2007年01月20日

大胆に予想!!


とうもろこし  天井圏の動き!!

米農務省報告をきっかけにファンド買いが殺到、発表直後に4ドル20セントまで買われシカゴとうもろこしです。しかし、その後買い過剰感の台頭から4ドル02セントまで売られており、上下振幅の大きい相場展開となっています。今後は、今年の作付け面積見通しが相場の大きな材料となってきますが、まだかなり先の話のため、当面は買い材料出尽くしと考えます。従って、今回の農務省発表で買われた4ドル20セントは天井圏の値段となる公算が高くなったと判断出来そうです。国内市場も、週明けから2連続ストップ高を含んで1週間で1790円(高値ベースで2150円)の急騰となっています。週末には、利食い売りから一時ストップ安場面も有りましたが、シカゴ市場の先高見通しから直ぐに買いが入り引け値は27000円台を回復しており、とうもろこしに対する買い意欲の強さを見せつけるような格好で取引を終えています。シカゴ市場以上に、強気感が台頭している東京とうもろこしですが、先週の高値27400円では、商社機関店から大量の売りも出ており、先限中心に買われすぎの状態になってきたと判断します。シカゴ、東京両市場とも、高値もち合い場面から下離れになるケースと見ます。売り場探しのとうもろこし相場と判断します。
大豆もシカゴ7ドル相場と急騰です。需給報告は決して強い内容ではなかったものの、とうもろこしに連れ高となっています。とうもろこしとの比価の関係から、大豆に対する買い意欲は強いものの、やはり買われすぎと見ます。大豆も売りスタンスで良さそうです。

石油製品   NY原油はファンド売り続く!!

暖冬懸念、在庫増をきっかけに、下落に歯止めがかからない原油相場です。昨年12月20日の64ドルから先週18日の49ドル90セントまで1ヶ月間で実に14ドルの急落です。原油の供給過剰感に加え、世界的な暖冬傾向、OPECの減産効果の対する不信感から、昨年末まで買いポジションだったファンド勢が、下げ道中に売りポジションに転換しており、更にヘッジファンド中心にテクニカル的な売り叩きまで見せているものと考えられます。ここまで下げ幅を大きくされると値頃抵抗からの戻り場面は出ても、大きな買い材料が出ない限り、ファンドの売りは継続されて行く展開が想定されます。国内製品も、依然、暖冬による灯油在庫の増加、ガソリン市況の販売不振の状態が続いており、市況改善が進まない状況となっています。戻り場面は格好の売り場面と見ます。

金   ドル高、原油安では戻り売り!!

年明け直後、604ドルまで下落したNY金相場ですが、600ドル割れ回避から出直りムードが高まり、週末は636ドルまで回復しています。12月の649ドルが目先の目標となっていますが、日銀の利上げ見送りや、米景気の好調からドル高の流れが強くなっていることや、原油相場の下値に歯止めがかからない状況では、戻りにも限度が出てきそうです。金自体に材料が出てこないことから、特に原油相場に連動し易い展開と見ています。円安で買いムード強い金相場ですが、この戻りは売りから入る場面と見ています。

ゴム   売り!!

先週、昨年6月に付けた高値324.5円から、11月の安値185.5円の下落に対する3分2戻しに当たる270円(272.1円)を達成したゴム相場です。中国の輸入関税の変更や、正月前の買い付け期待、また、産地が減産期を控えていること等が背景となっての上昇と見られています。しかし、1月の検品申請が東京で608枚、中部、大阪で212枚と多く、採算が合えば物は出てくることを証明する格好となっています。内部要因も、ここまで値を上げる中、取組み高が減少傾向を辿っていることや、ファンドの大量買いポジションが目立っていることなどから、テクニカル的にも先週で戻り天井となった可能性が高いと判断します。日計り中心の売買が多く、目先の動きに惑わされ易いゴム相場ですが、大きなトレンドの転換点と見ています。売りから入るゴム相場です。

アラビカコーヒー   買い材料乏しい!!

昨年130セントトライに失敗し、その後120セントを挟んでのレンジ相場となっているNYコーヒーです。ブラジル産地の天候期まではまだ時間があり、材料難となっているため、ファンドのポジション動向次第といった相場となっています。そのファンドは、昨年から断続的に買いポジションを縮小させており、上値の重い相場となっています。国内も、安納会となっていることや、順ざや幅が大きいことから売られやすい相場となっています。NYの戻り場面や、穀物に連れ高するような場面は売りと考えます。


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2007年01月13日

いろいろ大変!!


とうもろこし

12日発表の米農務省報告と同時に、シカゴとうもろこしはストップ高張り付きとなっています。需要面の数字に大きな変化は無かったものの、最終生産高、期末在庫が事前予想を下回ったことから買いが殺到、3月限で未執行の買いが約8万枚残ったようです。今回の農務省報告により、需給ひっ迫がより厳しい状況となっています。更に、先日の報道にもあったように来年度以降エタノール需要はさらに10億ブッシェル増加の予想が出ており、とうもろこしに対する人気はますます過熱していくと思われます。押し目買い継続のとうもろこしと判断します。
大豆の需給報告は強気の数字では無かったものの、とうもろこしのストップ高を見てこちらも買いが殺到、一気に7ドルを買い切っています。今後もとうもろこしを見ながらの動きが継続していきそうです。

アラビカコーヒー  高値指向!!

裏作年の大幅減産を背景に、130セントまで買われたNYコーヒーですが、本格的な天候相場期にはまだ時間があるため、118セントまで調整を入れています。しかし、コーヒー独自の材料には乏しいものの、穀物市場が急騰していることからファンドの買いを呼び込み易い状態になっており下値は限定的と考えます。押し目買いのコーヒー相場です。

ゴム   戻り売り!!

