こんにちは、山口県の山崎です。
とある天気予報。
「あすの予想最低気温14度
あすの予想最高気温15度でしょう。」
この予報を聞いて、“あぁ、あすは一日気温が横ばいか”と思う方が多いでしょう。
そう思われた方は、次の日の夜に凍えて帰路につくことになるかもしれません。
実は、あすの予想気温は、0時から24時の間の一番低い気温と高い気温を予想している・・わけではありません。
正しくは、
「予想最低気温」:翌日0時から午前9時までの間の最低気温
「予想最高気温」:午前9時から午後6時までの間の最高気温
です。
つまり、翌日18時以降の気温は、予想に反映されないのです。
例を考えてみましょう。


(図1)気温は朝が最も低く、昼過ぎが最も高い場合
翌日の気温時系列が図1のように推移すると予想されたとします。
一番ポピュラーな形です。これは、
予想最低気温14度(午前0時~午前9時の間の最低気温)
予想最高気温20度(午前9時~午後6時の間の最高気温)と示されます。
(図2)朝よりも夜の方が気温が下がると見込まれる場合
これも、図1の場合と同様に
予想最低気温14度、予想最高気温20度と示されます。
最低気温は午前0時から午前9時のため、午後18時以降に14度未満になることは、予想対象になっていないんです。
そのため、予報が外れた!という印象が強くなりがちですが、考え方の都合やむを得ないことなんです。
では、この場合はどうでしょう。
これは、最低・最高気温ともに17度になります。
午前0時から午前9時の最低は、午前9時の17度。
午前9時から午後6時の最高は、午前9時の17度。
だからです。
一日の気温は“横ばい”とは対極の“右肩下がり”なのに、違和感ありますよね。
(実際に横ばいと予想されている時もあります)
それでは、一般の方は本当の最低気温を知れないのか。
これから天気予報をご覧になる時、予想最低気温と最高気温の差に注目してみてください。
この差が小さい(だいたい2度くらい)時は、あすは朝よりも夜の方が寒くなるパターンの可能性があります。
予想気温に騙されず、体調崩さないようにお気をつけください。
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【参考】
気象庁 予報用語
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コメント
コメント一覧 (2)
「そんなこと あたりまえじゃないか 小学生理科で習ったじゃないか」
なんですけれど、多くの人々は「そうではない 小学生時代に習ったことは 忘れた・・・」という人が多いようです。
どんな分野でも「一度聞いてわかるもの「」ではなく、繰り返し聞いて覚えていくものでして、例えば学生時代 朝礼で学校長の話、就職してからでも幹部職員・役員さんによる 繰り返し何度も 毎年同じ 訓示などでも言えることです。
「また 同じ 話しか・・・もう聞き飽きたよ・・・」
これぐらい繰り返し、聞き、訓示 されることによってそれを覚え「当たり前」に感じていくものです。簡単なことでも「繰り返し 記事として紹介していく」これが一番でしょう。
しかし苦慮したのが、こういったことの「家族への説明」。
私の家族のみんなは誤解していることが多いので、私は、天気予報を見ながらこういうことの説明補足等するのに苦労しております。