カテゴリ: 冬の話題
雨か?雪か?南岸低気圧
関東平野部に雪をもたらすのは、ほとんどが南岸低気圧です。今回もこの南岸低気圧が通過しました。
あす23日(火)から25日(木)頃にかけて冬型の気圧配置が強まり、この冬一番の強い寒気が流れ込む見込みです。東日本から西日本の日本海側を中心に大雪や猛吹雪のおそれがありますので、きょうのうちにできるだけ備えをお願いします。
初雪・初霜・初氷 どの順番?
「氷」は、その名のとおり氷点下まで気温が下がることが必須となり、霜よりも発生が遅くなることは容易に想像できますね。
山崎貴裕()
今の気温は何月並み?
といっても、まわりも見渡しても枯れ葉ばかりですが・・・。
山崎貴裕()
今週末は広い範囲で雪景色に
こんにちは、山形の兵頭です
一気に冬の足音が聞こえてきましたが、みなさん冬の準備はできていますか?
先日、11月18日(土)に、
長野(平年と同日、以下同)、松江(19日早い)、下関(22日早い)、福岡(30日早い)初雪の観測がありました
東北地方よりも早い、突然の雪に驚かれた方も多いのではないでしょうか
日本は今年の春から「エルニーニョ現象」が続いており、きょう(11月21日)発表の最新3か月予報では、この冬は暖冬で、日本海側の降雪量は少ないとされていますが、油断は禁物です
それは、3か月予報の解説資料を見ると、平年より冬型の気圧配置は弱いとしながらも、一時的に寒気の影響があるとしているからです
つまり、寒気が全く入ってこないのではないのです。
今は、平年よりも日本海の海面水温が高くなっているため、ひとたび寒気が南下すれば、暖冬といえども、大雪となる可能性もあります
今年、まだ初雪の観測がない山形では、県内の冬タイヤ装着率は45%(11月15日現在、山形河川国道事務所発表)に留まっています
しかし、いくら暖冬でも、いつまでも雪が降らないということはなく、今週末は西日本から北日本の日本海側には、上空1500m付近に-6℃という、平地でも雪を降らせるような寒気が南下し、積雪するところもあるとみています
太平洋側も上空1500m付近で0℃以下の寒気に覆われるため、標高の高い山や峠では積雪や路面凍結に注意が必要で、気温も真冬並みとなるでしょう
今回は、初雪で積雪するところも多くなりそうです
まだ、雪道の運転に慣れていない時期のため、特に注意したいですね
また、気温の変化にも注意が必要です
11月21日11時、気象庁発表の予報を見てみましょう
全国的に木曜日は10月並みの気温ですが、土曜日は真冬並みと大きく気温が変化します。
さらに、24日(金)天気予報です
こちらを見ると、雪マークがついている北日本でも最高気温が10℃以上になっています
日中暖かいのかなと、勘違いしそうですが、24日は寒気が流れ込んでくるタイミングのため、日本海側の最高気温は、23日から日付が変わってすぐの気温で、日中は気温が下がっていきます
このため、24日は、はじめは雨ですが次第に雪に変わる見込みで注意が必要です
また、風も強く、沿岸部では吹雪や猛吹雪の大荒れとなる所もあるでしょう
住民の皆さんはもちろん、観光などで北日本や日本海側へお出かけの際は
気象情報や交通情報を確認し、タイヤ交換、防寒対策をとったうえでお越しください