インドネシアが10%の輸出削減を決定したことや、タイのウィンタリング(落葉木、減産期)が近づいていること等から、年明けの調整安から一気に14円強の上昇を見せているゴム相場です。ただし、日計り中心に出来高は多いものの、総取組高が減少傾向を強めていることから息の長い上昇は難しいと判断しています。また、最近の高値場面でファンドの買いポジションが大幅増加していることから、ここから更に値を上げる場面は戻り売りと判断します。

石油製品    暖冬で需給緩む!!

NY原油は、米北東部の暖冬による灯油需要不振をきっかけにファンド売りが殺到、年明けの60ドルから一気に51ドル台まで10日余りで9ドルの下落を見せています。さすがに、週末は米国市場が3連休に入るためポジション調整から53ドル手前まで値を戻しています。この大下げで、連日過去最高の出来高更新となっているNY原油ですが、短期間で大きく値を崩しているだけに戻りは売られ易い展開が想定されます。国内製品も、NY同様急落状態です。灯油が、暖冬の影響でこの時期としては異例の在庫増となっており、またガソリンも販売不振から店頭市況の軟化に歯止めがかからない状態となっています。NY同様国内製品も、戻り売りの相場と判断します。

金   ドル高、原油安では戻りにも限度が!!

原油急落に歩調を合わせるように604ドルまで値を崩したNY金ですが、週末には原油の反発や、穀物の急騰に626ドルまで値を戻しています。米経済の堅調に利上げ観測も出ていますが、原油価格が大幅安となっていることから、インフレ懸念は後退していると考えます。金独自に決め手となる材料が無いことや、ドル高、原油安の流れは続くと思われることから、金は戻り売りの展開が続くと考えています。
白金は、ロシアの輸出割当廃止に伴う、輸出業務の混乱から買い人気が強くなっています。ロシアがらみの噂で価格は上下にブレやすい状態ですが、昨年のETF騒動でも見られたように、値が戻る場面は売りと考えます。




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2007年01月06日

乱戦模様の商品相場!!


とうもろこし   4ドル相場前の調整!!

昨年末に、シカゴ市場392セント、国内25490円と高値更新で終ったとうもろこしですが、年明け後は一転、シカゴ、国内共に急落場面となっています。年末に大きな上値目標であった4ドルを達成できなかったことや、原油価格の急落などが背景となっていそうです。また、現在史上最高規模に膨らんでいるファンド買いが、年明け以降ポジション整理に動くとの観測も手仕舞い売りを加速させています。しかし、エタノール需要の増加などによる需給ひっ迫状態に何ら変化は無く、12日の米農務省発表では、更なる生産量の下方修正も予想されることから、今回の下落は一過性の調整に終る可能性が高いはずです。今回、調整安を入れたことにより、次の上昇場面はいよいよ4ドル相場トライとなりそうです。ここは押し目買いに徹していく場面と判断します。

大豆   出遅れ感強い!!
とうもろこしに比べ遅れ感の強い大豆ですが、今年度の作付け面積が大幅減少するとの見方が強く、今後人気化しそうな気配です。やはり押し目買い一貫で対処と見ます。

石油製品   暖冬で需給緩む!!

米国北東部の暖冬から、灯油需要の減少を背景にNY原油、製品共に年明けから大幅下落となっています。特に、原油価格は2日で5ドル46セントの下落となっており、一部ではヘッジファンド破綻の噂まで出ています。国内製品市況も、NY安を受け、年明け2営業日で3,500円近い下落となっています。国内も暖冬のため、灯油需要が伸び悩んでおり、又ガソリンも販売不振の状態が続いています。今週は、値頃感からの下値抵抗場面もありそうですが、需給が緩んだ状態では戻りも限定されそうです。また2日間の下落で、テクニカル的にも年末までの買玉が高値掴みとなってしまい内部要因も悪化しています。したがってガソリン、灯油共に戻り売りと判断します。

金  ファンド買いは続かず!!

昨年末に640ドル台まで値を戻し、年明け後の更なるファンドの資金流入に期待が高まっていた金相場ですが、米雇用統計後のドル高や、非鉄金属の急落から予想に反しファンドは買いポジションの整理売りに動いています。週末には一時603ドル台まで売られており(引け値606.9ドル)昨年末までの戻り基調にヒビが入った状態となっています。景気見通しや、金利政策、為替の動きに不透明感が強く、金そのものに大きな材料もない事から、当面大きな金価格の上昇は無いと考えます。600ドル割れに対する下値抵抗は出そうですが、材料難から戻りは売られそうな金相場です。

アラビカコーヒー  大相場の期待!!

昨年末130セント目前まで買われたNYコーヒーですが、年明けの他商品安に連れて120セントまで調整を入れています。ブラジルの裏作年に当たることから、今年のコーヒー生産は大幅減産が予想されることから需給ひっ迫懸念は強くなっています。春の天候相場に向け、上昇基調は継続していくものと思われます。国内は、順ざやになっていることや、他商品の値動きが激しいため、まだ人気化していませんが上場以来の高値を更新してきており、先高期待は強いと思われます。今週の押し目は絶好の買い場となりそうです。

ゴム    年末天井か!!
 
年末に255円50銭と、安値188円50銭から67円の上昇を見せたゴム相場です。しかし、さすがにこの高値では、商社機関店や、海外輸出業者と見られる売りがでており、年明け以降2日間で13円弱の急落となっています。中国の実質関税引き下げや、生産国の価格対策など買い材料は多いものの、東京市場の急騰で産地価格も上昇しており、買い材料はある程度消化された相場と考えます。2番天井を取りに行く可能性はありますが、ファンドの大量買いが残った格好となっていることから、戻りは売られる相場と判断します。


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2006年12月16日

少し戻りあるのかな!!

