カテゴリ: 冬の話題

こんにちは。秋田の津田です。

私の実家は山口県にあるのですが、
帰省するときは、毎回飛行機を利用しています。

飛行機ファンの私としては、空港滞在時やフライト中は結構忙しい。

展望デッキで滑走路を眺めるのはもちろん、
飛行機の窓からの景色を食い入るように見ているので
長距離フライトもあっという間に終わってしまいます。

 

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JALで今年9月から導入されたエアバス機。羽田空港にて。

 

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▲いまは空から紅葉を堪能できる

 

そんな飛行機ファンの私が、先日の帰省時、ふと気づいたのです。

「山口宇部空港と秋田空港、滑走路の色が違う……!」

 

空港比較

山口宇部空港の滑走路は、白色のラインなのに対して
秋田空港は黄色のライン。

どうして色が違うのか。
飛行機ファンとしては、疑問を疑問のままにしておけない!
大好きな飛行機・空港のこと、もっと知りたい!!
思い余って、秋田空港管理事務所に問い合わせました。

ラインの色の秘密は、「雪」がポイントとなるそう。
滑走路のラインが白いと、雪が降った時にラインが見えづらくなってしまいます。
このため、降雪時でも識別しやすいよう、
雪国では黄色のラインを採用している空港が多いそうです。

また、秋田空港では除雪にも力を入れています。

 

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ボンバルディア機の奥にずらりと並ぶ除雪車は、
「雪戦隊なまはげ」の愛称で呼ばれる除雪隊。
1回の除雪30分以内」を目標に、飛行機の安全運航をサポートしています。

秋田空港には、雪国だからこそ見られる景色があります。
秋田空港を利用される際は、滑走路のラインの色、
雪戦隊なまはげの勇姿にも、ぜひ注目してみてください。 

気象予報士 津田紗矢佳
https://www.weathermap.co.jp/caster/tsuda-sayaka/

盛岡の大隅です。

きょう(12日)は、前橋気象台から浅間山の初冠雪が、宇都宮気象台からは男体山の初冠雪が発表されました。

浅間山の初冠雪は平年より15日遅く、男体山の初冠雪は平年より13日遅くなりました。

今年は各地で初冠雪が平年より遅くなりましたが、季節は着実に冬に進んでいます。

きょう10時ごろ、盛岡市内で虹が現れました。

ちょうど雲にかかっています。

20191112盛岡の虹トリミング

   20191112日盛岡にて 撮影:松木世以子さん

今の時期の虹を「しぐれ虹」と言います。

晩秋から初冬にかけて、晴れたかと思うとまた曇り、曇ったかと思うとまた晴れる、降ってはすぐ晴れるような雨の時によく現れます。

けさは冬型の気圧配置になり、岩手県はまさにしぐれる天気になりました。
201911129時天気図













日中は冬型もゆるんで高気圧に覆われてくるため、広い範囲で晴れて、小春日和になりそうです。
ただ穏やかなのもあすまでです。

14日(木)の夜から15日(金)は、冬型の気圧配置が強まり、今季一番の強い寒気が流れ込んでくる見込みです。

平地で雪の目安となる1500m付近の-6度以下の寒気が東北北部まで南下する予想です。

青森や盛岡などでは、遅れていた初雪の便りが届きそうです。

また、北日本では、山間部を中心に一気に積雪が多くなりそうです。

15日の寒気予想

雪用タイヤ、長靴、雪かき用スコップなど、雪への準備をあすまでにしておいた方がよさそうです。

雪に慣れている地域でもシーズンはじめは、雪道や路面凍結によるスリップ事故が増える傾向があります。

雪道や凍った道路では、必ず冬用タイヤを装着し、スリップ事故に十分ご注意下さい。


大隅智子

https://www.weathermap.co.jp/caster/osumi-tomoko/ 




「今年の冬って寒いの?」
立冬が過ぎいよいよ冬が近づいてきた日、友人に聞かれました。

気象予報士なのでこういうことはよくあります。
しかし普段予報業務をやっていないので、実は予報のことはあまり詳しくありません。
もちろん調べればわからなくはないのですが、普段はそんなことは気にしていないので突然の質問は困ります。

内心「冬って基本的には寒いものだろ。」と思いつつも答えられないのも悔しいので、こういう場合はとりあえず「暖冬」と答えておきます。
これが気象業界にはびこる『とりあえず暖冬』という悪しき風習です。
冬がどうなるかよくわからなければ、とりあえず暖冬と答えておけばだいたい当たるだろうという安易な考えです。

過去19年の東京の冬(12月~2月)を調べると、

暖冬 (平年値+0.5℃以上)   10回
並   (平年値+0.5℃~-0.5℃)6回
寒冬 (平年値-0.5℃以下)     3回

という結果でした。

まあ、当たり前と言えば当たり前です。
年々平均気温は上がっているのに平年値は過去30年の平均値を使っているのだから、過去の寒かった時代の値に比べれば高くなることが多いでしょう。

