カテゴリ: チーム森田の”天気で斬る!”

 

秋田の津田です。 

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最近、仕事や個人的な用事で飛行機に乗る機会が多いです。
飛行機ファンの私にとって、機内と空港はテンションが上がる場所。
フライトの度に色々な発見があって心が躍ります。

最近気になったのがこちら。 
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滑走路に書かれた数字です。
上の写真は秋田空港のものですが、滑走路に「28」と書いてあります。
滑走路の反対側の端には、「10」という数字がありました。 

図4
▲秋田空港の滑走路イメージ。


この日は、「28」から「10」に向かって離陸しました。

実はこの「28」や「10」、方角を表したものです。
真北を基準に、方位を36等分して36方位であらわすことができます。

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▲気象庁『気象観測の手引き』より引用。一部加工。


36方位では、真北が36、真東は09、真南は18、真西は27です。
秋田空港の滑走路に書かれていた「28」は、西北西~西の方角を表し
滑走路の反対に書かれていた「10」は、東~東南東の方角を示しています。
先日私が秋田空港から乗った飛行機は、「28」の方位に向かって離陸したので、
西北西~西の方向に向かって飛び立ったわけです。

一般的に、飛行機は風上に向かって離陸・着陸します。
なので、滑走路とその土地で良く吹く風の向きが平行だと、
飛行機にとって都合が良いわけです。

実際に、秋田空港がある秋田県雄和のアメダスの風向(=日最多風向)を
2018年の1年分調べてみました。 

図2
▲気象庁アメダス、秋田県雄和の日最多風向。2018年分。


秋田空港で良く吹く風の向きと、滑走路の方角がほぼ一致しているのが分かります。

皆さんのお住まいの地域の空港では、滑走路にどんな数字が書かれているでしょうか?
数字から、その土地で良く吹く風の向きが分かりますよ。

さて、飛行機を含む交通機関は、次の三連休に台風19号の影響を受けそうです。

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今後の最新の情報をご確認ください。

 

気象予報士 津田紗矢佳
https://www.weathermap.co.jp/caster/tsuda-sayaka/


こんにちは 多胡安那です。

 これまでに何度か、宝石と気象に関するブログを書いてきました。

  
・サファイヤ×青空
・ルビー×紫外線
・アクアマリン×海と波
・トパーズ×霧
・パール×梅雨         などなど。



 宝石には昔から言い伝えや信じられてきたものがありますが、

それが気象現象とともに語られることも多く、毎回、意外な接点に驚かされます。


 
今回は10月が始まったことにちなみ、

10月の誕生石「オパール」について書いてみようと思います。

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    「価値がわかる 宝石図鑑」より引用。



まず、オパールという名前は、
もともとは「貴重な石」という意味を持つサンスクリット語のupalaに由来し、
それが古代ローマでopalus(オパルス)と呼ばれ、オパールに転じたと言われています。



オパールの一番の特徴といえば、虹色に変化するその色味。

これは「遊色効果」とよばれるもので、見る角度や光の入り方によって
異なる光彩を放ちます。


オパールの中には遊色効果のないものもあるんですが、
一般的に知られているオパールはこのタイプで、日本人に人気の宝石でもあります。


そんなオパールの遊色効果は、昔から多くのものに例えられてきました。

火山や銀河などの自然現象になぞられることが多いですが、
アラブの遊牧民、ベドウィン族の中では、”雷雨の時に空から降ってきたもの”だと
信じられていたんだそうです。

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                    東京都心の雷と虹(筆者撮影)



遊色効果がまるで稲妻のような光に見えたため、オパールには雷が含まれていると思われていたんだとか。

雷雲から降ってくる虹色の宝石。

10月の誕生石は、なんてドラマチックな石なんでしょう。


多胡安那


 盛岡の大隅です。

きょうから10月。

衣替えの季節ですが、全国的に日中はまだ暑い所が多くなっています。

東北でも25℃以上の夏日が多く、昼間は半袖でも過ごせる所もあります。

名古屋は31℃、東京や広島は30℃の真夏日の予想で、「10月なのに暑い」という感じですね。

1日11時最高気温

                        気象庁HPより


9月の平均気温を振り返ると、全国で平年より高くなりました。

特に西日本や東海地方では平年より2℃以上も高い所が多くなっています。

9月のふりかえり

                         気象庁HPより


先日発表された1か月予報によると、今後も暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温は平年より高くなりそうです。

九州から東北まで、高い確率が70%以上になっています。

1か月予想

                         気象庁HPより


遅れていた紅葉ですが、東北の山々ではようやく色づき始めました。

下記の写真は、岩手県で最も紅葉が早いと言われる「三ツ石山(みついしやま)」。

標高1466m、雫石町と八幡平市にまたがっています。

頂上付近は、カエデなどが赤に染まり、見頃になりました。
先週末は大勢の登山客でにぎわいました。

真っ赤な山を見ると、秋を感じますね!

