カテゴリ: 秋の話題


こんにちは 多胡安那です。

 これまでに何度か、宝石と気象に関するブログを書いてきました。

  
・サファイヤ×青空
・ルビー×紫外線
・アクアマリン×海と波
・トパーズ×霧
・パール×梅雨         などなど。



 宝石には昔から言い伝えや信じられてきたものがありますが、

それが気象現象とともに語られることも多く、毎回、意外な接点に驚かされます。


 
今回は10月が始まったことにちなみ、

10月の誕生石「オパール」について書いてみようと思います。

IMG_2985
    「価値がわかる 宝石図鑑」より引用。



まず、オパールという名前は、
もともとは「貴重な石」という意味を持つサンスクリット語のupalaに由来し、
それが古代ローマでopalus(オパルス)と呼ばれ、オパールに転じたと言われています。



オパールの一番の特徴といえば、虹色に変化するその色味。

これは「遊色効果」とよばれるもので、見る角度や光の入り方によって
異なる光彩を放ちます。


オパールの中には遊色効果のないものもあるんですが、
一般的に知られているオパールはこのタイプで、日本人に人気の宝石でもあります。


そんなオパールの遊色効果は、昔から多くのものに例えられてきました。

火山や銀河などの自然現象になぞられることが多いですが、
アラブの遊牧民、ベドウィン族の中では、”雷雨の時に空から降ってきたもの”だと
信じられていたんだそうです。

キャプチャ
                    東京都心の雷と虹(筆者撮影)



遊色効果がまるで稲妻のような光に見えたため、オパールには雷が含まれていると思われていたんだとか。

雷雲から降ってくる虹色の宝石。

10月の誕生石は、なんてドラマチックな石なんでしょう。


多胡安那


191002_仙台

きょうの仙台の空


仙台の平野です。

宮城県内は、ここ数日、穏やかな晴天が続いています。
時期的なものもあって、「これは秋晴れと言っていいんだよね?」と、
最近よく聞かれるようになりました。

気象庁の用語の定義では、秋晴れは「秋のよく晴れわたった天気」となっていますから、
秋晴れと言っても問題はありません。
ただ、私が少し引っかかるのは、秋晴れにしては暑すぎるのではないか、ということです。

移動性の高気圧に覆われ、空気は乾き、風が吹けば涼しい。
そんな天気は、「秋晴れ」と言うのにふさわしい天気だと思いますが、
月曜日からきょうまでの仙台の最高気温は、29.2℃、28.0℃、28.9℃。
秋晴れと言うには気温が高すぎやしないでしょうか。

10月にもなれば、台風は、日本の東の海上を北東へ進むことが多くなりますが、
今ある台風18号は、東シナ海を北上しています。
夏の高気圧に押し出されるような形になっているためで、暑いのもうなずけます。


この台風が過ぎ去ると、今度は上空に冷たい空気が流れ込みます。
来週はじめは、違和感なく「秋晴れ」と呼べる日が来そうです。

10月2日12時実況天気図

きょう12時の実況天気図

10月6日の暖気・寒気


          10月6日(日) 上空1500メートル付近の気温


平野 貴久
https://www.weathermap.co.jp/caster/hirano-takahisa/

 盛岡の大隅です。

きょうから10月。

衣替えの季節ですが、全国的に日中はまだ暑い所が多くなっています。

東北でも25℃以上の夏日が多く、昼間は半袖でも過ごせる所もあります。

名古屋は31℃、東京や広島は30℃の真夏日の予想で、「10月なのに暑い」という感じですね。

1日11時最高気温

                        気象庁HPより


9月の平均気温を振り返ると、全国で平年より高くなりました。

特に西日本や東海地方では平年より2℃以上も高い所が多くなっています。

9月のふりかえり

                         気象庁HPより


先日発表された1か月予報によると、今後も暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温は平年より高くなりそうです。

九州から東北まで、高い確率が70%以上になっています。

1か月予想

                         気象庁HPより


遅れていた紅葉ですが、東北の山々ではようやく色づき始めました。

下記の写真は、岩手県で最も紅葉が早いと言われる「三ツ石山(みついしやま)」。

標高1466m、雫石町と八幡平市にまたがっています。

頂上付近は、カエデなどが赤に染まり、見頃になりました。
先週末は大勢の登山客でにぎわいました。

真っ赤な山を見ると、秋を感じますね!

