カテゴリ: 台風

こんにちは。山口県の山崎です。

9日(水)10時時点で、台風6号・台風7号が発生しており、広範囲で荒天を及ぼしそうです。

<台風6号>
 台風6号


九州の西の海上を北上中で、九州が暴風域に、中国・四国の一部が強風域に入っているものと見られます。
発達した雨雲が中心付近よりもやや離れた所に位置しており、広範囲で非常に激しい雨や激しい雨がこのあとも降り、また台風の速度が遅いため、影響が長引くおそれがあります。
台風の反時計周りの風により、日本列島には南東風が吹きます。そのため、宮崎県や高知県など、南側や東側に開いた地域で雨量がかなり多くなる見込みです。

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10-3
 
10-09
 

また強風域が広いため、台風が遠ざかっても風の強い状態が続きそうです。雨が止んだとしても、飛来物によってケガをしたり交通影響は長く残りそうなので、外出の際は注意が必要です。




<台風7号>
 台風7号進路図
小笠原近海にあり、西寄りに進んでいます。
この先は、海面水温の高い領域を進んでくるため、台風が発達しながら日本列島に近づく見込みです。

台風7号海水温
 

ただ、14日の予報円は直径が800kmほどあり(つまり800kmくらいがズレる可能性がある)、予想の誤差が大きい状況です。15日以降の見通しも不透明です。
これは台風本体を動かす風が弱いためで、見通しを立てづらいことが要因です。

日本列島に近づくとしたらお盆の時期と重なり、多くの人の帰省の足に影響が出る可能性があります。
交通情報と合わせて、最新情報の確認が重要になってくるでしょう。



※本記事の内容は全て8月9日(水)午前10時30分時点の予想に基づいています
台風情報は、必ず最新のものをご確認下さい。
※8月9日 午後2時22分に誤字を一部修正しました。

※この記事は9月19日(月)8時時点の情報で作成しています。

高橋です。
午前8時現在、大型の強い台風14号は北九州市付近を北上中。九州北部や中国・四国の西部が暴風域に入っています。
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台風14号は18日(日)19時ごろ、鹿児島県鹿児島市付近に上陸しました。
上陸時の中心気圧は935hPa。上陸時の中心気圧としては、大きな被害が出た平成5年台風13号(930hpa)に次ぐ、過去4位(※)の低さでした。

※参考記録である室戸台風(911.6hpa)と枕崎台風(916.1hPa)を除く

 

大雨や暴風、高波に厳重警戒を
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鹿児島県に発表されていた暴風・波浪特別警報は、19日(月)8時に波浪警報・強風注意報に切り替わりました。一方、宮崎県の大雨特別警報は発表が継続されています。⇒19日(月)11時、宮崎県の大雨特別警報は大雨警報に切り替わりました。

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宮崎県美郷町神門では、降り始めからの総雨量が1000ミリ近くに達しています。
九州ではこれまでに降った雨で土の中の水分量が極めて多くなり、土砂災害の危険度がかなり高い状態が続いています。土砂災害の危険性がある場所からは離れ、身の安全第一の行動を継続してください。


19日(月) 西日本で長い時間続く暴風雨
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「大型」で影響範囲が広いうえに速度が遅いため、19日(月)は九州北部・中国・四国を中心に長い時間暴風雨が続くおそれがあります。午後は近畿でも風が一段と強まりそうです。
屋内では窓から離れた場所で過ごすなど、できる限り安全確保に努めてください。
なお九州北部、中国地方、四国では19日(月)日中にかけて、近畿では20日(火)午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もあります。
 

19日(月) 台風から離れた地域にも影響
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また、台風が持ち込む暖かく湿った空気の影響で、台風本体から離れた地域でも所々に活発な雨雲がかかっています。台風から離れていても太平洋側を中心に急な強い雨や雷雨、突風に注意が必要です。


20日(火) 列島縦断か
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台風は19日(月)夕方以降は次第に速度を上げ、20日(火)にかけて北陸・東北方面へ進む見込みです。20日(火)夜には三陸沖で温帯低気圧に変わる予想です。
 
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20日(火)になると雨の中心は徐々に東へ移りますが、全国の広い範囲で暴風や強風のおそれがあります。
 