とうもろこし   ファンド買い続く!!

12月12日付米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告を見ると、シカゴとうもろこしのファンドポジション買越しポジションは292326枚と先週比12781枚の増加となっています。12月に入り、378セントから349セントまで急落した場面ではファンドが買いポジションの整理に動いていると見られていましたが、逆にこの下げ場面で再度買いを入れています。エタノール需要を背景としたファンドの買い意欲が依然根強いことが確認された格好となっています。国内市場も、先限で23110円まで売り込まれたあと、急速に23970円まで切り返しを見せましたが、週末は当限納会が急落したため先限も23540円で引けています。期近の内部要因による動きとは別に、先限は素直にシカゴの動きに付いて行くところと考えます。週末の期近の下げで当限、先限のサヤが順ざやとなっていますがまだ700円程度であり、今後もこの傾向は強くなっていくと思われる。

アラビカコーヒー   生産見通しは大幅減少!!

NYコーヒーは、週末のNY市場の引け後にブラジル政府から来年度の生産見通しが発表されることから今年2月の高値125セントで一旦足踏み状態です。週末は発表前のポジション調整にNYは3セント安で終了しています。NY引け後に発表された注目のブラジル政府の07年―08年度の生産見通しは、06年度の生産見通し4250万袋を大幅に下回る3110〜3230万袋(1袋=60繊砲箸覆辰討い泙后07年度のブラジルのコーヒー生産は、裏作年となるためある程度の減産は予想されていましたが、ブラジルの調査会社、サフラスメルカドの事前予想が3420〜3580万袋だったことを考えると、予想以上の大幅減産発表となりました。従って、週末のNY3セント安は打ち消される可能性が高く、週明けの東京市場は98年来の高値更新場面となりそうです。先限25000円を上抜いてくると、安値の売玉が買い戻しを強要される場面が想定されそう。吹き値売り!!
      
ゴム  戻りは売られそう

生産国の輸出削減や生産調整の噂と、日計り中心の短期売買に上下の値動きが激しくなっていたゴム相場ですが、今週は22日の納会を控え値動きも落ち着いてきそうです。当限の渡し物が豊富にあるとされることや、実需筋もクリスマス休暇を前に買い意欲が低下していることなどから売り圧力が強まっていく気配です。確かに、15日からタイ、マレーシア、インドネシアの3カ国が生産国会議を開催して価格下落に対する対応協議に入っている模様ですが、このような会議が功を奏したケースは殆ど無く、戻り売りと判断します。

金  押し目場面は買い!!

NY金市場は、米景気減速感が強くなる中ドル高に振れたことや、米国金利動向に不透明感が強いことなどから膠着状態になっています。週末は、銀の急落に連れ安する格好でファンドの整理売りが出たため619.1ドルと前日比11ドル安で取引を終了しています。
目先の買い材料に乏しく上値が重くなっていますが、年金資金を含む機関投資家の国際商品投資は来年以降も大幅に増加していくと見られており、金に対する投資需要は強いと見ています。NYも押し目を入れる格好となっていますが、確実に下値は切り上がっており、また円建金は円安の恩恵を受け易いことから、買いスタンスで対応と判断します。

石油製品  レンジ上抜け場面!!

NY原油は、3分1戻しあたる63ドル82セントから反落しましたが、全米在庫で原油在庫が大幅減少していたことや、14日OPEC総会で追加減産が決定されたことを受け再度反発局面に入っています。先行きの供給ひっ迫感が強くなったため、65ドルを目指す展開となったと考えます。東京ガソリンは、ファンド機関店が1万枚規模で売り、買いのポジションを取っては、その後反対売買に動くため、58000円台〜62000円台のレンジ形成となっています。しかし、NY原油の再上昇からレンジ高値の62950円突破の可能性が高くなってきました。ただし、其処は売り場と見てますが。



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2006年12月02日

年内は売り場探しに徹するか!!

とうもろこし   天井圏の動き!!

11月28日現在、CFTC(米商品先物取引委員会)建玉明細報告によるファンドの買い越しポジションは28万枚を越えて来ており、買い越し幅は拡大しています。週末は、手仕舞い売りが出たため、シカゴ12月限月は374セントと前日の一代高値377セント更新はなりませんでしたが、依然このファンドの大量買いに高値を維持した格好となっています。ファンドのテクニカル買いが何処まで続くかがマーケットの大きな注目となっています。ただし、上記チャートでも見て取れるように、週間足ベースで上値が詰まってきており、かなり高値警戒感は強くなっていそうです。加えて、韓国の鳥インフルエンザ発生や、価格急騰によるエタノール精製マージンの縮小などテクニカル要因以外の材料も出てきており、また、季節的にもクリスマス休暇前のファンドのポジション整理も考えられることから、一旦年内の天井打ちの場面も想定されます。国内市場は、週末に先限で24970円と高値を更新していますが、週初寄付きから週末の引け値までの上げ幅は170円程度であり、かなり気迷いムードが強くなっていることが見て取れます。限月間のサヤが上下に大きく振れているため値動きが大きく感じますが、国内も上値悶えの感が出ています。今週以降は、シカゴ安に加え円高進行も想定されることから、売りで対応していきたいとうもろこし相場です。大豆も、とうもろこし同様の動きとなりそうですが、両銘柄とも期近限月は納会を控えたテクニカル的な動きが強くなりそうなため、ポジションは先限中心が良いと判断します。

石油製品   原油高で買われたが!!