八幡平市観光協会によると、例年より5日から1週間遅いということです。

10月上旬から中旬には、中腹付近も見頃になってくる見込みです。

20190928三ツ石山の紅葉1
                   2019928日撮影 三ツ石山


北日本では、4日(金)からの雨を境に寒気が入るため、来週は気温が下がって紅葉が進んでいきそうです。

ただ、高温傾向は続くので、今年も全国的に秋の訪れが遅くなりそうです。

紅葉の遅れは、各地のイベントなどに影響が出るかもしれません。

 

 

大隅智子

https://www.weathermap.co.jp/caster/osumi-tomoko/

 



こんにちは。及川藍です。


もう9月も終わりです。


春は、光の春というように、日差しから実感します。
そのあとに、雪どけ水の音や、鳥のさえずりが聞こえる「音の春」がやってきて、ようやく暖かさが実感できるようになる「気温の春」になるといわれています。

 

秋はどうでしょうか。


秋は空からやってくると思います。

8月のまだまだ暑い立秋の頃には、秋の雲がきれいな日がありました。



245AAF41-2328-4CCB-898A-7E1463AC8F5C


 

そのあとは風。日中は気温が上がっても、少し涼しい秋風が吹きます。


そして、このあとは香りの秋。


秋といえば金木犀(きんもくせい)。


きんもくせい

 

金木犀が香ったら秋だなあ思います。

 

金木犀の季節は短いですが、金木犀の香水も出回っていて、年中楽しむこともできます。

 

そして、倉嶋さんの「季節よもやま事典」には、金木犀に関するこんな話が紹介されています。

 

中国の伝説では、金木犀は、お月さまに生えている大きな木(なんと1500メートル)とされていたそうです。

 

金木犀の香りがしても、姿がみえないことがありますが、それは月から落ちてくる香り。

 
そう考えるのもすてきですね。
 

いろんなものが秋らしくなってきました。




参考
「季節よもやま事典」倉嶋厚著


及川藍
 

A51EACD3-CEE4-4AE4-9F8D-4E24DE0BD69A


こんにちは。秋田の津田です。
暇なときに地図を見るのが好きです。なぜなら、地名がとても面白いから。
秋田県には「昼寝(ひるね)」「横領森(よこどりもり)」など
過去に何があったのか興味をそそられる地名があります。

お隣の岩手県には、気象予報士レーダーにギュインと引っかかる山がありました。

その山の名は、七時雨山(ななしぐれやま)。

7A138672-3910-48AD-97FA-12B46A6EFA07

15C2D9FB-90E2-42F9-9FF7-57A7CF72246C
 
岩手県八幡平市にある山で、1日に七回も時雨れることから、
その名前が付けられたそう。

そもそも時雨というのは、主に晩秋~初冬の"日本海側"で見られる現象です。
しかし、この山があるのは"太平洋側"の岩手県。

日本海側「もしかして・・・」

太平洋側「私たち・・・」

「「入れ替わってる!?」」

・・・というわけでは、勿論ありません。

山の天気は変わりやすいと言ってしまえば、それでおしまいなのですが、
考えるに、1日に7回も時雨れる秘密は、秋田と岩手を分ける奥羽山脈にもありそうです。

七時雨山は岩手の内陸北部に位置しているのですが
ちょうど山の西側にある奥羽山脈(下図・赤丸部分)が少し低くなっているんです。
 
EBF8EB04-327B-48AC-907A-6F993D0ABBDC
▲秋田・岩手を分ける奥羽山脈のイメージ

日本海で発生した筋状の雲が
奥羽山脈が少し低くなっているところから入ってきて
太平洋側の地域でも時雨をもたらしていると考えられます。

FFB02622-509A-413B-B55D-EA73B0DEC4F4
 ▲2017年11月12日。時雨をもたらす筋状の雲が見られた。

時雨れることが多いとされる「七時雨山」ですが
晴れると本当に素敵なところで、時間が経つのをついつい忘れるほど。
また東北でお気に入りの場所を見つけてしまいました。

E35ECDE0-A0DA-44C8-950F-54F5AF1B0B17
 ▲この日は雲が七色の彩雲に。

気象予報士 津田紗矢佳
 https://www.weathermap.co.jp/caster/tsuda-sayaka/

↑このページのトップヘ