
『箱根二十湯』の大涌谷温泉では、昔から季節や天気によって供給量にばらつきがありました。

このため、蒸気造成泉の仕組みを活用していたそうです。

●蒸気井温泉とは
地下から吹きあがる、温泉成分を含む高温の水蒸気と地下水を混ぜてできる温泉。

 
キャプチャ2
水蒸気で温泉になる!? 衝撃です。
温泉とは、水という状態で地下から温泉街へ供給されているものだけだと思い込んでいたため、もともと想像していた温泉はこんなイメージでした。(下図)

 
キャプチャ

揚湯泉
地中にある源泉を機械の力を使って汲み上げるもの


   引用 箱根町HP
https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/6,580,17,121,html

ですが温泉法によると水蒸気も温泉と定められているようです。

"温泉"とは、地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス
(炭水化物を主成分とする天然ガスを除く)で、温泉源から
採取された時の温度が摂氏25度以上又は特定の物質を有するものをいう。 

つまり大涌谷では、少ない水量を補い温泉を造成することで、火山由来の良質な成分を含む温泉が供給できるのです。

皆さんが浸かったことのある温泉も蒸気井温泉かもしれません。

IMG_4386 (1)


(江戸時代まで地獄谷と呼ばれていた大涌谷
    近くで見られるロープウェイがおすすめです)

この蒸気のおかげで温泉に入れるのかと思うと、火山の息吹を感じられます。

箱根の温泉を楽しむ際は、ぜひ大涌谷にも寄ってみてください。

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