さらに10年刻みで見ると終わりの方(つまり2009年や2010年など)が暖冬傾向にあります。
これも当たり前で、平年値は10年毎にしか見直さないので、終わりに近づくほど平年値より高くなる傾向となるわけです。

というわけで2019年の今年の冬も、とりあえず「暖冬」と答えました。
まだ寒候期予報をチェックしていないので何とも言えませんが、もし寒い予報だったらどうしよう・・・。
すぐに訂正するべきか。

『否!』

そんなめんどくさいことはしません。
なぜなら友人はその実、冬が寒いかどうかなんてたいして気にしていないからです。
私が気象予報士という事を知っていて、会話のついでにしただけのことだからです。
天気予報なんてそんなもんです。


事実、以前こんなことがありました。
別の友人から同じようにその冬の天気を聞かれ「暖冬」と答えた私はハラハラしながら冬を過ごし3月を待ちました。
結果、予想は当たりました。

「ほらな。言った通り暖冬だったろ。」
得意気な私に対し、その友人はポカンとしながらこう言いました。
「ふーん、そんなこと言ってたっけ。 それより桜はいつ咲くの。」

そんなもんです。


まだ満開の時期は1ヶ月近く先でしたが、見ごろとなるであろう土日を予想し教えてあげると友人は、
「で、天気的にはその土日ならどっちがいいの?」

私「・・・・・」
心の声「そんな先の天気わかるわけないだろ!」



芦原

國本未華です。

以前から気になっていた東京都板橋区にある植村冒険館へ行ってきました。
有名な登山家・冒険家である植村直巳さんに関する資料が展示がされています。
(43歳で遭難するまでの約15年間、植村さんは日本では板橋区内に住んでいたそうです。)

植村直巳さん。
29歳のときには世界最高峰エベレストに日本人として初登頂。マッキンリーにも単独登頂。
30歳で、日本列島3000キロを徒歩で縦断。
33歳~35歳で、北極圏1万2000キロ犬ぞりの旅に成功。
37歳で世界初、北極点単独犬ぞり到達に成功。
   さらに世界初、グリーンランド3000キロ縦断。
そして43歳。冬のマッキンリー単独登頂という世界初の偉業を成し遂げた後、消息不明に。
その約2ヶ月後、前人未踏の偉業をたたえられ国民栄誉賞を受賞。


植村冒険館では、北極での暮らしと旅の様子が写真とともに紹介されていました。
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ホッキョクグマに襲われたこともあったそうです。
また過酷な旅で、そりをひいていた犬が死んでしまったことも。
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現在地はこの器具で太陽や月、星の位置から割り出すそう。曇りの日は現在地不明だそうです。
イメージ 3

イメージ 4

犬ぞりは現地の村で作ってもらったそうですが、板の組み立てに釘は使われていません。
釘で固定すると、氷のデコボコ道を通った時にそりが壊れてしまうため、緩みを持たせたひもで結んであるそう。

極限状態でもなお前へ進み続けるという…不屈の精神力には驚嘆するばかり。
北極や南極に思いを馳せることが好きな私ですが、北極圏で単独行動だなんて考えただけで失神しそうです。
植村さんは、地球を、自然を、全く違った視点からとらえている方なのでしょうか。

さて、日本列島には北極を根源とする強い寒気が流れ込んでいます。
寒気は第一級の強さです。
日本海側平地でも雪が積もっていて午前11時の積雪は新潟30センチ、富山11センチ、金沢9センチなど。
太平洋側の名古屋でも平年より2週間早く初雪が観測されました。

西日本日本海側はあす朝まで、北陸や北日本はあす昼前まで大雪の所がありそうです。
シーズン初めの大雪です。車の運転などはより慎重になさってください。

(※掲載写真は植村冒険館内。許可を得て掲載)

日々の天気予報はこちらから確認を!→http://weather.yahoo.co.jp/weather/video/
國本未華 プロフィールhttp://www.weathermap.co.jp/caster/kunimoto-mika/

あすは東京都心で初雪となる可能性がでてきました。

かねてから、週間予報では9日(金)に天気が崩れる予報でしたが、
先ほど、10時40分に気象庁から雪に関する関東甲信地方気象情報が
発表されました。

関東ではあす未明から午前中にかけて、広い範囲で雪となる見込みです。
予想されている降雪量は
南部の平野部で5センチ、
北部で10センチ、
東京23区で1~3センチなどとなっています。

ちょうど通勤通学の時間帯と重なるため、影響が懸念されます。
余裕のある行動と今後の気象情報に留意ください。

片山由紀子

参考情報・・・
あす9日の降雪状況は、
去年(2008年)1月23日の天気図、上空寒気と非常に似ています。
こちらをご覧下さい。
http://www.weathermap.co.jp/kishojin/diary/200801/index.php

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