これから台風が近づく地域は、屋外の物を片付ける、窓ガラスを補強する、万が一の停電も想定して備蓄の確認をするなど早めに対策を行いましょう。


高橋亜弓

こんにちは。
田崎麻友美です。

きょ(8)フィリピンの東で台風12号が発生しました。
発達しながら来週にかけて沖縄付近に進む可能性があるので、今後の動向に注意が必要です。
台風画像
先週から今週にかけても台風11号が発生し、九州では避難指示が出て避難をした方々もいました。
そして今後、
10月にかけて台風が発生しやすいシーズンが続きます。今のうちに非常用品や非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。→災害の「備え」チェックリスト

私も災害時に備えて非常用品の準備はしていますが、いざ避難すると想定して「飼っているペットはちゃんと一緒に避難できるのだろうか?」と疑問に思いました。

そこで調べてみると、環境省は飼い主と一緒に避難をする『同行避難』を呼びかけています。
ペットの命を救う目的もありますが、ペットがいるからと避難を躊躇する人に対し避難を促す目的もある様です。
また、一度は避難をしたものの、ペットを心配して自宅に戻り、災害に巻き込まれてしまった事例も過去にあります。最初から一緒に避難すれば安心です。

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ただ、全避難所でペット受け入れが可能という訳ではないので、受け入れ可能な避難所を事前に調べておく必要があります。また避難所によってはケージやワクチンの証明書が必須だったりします。こういったものを事前に準備していないと、避難できない可能性があるので、お住まいの地域の自治体に問い合わせておくと確実です。

また、以下の様なペットの避難セットの準備も必要です。
■療法食、薬
■ペットフード、水 
(最低5日分)、食器 
■キャリーバッグやケージ 
(猫や小動物には必須)
■予備の首輪、リード(伸びないもの)
■ペットシーツ
■排泄物の処理用具やトイレ用品 など

人間のものは準備万端でも、ペットの分の水を忘れていたなどならない様に気をつけましょう。
災害時、人間の支援物資は早めに届いても、ペットのものはなかなか届かないといったことも考えられます。

そして周囲とのトラブルを防ぐためにも、普段からケージなどに入れて慣らす、決められた所で排泄をする、人に攻撃的にならないなど、基本的なしつけをしておくことも大切です。
家族であるペットを災害から守るためには、事前の準備が必要不可欠となりそうです。


田崎麻友美
プロフィール

参考:環境省「災害、あなたとペットは大丈夫?」

こんにちは!

日本一牛乳好きな気象予報士、森戸美唯です!

 

突然ですが、Midjourneyという画像生成AIをご存知ですか?

 

文章を与えると、それを元に絵を描いてくれるAIです!

まさにAI画伯!🎨

そのゾクゾクするイラストがSNS界隈を騒がせています👀

 

 

例えばこんな感じ。

 

AIなら、この世の画家達が描いてくれない題材も、描かせることが出来ます。

 

「牛乳を崇める人々」


ネタのつもりだったのに、ガチのやつきた…!

少しこわい…!

 

Twitterをやっている方は#midjourneyで検索してみてください!

もっとスゴイものがゴロゴロ出てきますよ👀

 

 

 

今回は、このMidjourneyに天気にまつわる絵を描いてもらったので、

紹介していきます♪

 

 

 

まずは、「最初」ということでこちら。

「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ」

知る人ぞ知る、日本最初の天気予報です。

 


意味深…!

左奥にあるのは山でしょうか?

しかし、本来なら、その後ろに描かれるべき雲が手前に描かれています。

どういう意味だ…

まあ、AIなので、作者の秘めた思いなんて存在しない、というのがAI画伯の特徴ですw

 

 

 

 

次に、

「日本の気象庁のマスコットキャラクター」

 

実際には、晴れマークがキュートな「はれるん」ですが…

図1気象庁HPより)





左の子はまさかの雨オンリー!!笑

でも、なかなか憎めない顔をしています笑


右の子は、よく見ると、着物のようなものを着ています!

「日本の」と入れたからでしょうか?

ただ、少し闇があるような…w

 

気象庁さん、

この2人、新しいマスコットとしていかがですか?笑

 

 

 

 

次は、AI画伯が得意な題材を描いてもらいました!

 

まずは「神」

「天気の神」というワードのみを与えた結果がこちら!

