ゼロカーボンとは?
都道府県別のCO2排出量を見てみましょう。
全国的にみても北海道は上位に入ります。
(=再生可能エネルギーを創り出すポテンシャル)が高いんです!
北海道はマフグがとれているようですが、
この10年ほどで漁獲量が大幅に増えています。
こんにちは、名古屋の太田です。
この一週間ほどでぐっと季節が進みましたが、
先日、もっと寒~い南極への旅を疑似体験できるある場所に行ってきました。
それがこちら、名古屋港ガーデンふ頭にある「南極観測船ふじ」です。
全長100m、オレンジ色の船体はとても存在感があります。
南極観測船ふじは、南極観測を支援するために建造された日本初の本格的砕氷船で、
1965年から18年間活躍し、南極観測隊と食料や燃料、建築資材や観測機器など、
南極観測に必要な物資の輸送を行いました。
当時の食堂や…
(机やいすは床に固定され、机の縁には食器が床に落ちないようストッパーがつけられています)
士官寝室や…
理髪室…
なんと医務室まで!乗船者約240人の健康を預かっていました。
盲腸の手術などもしていたそうです。
臨場感がありすぎて、たまにいるマネキンに驚くこともしばしば。
南極観測なんて憧れる!という気持ちもありますが、その旅はとても過酷だったようです。
というのも、およそ5か月かけて東京から約1万4千キロ離れた南極の昭和基地に辿り着くためには、熱帯の赤道や荒れ狂う暴風圏を通過しなければなりません。
南極大陸を取り囲んでいる海域はほとんど一年中強風が吹き、
「咆える40度、狂える50度、叫ぶ60度」と呼ばれるほどの大波が立っているそうです。
この南緯60度を超えると氷海となります。
暴風圏を通過したのち南極へたどり着くためには、
とにかく氷を砕いて進むことが何よりも重要です。
私は船の先端に大きなプロペラでもついていて、砕きながら進むのかと思いましたが、
砕氷の方法はなんと…
船ごと体当たり!!
氷の厚さが約80センチ程度であれば、
船を前後左右に揺らしながら氷を割る“トリミング”という方法がとられます。
ところが南極周辺の氷はもっと分厚い。
氷が厚くて割れないときは、200mくらい後退した後に最大馬力で前進し、
氷に体当たりしながら氷に乗り上げ、
船の重みで氷を砕く「チャージング」航法で進みます
(現在はラミング航法と呼ばれています)。
最も多かった第13次隊では、6,737回も行ったそうです…!
暴風圏を通過するだけでも過酷なのに、
体当たりによる衝撃もものすごいものだっただろうなぁと想像できます。
南極の観測は当初は南極そのものを調べることが目的でしたが、
長年の研究の積み重ねにより、地球規模での大気中の二酸化炭素の増加傾向や、
南極海の海水温度の上昇などが解明され、人類の存続に関わる大切な役割を担い続けています。
現在の南極観測船は「しらせ(二代目)」で、今月10日に第63次隊が出発したばかり。
あまり大きく報道されることはありませんが、これからも南極観測船の活躍を見守りたいと思います。