米週間在庫統計で製品在庫が大幅に減少したことや、米北東部地域の気温低下を受け、NY原油相場は一気に63ドル43セントまで買われています。7月14日の高値78ドル40セントから、11月17日の54ドル86セントまで23ドル54セントの下げ幅に対する3分1戻し地点、63ドル85セントをほぼ達成してきています。OPECの追加減産観測から先高感が強くなっていますが、現在の原油供給に関しては総じて供給過剰といった見方が強くなっていることから、この減産観測は下値を支える要因とはなっても、ここから上値を買っていく材料にはなり難いと考えます。むしろ、週末のドル全面安の背景となった、米景気減速懸念が原油価格に影響を与える可能性が出ており、寒波が長引かなければ一旦は3分1戻しで戻り達成となりそうです。国内ガソリンは、店頭価格が11週続落といった大幅販売不振が続いており、原油価格に素直に連動し難い環境となっています。大量売りポジションを抱えていたファンドも、先週の戻り場面で4分3以上のポジションを買い戻したため、テクニカル的にもここからの上値は重くなりそうです。ドル安進行などでNY高の場面はあっても、国内は売り場となりそうです。

金   材料不足!!

NY金は、ドル安進行と、原油高から買われ640ドル台に入っています。特にドル安見通しが強くなっているため、機関投資家の買いが続いていると見られています。このように金投資にとって非常に好環境にある現状ですが、11月28日現在、CFTC(米商品先物取引委員会)建玉明細報告によるファンドの買い越しポジションは8万枚程度であり、買い越し幅も前週から4000枚程度ながら減少しています。値が上がるとファンドの買い越し幅が減少していることから、現在の金価格の上昇は、まだ短期的な買いによる上昇と考えています。米国の金利動向や、年末商戦に対する不透明感も強く、年金基金などの機関投資家による金に対する本格的な資金流入は来年以降と見ており、短期的なファンド買いに650ドル台があっても年内は一時的な高値に終るケースと判断じます。今週以降は戻り売りで対応していきたい金相場です。

ゴム   突っ込み買い!!

先週は上下値動きの激しい動きを見せたゴム相場です。週初の安値184.9円から、202.5円まで急上昇をした後、週末には191.7円まで急落と終始値が落着いていません。この背景には、一部商社機関店が納会後のファンドのポジション移行を意識して大量の売買を仕掛けためと見られています。ゴム自体に大きな材料も無ことから、今週以降もテクニカル中心の短期売買が続きそうですが、上記チャートでも判るように大きな下げトレンドの中で値位置的にはかなり安値まで売り込んできています。ここからはダメ底形成場面となりやすいはずですが、市場には底打ち感が出ていません。安値を売り込まされる典型的なパターンになる可能性がありそうです。12月はモンスーンの影響でゴムの採取量が落ちる時期とか、対ドルでタイバーツが99年以来の高値(通常オファーも上昇)となっているなどの材料がまったく無視された格好となっており、他商品安に連られて売り込むと思わぬ切り返しが待っていそうな相場と見ています。今週以降の突っ込み場面は買いで入りたいゴム相場と判断します。

アラビカコーヒー  ファンド買い続くが!!

NY市場は、穀物相場の上昇に刺激を受けたファンド買いに週末123セントと高値更新です。材料的には、15日のブラジル政府の生産見通しに注目が集まりますが、買い材料となるような確かな見通しは無いようです。極めて投機的にファンドに買われている相場だけに、穀物が値を下げると同調する可能性は高そうです。国内相場も、順ざや4000円以上付いており、サヤ滑りも考えるとここからの高値は売り向かいと見ています。

ドル:円    ドル全面安!!

複数の米経済指標が悪化したため、米景気減速懸念が強まりドル全面安です。特に対欧州通貨に対しては、ドルは大きく売り込まれています。対円ベースでは円を買う材料にも乏しい状態ですが、各国の円安けん制発言や、欧州通貨高:ドル安を背景にドル:円も112円台を目指す動きと見ています。


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2006年11月25日

穀取買い、東工取売り!!

とうもろこし  押し目待ちに押し目無し、特急電車に飛び乗ってみるか!!

ファンダメンタルズの強さに加え、アルゼンチンの輸出停止やドル安が買い材料となり週末のシカゴ12月限は369セントと4日連続の新高値更新で終了しています。高値警戒感は強まっているものの、ファンドのテクニカル買いは続いており、これは年金系資金などの新たな資金がとうもろこし市場に流入しているためと思われます。国内市場は、当限、期先が安く、期中5月、7月限が高い天狗ざやといった形態となっています。確かにシカゴ市場も、07年5月限が391セント、7月限394セントに対し07年12月限は361セントと30セント以上の逆ざやとなっていますが、国内とうもろこし市場では非常に珍しいサヤ形態といえます。これは、値頃感から先限に新規買いが入りづらい中、安値売りの残っている限月を狙って、買い戻しを強要する動きが出たためと思われます。こうしたテクニカル的な動きも、週末のシカゴ市場が6セント高と明確に高値を更新していることから、今週は再度先限中心に買われる展開となって行きそうです。13日の24510円を上抜いてくると売り方の買戻しが入ることが想定され、シカゴ次第では一気に上値を追っていくケースも有ります。先週まで各駅停車のスピードだったとうもろこし相場は、週明けから特急電車のスピードで上昇していく可能性が高くなっています。目先のアヤ狙いの売りは避け、ここは買い一貫で望むところと判断します。
大豆も、とうもろこしに対する割安感や、好調な輸出需要に支えられ週末は684セントと一代の新高値まで買われています。とうもろこしに比べファンドの買越し比率がまだ低いことから、とうもろこしが高い間は大豆も買われていく展開が続きそうです。

石油製品   上値重たい動き!!