 


AIが描いたとは思えない威厳よ。

積乱雲の中にこんな神様がいるのかも、と思わせてくれる一枚です。

 

 

 

得意な題材 その2 「ねんどろいど」

ねんどろいどとは、グッドスマイルカンパニーが販売している手のひらサイズのフィギュアシリーズのことで、2.5等身にデフォルメされたデザインが特徴です。

 

AI画伯は、これが得意という情報を入手したので、早速描いてもらいました!

 

「気象予報士のねんどろいど」

 

か、かわいい…!

正直、私にストライクです(〃ノωノ) 

主に、口の辺りが!!(同士がいるはず)

この子と同業と思うと、嬉しくなっちゃいますね♪

 

 

 

 

 

そして最後!

予報士としては、この技術を防災に役立てたい所です。

ということで、台風11号に関する注意喚起を題材に描いてもらいました。

AI画伯用に少し手を入れましたが、情報自体は正確です。

 

「台風が近づいている。西日本では、暴風やうねりを伴う高波や高潮、土砂崩れに警戒。気象庁は、特に九州で警戒が必要だと呼びかけている。」


 

徹底的にリアルな地上と、そこに迫る非現実的な何かのコントラストが印象的です。

渦を巻いているものが、雲なの高波なのか。

私たちの生活に迫る自然の試練が、しっかりと表現されています。

 

 

 

以上です!

この技術が、縁遠いアートと天気予報を繋ぐ架け橋に…

いや、アートの話を始めると長くなるからやめましょう←

楽しんで頂けていたら幸いです♪


森戸美唯

台風14号が、東シナ海にあり、ゆっくりした速度で東南東に進んでいます。
この台風がポンプのような役割になり東側にのびる前線に雨雲を送り込んでいます。そのため台風が近づく前から西日本を中心に雨が降りだしています。

 1-雲画像

台風の勢力はピーク時と比べると幾分衰えていますが、強風域の大きさは、ここ1日あまり変化はありません。
あす16日(木)以降、進路を東寄りに変えて、急加速して日本に近づいてくる見込みです。
午前9時発表の進路予想では、17日(金)午前9時までには温帯低気圧に変わる予想ですが、注意点が2つ。
・温帯低気圧になってからの方が、気圧が下がること
・温帯低気圧に変わっても、日本列島に近づく可能性があること

2-台風進路9時(加工)

進路予想は台風に関してのものなので、温帯低気圧に変わる場合その先に予報円は表示されなくなります。
これは台風が無くなるわけではなく、構造を変えて日本に近づくということです。
決して油断はできません。


つまり、あさって(金)~土曜日頃にかけて全国的に警戒が必要ということです

 
西日本は金曜日、東日本・北日本は土曜日に、暴風や大雨のおそれがあります。
台風本体の雨雲は日本の北を進む可能性が高く、その際、西日本では暴風への警戒が必要です。

植木や物干し竿など飛ばされ、自分が加害者になることもあり得ます。
また風台風の場合は海の塩が飛散して塩害ということも考えられます。
飛ばされやすいものは室内に、また農作物への備え、停電対策なども行うと良いでしょう。

3-雨風予想

4-雨風予想

5-雨風予想


一方、北陸や北日本は、土曜日ころ低気圧周辺の雨雲が近づき荒れた天気となるおそれがあります。
低気圧の速度が速いため停滞するタイプの雨というより、短時間で強烈に強まることが懸念されます。
急激な河川の水位の上昇や土砂災害に加え、農作物への影響も心配です。
台風が来るまでには、まだ時間があります。
以前も書きましたが、自分の命を守るのは自分です。

決して他人事とは思わず、大雨や避難勧告などの情報の入手方法、いざという時の避難先は確認しておいた方が良いでしょう。


◆警報・注意報 https://www.jma.go.jp/jp/warn/

 

◆危険度分布

どこで土砂災害、浸水害、洪水の危険度が高まると予測されているかを地図上で表示

(土砂災害)https://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/

(浸水害)https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/inund.html

(洪水)https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html

 

◆雨雲の動き https://www.jma.go.jp/jp/highresorad/

 

 

 

※なお、いずれの内容も、15日(水)1000分時点のものです。

必ず最新の気象情報をご確認ください。

 

参考)気象庁ウェブサイト

画像)ウェザーマップより

 

山崎貴裕(http://www.weathermap.co.jp/caster/yamazaki-takahiro/)


運営会社:ウェザーマップ

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