八幡平市観光協会によると、例年より5日から1週間遅いということです。

10月上旬から中旬には、中腹付近も見頃になってくる見込みです。

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                   2019928日撮影 三ツ石山


北日本では、4日(金)からの雨を境に寒気が入るため、来週は気温が下がって紅葉が進んでいきそうです。

ただ、高温傾向は続くので、今年も全国的に秋の訪れが遅くなりそうです。

紅葉の遅れは、各地のイベントなどに影響が出るかもしれません。

 

 

大隅智子

https://www.weathermap.co.jp/caster/osumi-tomoko/

 


こんにちは、片山美紀です。

今月中旬の夏休みにシンガポールへ行ってきました。
熱帯気候に属した一年中、高温多湿の国。
さぞ蒸し暑いかと思いきや、3月~10月は「乾季」にあたり、 意外にも空気はカラッと。
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日差しは強く、アイスクリームもすぐに溶けるほどでしたが、
私の滞在中はスコールにも遭わず、 日本の方がムシムシとした熱帯の国のようだと感じました。


さて、この旅行へ行く前に周りから心配されたのが、台風です。
台風といえば、日本のはるか南で発生し、じわじわと北上しながら接近してくるイメージ。
日本からおよそ5000キロ南に離れ、熱帯の海に面したシンガポール・・・。
「台風の被害も日本より多いのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、実は、シンガポール付近では、台風の発生はきわめて少ないのです。

なぜかというと、台風ができるには、あるものが必要。

それが、コリオリの力です。
コリオリの力とは、地球のように回転するものの上で生じる力で、
北半球では進行方向を右へそらすように働きます。
この力が、台風の「渦巻き」を作るもとになります。

コリオリ力は、緯度が低くなるほど小さくなり、赤道上では働きません。

このため、台風の発生は、北緯5度より北の海域がほとんどです。

1951年~2018年にかけての台風の発生地点をまとめて表示した所、
台風の発生は、北緯5度~30度に集中しています。

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シンガポールの緯度は、北緯1度。 全く台風の影響を受けたことがないことはありませんが、
台風の被害がきわめて少ないと、現地の方も話していました。

このように風水害が少ないため、東京23区と同じくらいと言われる狭い国土に
ガラス張りの高層ビルが集中して立っていても問題ないのかもしれません。

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一方で、台風が最も集中して発生してきた北緯10度~20度の海では、
まもなく新たな台風が発生しようとしています。
10月に入っても、台風シーズンの続く日本。最新の情報にご注意ください。

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出典:国立情報学研究所 デジタル台風 資料室  http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/

片山美紀(http://www.weathermap.co.jp/caster/katayama-miki/

 先週、千葉県にボランティアに行ってきました。感じたことがたくさんあったので、今回は自身の備忘録としても、ここに書き残したいと思います。お付き合いいただければ幸いです。

 私が行ったのは、ボランティアの申し出を受け入れてくれた千葉北東部です。千葉県から銚子に向けて、電車で走っていくと車窓の風景はだんだんと変わっていきました。次第に倒れたビニールハウスや飛んだ屋根をビニールシートで直している家屋が増えていきます。また、斜めになったり、折れたりした木も見られるようになってきました。

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 現地では、台風の被害で倒れた巨木や枝などの撤去を行い、屋根の飛んだ家の家財道具の運び出しをしました。

 巨木は地元の人によると樹齢がかなり経っていた様で、撤去する際は中心部分が空洞化していました。同じ風速でも倒れる木とそうでない木がある、樹齢が長い木や病気になった木には注意が必要ということを改めて感じました。

 また、庭の枝や葉の撤去をしている最中に足を悪くして、自分では作業ができなくなってしまった方もいて、人の力が必要なことを実感しました。

 屋根が飛んでしまった家では、数日前の雨により、家財道具のほとんどにカビが生えていました。できるだけ早く運び出して、処理をすることが大切だと痛感しました。水分を含んだ物はとても重く、運び出すのは重労働です。

 そして、十数人で作業する中で、大人数で作業する効率の良さ、バケツリレーの素晴らしさに改めて気づきました。そして、屋根の修理や家の片付けなど、マンパワーが必要だということは絶対だという思いを持ちました。

 また、自身も停電を経験しながらボランティアに参加されていた方もいます。数日間の停電では、冷蔵・冷凍庫のものがすべてだめになったり、浄化槽が止まったり、ごみ収集がされず、臭いにも悩まされたといいます。被害にあわれた方はこのような負担もあります。

 今回、私ははじめての経験で、準備不足がありました。鋭利なものから足を守るインソールやヘルメットなど買える場所が限られているものがあること、ネット注文の場合は待つ時間が必要であること。

 想像以上に体力が必要で、私は普段デスクワークなので覚悟していくべきだということ。いくら湿度が低めでも、秋の強い直射日光の中、重いものを持ちます。水分がどんどん失われます。マニュアル通り2リットルの飲み物を持参してよかったと思いました。

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 被災した人、また、仲間の被災したボランティアさんとのコミュニケーションもあります。心のあり方や言葉一つ一つを気をつけなければならないと思いました。

 追記として、先日は、千葉南部にも行き、濡れた畳の運び出しや倒れた倉庫の復旧作業などを行ってきました。

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 ビニールシート張りのニーズは多いのですが、町の中を車で走っていると、その他の家や近隣の片づけなどもまだまだの状態でした。ボランティアセンターで作業を受け付けていることを知らない人も多く、お手伝いを申し出ることを遠慮なさって連絡されない方も多くいらっしゃるようでした。

 気象の面でいえば、今後、熱帯低気圧がどうなっていくのかが気がかりですし、10月になると最低気温が急激に下がっていきます。屋根や壁をビニールシートで覆ったままでは、寒い空気が室内にほぼ直接入ってくるのでその対策も必要になるのではと思いました。

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 今回感じたことをまとめましたが、今後は形を変えても自分にできることを考えていきたいと思っています。

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