アラスカの寒波による供給懸念から60ドル回復のNY原油相場です。しかし、その後の全米週間在庫統計で原油在庫が予想外に増加していたことや、米北東部の暖冬から再度60ドルを割り込んでおり、上値の重い状態が続いています。OPECの再減産や、灯油シーズン入りといった事から先高期待は強くなっていますが、米国景気に対する減速感からの需要減少懸念も強く残っており、まだ下値を探る展開が続きそうです。国内製品も、ガソリン中心にファンドの売りポジションが増加しており、NY同様上値が重くなっています。特にガソリン期近の需給関係が悪化しており、先週末の納会値が50700円と安納会であったことを考えると、サヤを買っている先限は余計売られやすい動きと判断します。

金   NY630ドル台が重い!!

クリスマスに向けての宝飾需要期待や、ドル安見通しから先高期待が強くなっている金相場です。また、カルパースの商品投資決定から、他の年金基金もこれに続くとの見方が強くなっており、金にとっては追い風と見られています。しかし、ETF(上場投信)や年金資金は、長期的な投資スタンスを取っていることから、すぐの金買い材料にはならないと見ています。むしろ、米景気の減速懸念から、金需要も盛り上がらない可能性も高く、最近の金市場への資金流入に勢いが無いことを考えると、630ドル台を大きく上抜けすることは難しいと思われます。本格的な上昇は来年以降と見て、戻り売り対処で望みたい金相場です。

ゴム  まだ戻り売り!!

11月限納会は、前日比4円80銭安の171円と急落納会となっています。納会での現物の受け手難を見る限り、期近の需給関係はかなり悪化しており、当限に回る12月限が175円台であることを考えると、納会値171円を意識したサヤ滑りが想定されます。週明けには、5月限が発会してきますが、すでに12月限と4月限のサヤが12円程度付いており、更に順ざやを拡大した格好で発会されることが予想されます。需給環境が緩んでいる現在の市況では、順ざやを買っていくことには無理があり、従って値頃からの買いで値が戻っても一過性の戻りとなりそうなことから、其処は売り場と判断します。

アラビカコーヒー   高値挑戦場面!!

NYコーヒーは15,16日に大きく調整安を入れたことから、天井との見方も広がりましたが、直後の切り替えしを見る限りファンドの買い意欲はまだ強いと判断出来ます。現在、産地のブラジルは開花期に入っており、この評価に関しては余り良くないとの指摘も出ています。基本的には、来年は「裏作」の年となるため、需給関係はタイトになりやすいことから、これからの大きな下落は無いと考えます。穀物相場の高騰から、ファンドの買いが入りやすい環境にあり、120セントを突破すると今年の高値124セント、05年の137セントを目指す可能性も高くなります。押し目買い一貫で対処と見ます。

ドル:円  一気に円高の流れ!!

米景気減速懸念から、ドル全面安場面となっています。中国、ロシアなどの各国中央銀行の外貨準備におけるドル離れや、米国の財政、貿易赤字削減にドル安政策もありえるなど、ここに来てドル売りの流れが加速しそうです。テクニカル的には112円台を目指す動きと見ています。


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2006年11月18日

乱高下続きそう!!


とうもろこし、大豆   高値波乱場面続く!!

シカゴとうもろこしは、期末在庫率7.9%という需給ひっ迫見通しを背景にファンド買いが継続的に入って来ています。このためシカゴとうもろこしの総取組高は142万枚と史上最高レベルに膨らんでおり、まさに10年振りの大相場の様相を呈しています。ただし、ファンド勢のテクニカル的な買いに対する高値警戒感も高まっており、先週辺りは367セントの高値更新を巡っての攻防場面が続いています。先週、高値更新が出なかったことから、大きな調整安場面を想定する向きも多くなっていますが、11月14日付けCFTC(米商品先物取引委員会)のファンドの買いポジションを見ると、先週比10,533枚の増加となっており買い意欲が衰えていないことが確認されています。今週は、米国(感謝祭)、日本(勤労感謝の日)共に23日が休場となるため、高値では利益確定の売りが出やすい週となりそうですが、現在のファンド買いの勢いを考えると、大幅な調整安は無いと見ています。まだ、高値波乱場面と見ます。国内市場は、シカゴ以上に高値警戒感が強くなっていそうですが、実際には値が下がる場面では売り方の買い戻しが入りやすくなっており、こちらもシカゴ市場同様、高値波乱場面が続きそうです。一方、とうもろこしに対する割安感から買われていた大豆も、677セントを高値に持ち合い場面となっています。とうもろこし同様、ファンドの買いポジションは増加傾向にありますが、現在ファンドのとうもろこしに対する買越しは24万枚規模となっており、大豆の買越しが4万枚程度であることを考えると、将来的には大豆に買い余地が残されていそうです。

石油製品   戻りを売られる!!

7日NY原油12月限が納会しています。米景気減速懸念や、北米の暖冬気候、天然ガスの在庫増加から、55ドル81セントと先月を下回る安納会となっています。一時は54ドル台まで売られており現在の原油市況に対する弱気ムードが見て取れる格好となっています。今週以降、NY1月限が当限に回ってきますが、週末は58ドル97セントで終っていることから、12月限の納会値を意識したサヤすべりとなるか、57ドル〜61ドルのレンジ内の動きとなるかに注目が集まりそうです。国内製品は、ガソリン先限中心にファンドの大量売買が出ており、このポジション移動によるテクニカルな値動きが大きくなっています。ファンドの1万枚近い売り玉の買戻しで、5月限は62000円台まで値を戻しましたが、ポジション整理をしたファンドは週末にかけ再度売りポジションを取り出しています。今週以降もNY安を背景にファンドの売り攻勢が予想されます。また当限、先限のサヤもまだ7000円強有ることから、戻り売りの相場と見ています。

金    「カルパース」期待強いが!!

NY市場は10/6の560セントを底に1ヶ月かけて75ドルの上げを演じ、61.8%戻しを完了しています。中、長期の相場展開を考えると、カリフォルニア州の世界最大の年金基金「カルパース」が手始めとして5億ドル(約590億円)の資金を商品市場や資源株で運用することを決定しています。この動きを受け、他の機関投資家も追随することが想定されることから、コモディティー市場にこれまで以上の投資資金が流入してきそうです。特に対象となりやすい金は期待感が高まっていますが、すぐに買いが入り訳でもなく、むしろ原油、非鉄相の下落を見ると一旦はファンドのポジション整理の売りが出やすい状態と考えます。特に今週は23日に米国サンクスビギングデー(感謝祭)を控えている事から、休日前の利益確定の売りが入り易く、東京市場も23日は祝日(勤労感謝の日)となるので、戻り売りで対処と考えます。 

ゴム   200円割れで一旦目標達成!!

とうとう全限月200円割れを示現したゴム相場です。産地の需給緩和や、中国の買い付けの鈍さなどのファンダメンタルズからの材料ではなく、テクニカル的な売り崩しが功を奏した結果の200円割れと見ます。この下げで内部要因の整理が促進されており、一旦戻りを入れる場面となりそうです。ただし、現在ゴムの需給に関する目新しい材料も無く、ファンドも買いポジションをほぼ撤退した状況では、戻りも限定的なものと判断します。先限200円以上は売りで良い相場と考えます。

アラビカコーヒー  他商品頼みの上昇!!

ファンドのテクニカル買いに120セントまで買われたコーヒー相場ですが、特別な買い材料も無いため、あくまで他商品高を追随した動きと見ています。NYは、ファンドのポジションで値が大きく振れやすい相場となっており、国内も先限24000円を巡っての売買が交錯していきそうです。特にとうもろこしの動きに相関性が強くなっています。

ドル:円  レンジ内で動けず!!

各種経済指標の発表のたびに、動きを見せているドル円相場ですが、119円〜117円のレンジを抜くような決定的な材料も無く、上下1円程度の動きで膠着状態となっています。週末には、ヘッジファンドが円キャリートレードで投資したエネルギーの損失を補填するためにドルを売ったとの話しもありましたが、値動きは限定的となっています。


wtoshi30221 at 18:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年11月11日

上げ下げ激しい相場続く!!


とうもろこし 

9日に米農務省から需給報告が発表されました。とうもろこしの生産見通しは、前回10月の発表から1億6000万ブッシェル下回る107億4500万ブッシェルとなっており、これは事前予想平均を下回るかなりインパクトの有る数字となっています。しかし、需要面で飼料、輸出が下方修正、エタノール需要も5月から据え置きの数字となっており、9億ブッシェル割れとの見方が強かった期末在庫が小幅減少に止まっています。このため、材料出尽くし感からファンドのポジション整理の売りが出て、発表後の週末2日間で14セント強の調整安場面となっています。まさに「噂で買って、事実で売れ」といった展開となっています。目先は、ファンドの手仕舞い売りや、価格高騰場面で売りを手控えていた農家からの現物売りが活発化してくる可能性が高く、10月の農務省発表を契機に260セント台から約1ドルの上昇を見せたシカゴとうもろこし相場も一旦調整場面となったようです。ただし、期末在庫率7.9%は1970年以降3番目に低い水準であり、とうもろこしの需給ひっ迫状態は一層深刻になっていることから下値も限定的となりそうです。発表前の367セントを当面の高値としてもち合い場面と見ます。

大豆

大豆の農務省発表は、生産見通し、期末在庫共に予想通りの上方修正となっています。特に在庫は過去最高の在庫となっていますが、ファンドは需給面ではなくとうもろこしに対しての割安感から大豆に積極的な買いポジションを入れています。大幅生産減の小麦や、需給ひっ迫のとうもろこしが大きく値を崩す可能性は低く、需給面から大豆だけが売られていく展開はないと考えます。むしろ、9日付日経新聞にも掲載されていたように、現在とうもろこしに対して大豆の割安感が強くなっていることから、今後もファンドのテクニカル的な買いは大豆中心に入ってきそうです。適正比価といわれる2.4倍まで大豆が買われるなら8ドル相場となりますが、まずは7ドル相場が目標となりそうです。

エネルギー   NYは高値更新出来ず!!

全米在庫の減少を背景に、61ドル33セントとまで買われたNY原油ですが、10月26日に付けた61ドル79セントのレンジ高値を抜けず、週末は59ドル台まで急落しています。国際エネルギー機関(IEA)からの石油需要見通しの下方修正や、北米の暖冬気候が売りを誘った格好となっています。国内ガソリンは、NY原油の上昇を見た新規買いや、ファンドの大量手仕舞い買いから先限5月限は発会日の62320円を抜いてきました。足元の需給を反映する期近は53000円台にあり、先限は買われすぎの状態と判断します。特に週末2日間の上昇は、ファンドの1万枚近い買戻しが大きな要因であったことを考えると、NY原油が60ドル割れの週明けは売りから入って良しと考えます。

金  テクニカル的な戻り場面!!

ドル安、原油高を背景に636ドルまで買われたNY金ですが、週末は原油安を見た手仕舞い売りが出ています。米景気の減速懸念からドル安見通しが強く、押し目買いムードが強くなっていますが、それ以外にインパクトのある材料もない事からNY630ドル台はテクニカル的な上値抵抗帯と見ます。原油価格は60ドル越えで頭打ちとなっており、またここに来て非鉄市況が軟調推移となっていることから、600ドルを割り込み再度580ドル台を試す動きになると考えます。

アラビカコーヒー  テクニカルで買われたが!!

ブラジル政府高官の需給タイト発言をきっかけに、ファンドのテクニカル的な買いが入り119.40セントと109セント、113セントの高値抵抗ラインを一気に抜き去ったNYコーヒーです。しかし、来年以降の具体的な需給の数字に関しては不透明感が強く、また、現在開花期にあたる産地ブラジルも、懸念されていた干ばつは解消されていることから、今回の上昇はあくまでファンドのテクニカル的な買いによるものと考えます。週末には、商品全体が売られていることからNYの上昇もここまでと判断しています。国内も4月に付けた23710円と今回の23620円でWトップを形成した格好となっており、
今週以降は売りで良いと見ています。

ゴム  まだ戻り売り一貫!!

先限210円割れを2度試しに行くも日計りの買戻し中心に下値抵抗強く、逆に週末には他商品の上昇を見た買戻しが入り、219円台まで値を戻したゴム相場です。逆張り的短期売買多く、下値で売り込むといやな場面も有りますが、需給関係に大きな変化も無く、依然流れは下向きと考えます。チャートも下値を残している格好であり、また順ざや幅も15円近くまで拡大していることから売りから入る相場と判断します。先限200円割れを下値目標に売って行きたいゴム相場です。

ドル:円  ドル離れ進みそう!!

中間選挙前の雇用統計で118円台まで買われたドルですが、その後、中国の外貨準備の分散化や、福井日銀総裁の利上げ時期に関する発言、更に円キャリートレードに対する警戒感の強まりから、117円台半ばで取引を終えています。米国の景気減速感は強くなっており、ドルは対欧州通貨では一段と売られていますが、対円ベースではやはり日米の金利差を背景としたドル買い需要も多く大きな動きが出てきません。しかし確実にドル売りのタイミングが近づいていると考えています。


wtoshi30221 at 17:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年11月04日

本当に買いかな!!


とうもろこし、大豆  今週は売りで勝負!!

とうもろこし  日本市場が休日の3日入電(現地2日)で、シカゴとうもろこしは04年に付けた335セントを大きく上回る353セントまで買われました。9日に予定されている米農務省報告で生産高が10月に続き下方修正されるとの見通しが出て、ファンドの買いが一気に出たためと思われます。簡単に2年前の高値を更新していますが、これは当時より期末在庫率が低下しているため予想の範疇の動きと見ています。週末は利食い売りも出たため342セントで終えていますが、節目と見られていた350セントまで買われた事や、9日に農務省発表を控えていることを考えると、シカゴとうもろこしは一旦高値を出した可能性がありそうです。2日にはシカゴ取引所開所以来の出来高を更新しており、ファンドの大量の買いポジションを含めかなり買い過剰感が強くなっていることも高値警戒感を強めています。エタノール向け需要は依然好調であり、農務省発表で更に期末在庫率が低下する可能性もあることから先高観測は崩れることは無いと見ますが、今週は調整安場面が入る週と判断します。国内も休日前にストップ高で23400円まで買われており、週明けは高寄りしてきそうですが其処は売り場提供場面となりそうです。

大豆  シカゴ市場で、割安感から650セントまでファンドに買われた大豆相場です。小麦、とうもろこしに対しファンダメンタルズからの支援要因に乏しく、9日の農務省発表も大豆は上方修正予想が出ていることから、一旦ファンドの手仕舞い売りが出ると厳しい調整安場面有りそうです。国内も大順ざや相場のため売り場探しに徹するべきと見ます。

石油製品  NYと国内事情に違和感!!

NY原油は、OPECの減産に対する懐疑的な見方は依然根強く、また、米国景気の減速懸念が鮮明になってきたことから57ドル台まで売られています。週末は、先週のサウジに対するテロ攻撃の報で買い戻しが入ったケースと同様に、ナイジェリアや、米国内の石油施設に対するテロ攻撃の報に59ドル台まで戻していますが、米中間選挙を前にした政治的考慮があるとはいえ、60ドルを買いきれない辺りに上値の重たさを感じます。灯油の需要期入りで製品在庫は減少傾向に向かっていますが、まだ在庫水準としては高水準であることや、テロ予告だけでは60〜61ドルが大きな上値抵抗となりそうです。国内製品市場は、元売の減産などの市況対策は採られているものの、ガソリン販売不振の常態化や、暖冬気味の天候から需要不振が深刻になっています。先限はファンドが大量ポジションを売買させており、このポジション移動によって日中の値動き幅が大きくなっていますが、実需を反映した当限の値段を見ると、順ざやを大きく買っている5月限は目先の動きに惑わされず戻り売り一貫の対処で良い考えます。

金  戻り一杯場面か!!

日本市場の休日前、米景気減速懸念を背景にしたドル安と、イランのミサイル試射の報から627ドルまで買われたNY金相場です。週末にかけては、米雇用統計を受けたドル高で売られる場面も有りましたが、原油相場の戻りや、白金相場の急騰から629ドルまで再度買われています。2番天井に当たる7月の677ドルから10月の561ドルまで116ドル下げた3分2(0.618)戻しに当たる632ドルが意識されそうです。ファンドの買いが市場に戻ってきたとの見方も増え始めていますが、史上最高値をつけたNYダウが中間選挙後に調整をいれる可能性高くなっており、今回の上昇が本格的な金価格の出直りになるかどうかはまだ疑問の残るところです。米国株式市場の動きに大きな変動が出ると、ファンドは全体の投資ポジションをクローズさせる傾向が強いため、直近の金買いポジションも手仕舞いされる可能性は十分有りそうです。632ドルを高値に売りから入る相場と判断します。ETF(上場投信)上場の噂で買われている白金相場ですが、真偽の確認は出来ておらず、ストップ高はずれる場面は売りと見ています。

ゴム   戻り売り!!

日計り商いが続く中、ファンドの買いポジションが3月限から4月限への乗り換えを行っています。このタイミングを狙って商社機関店である売方の叩きが功を奏した展開となったゴム相場です。産地からの材料も乏しく、きれいな順ざや相場もテクニカル的な売りを誘いやすい環境となっています。先週の12円の下落で先限ベースでは9月25日の203円をターゲットに入れた格好となったようです。石油製品の動きや、円安場面に加え、日計り狙いの買いに突発的に値を戻す場面も想定されますが、240円までの戻しを入れた道中で高値の買玉が入っており、このため今週以降も戻り売りの相場続きそうです。
アラビカコーヒー  ファンド買いレンジ抜けしたが!!
ファンダメンタルズからの材料がなく、NYコーヒーはテクニカル面から106〜108セントのレンジ相場が続いていました。しかし、週末にかけて他の商品が堅調地合になったことを受けて、ファンド買いが入り112.45セントと8月から3ヶ月続いたレンジ上限を抜き、目先は昨年4月につけた113.90セントをターゲットに入れた格好となっています。10月31日現在のCFTC(米国先物取引委員会)の建玉明細報告ではファンドは買越しポジションに転じており、また産地筋の売方も相場が上昇したため売りを手控えており昨年の高値125セントを意識する見方も出始めています。しかし、材料難の中でのファンド買いは短命と見ており、また値が下がると産地筋は売り急ぎしてくるケースが多いことを考えると、週始めの値を上げる場面は売り場となりそうです。

ドル:円   雇用統計でドル買われるも!!

米景気減速懸念が鮮明になったことで116円台まで売られたドルですが、週末の米雇用統計が予想外に強い数字になったことを受け、ドルは118円前半まで値を切り上げました。これにより景気減速懸念に伴う利下げ観測が後退しており、ドル高の見方が再度台頭しています。しかし、7日の中間選挙を控えたタイミングでの発表であることや、日本当局からの円安けん制、また、NY株式の下振れ懸念が高まっていることを考えると、116円台〜119円台のレンジ相場が継続されると見ています。過去最高水準レベルにあったファンドのドル買いポジションも31日発表のCFTC(米商品先物取引委員会)の建玉明細では40%以上の減少を見せており、また、外貨準備高におけるドル比率の引き下げを打ち出す国が出始めていることから、先行きはドル安:円高の流れが来ると判断しています。


wtoshi30221 at 15:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年10月28日

調整場面近し!!


大豆、とうもろこし   小麦相場が暗示するもの!!

先週のシカゴとうもろこしは、04年4月に付けた335セントとほぼ同値となる334セントまで買われています。チャート上はきれいなWトップを構成しています。また、今回の上昇のリード役となった小麦相場が、ここ3週間に渡り完全に上値閊えになっています。現在ファンドは小麦、とうもろこし、大豆3品の比価から割安感の強くなった大豆を中心に買っており、とうもろこしは大豆に連れて買われた格好となっているようです。大豆買いが一巡すると小麦同様、テクニカル面から高値調整場面
に入っていくと考えられます。12日の農務省発表を契機に一気に3ドル台に乗せてきたシカゴとうもろこしですが、先週辺りは農家からの現物売りも出始めているようで、需給面からも高値警戒感が強くなっています。国内市場も週末には売り方の買い戻しが入り、先週の高値であった先限23310円の高値を更新し23340円のストップ高で引けています。シカゴ同様に04年4月に付けた高値23790円を視野に入れた格好となっています。ただし、シカゴ市場に高値警戒感が強くなっていることや、週末にドル:円相場が大幅な円高に振れていることを考えると、国内の23790円更新は微妙なところと見ています。基本的にはシカゴとうもろこしは、期末在庫8.5%と335セントを付けた04年時の9.4%を下回る需給タイトの状態であることから、大きな崩れは無いと判断しますが、今週は高値からの調整安値段を探る展開が見られそうです。

〔大豆〕

伝統的にシカゴ市場は大豆7.小麦5、とうもろこし3といった比価が穀物価格の参考に使われており、このためファンドは割安感が強くなった大豆を買っています。ただし、小麦の大減産、とうもろこしの需給ひっ迫に対し、大豆は史上最高レベルの生産量と、高水準の期末在庫を抱えておりファンダメンタルズからは他の2品とまったく正反対の環境となっています。従って、ファンダメンタルズ中心で大豆相場を予想していた売り方にとってはかなり厳しい価格上昇となっています。ファンドのテクニカル的な買いパワーに圧倒されている大豆相場ですが、需給面を無視して単純な比価の関係からだけで7ドルまで大豆を買えるとは考えられません。現在、大豆の収穫がやや遅れ気味となっているため、農家からの積極的な売りは出ていないようですが、近々現物のプレッシャーも出てくると判断します。ファンド買いがまだ継続する可能性は有るものの、最終的には需給が見直される相場と考え、今週以降は調整安場面に入っていくと判断します。国内大豆相場は、週末発会したNon大豆10月限がセリの中で40000円の声が聞かれるところまで買われています。この10月限は完全に高値取組みの発会となっていることから、ここを中心に売って行きたい大豆相場です。

石油製品   3分1戻しは達成したが!!

OPECの減産合意で、材料出尽くし感から56ドル台まで売られたNY原油相場ですが、原油、製品の全米在庫が減少したことからファンドの買い戻しが入り、一時61台まで上昇しました。その後相場を押し上げる材料もない事から、週末にはすかさず60ドル割れまで売られています。終値では、サウジアラビアに対するテロ予告の報から60ドル台に値を戻していますが、反応は限定的なものに終っています。今の処インパクトのある買い材料は無く、米GDP(国内総生産)速報値で米国景気に対する減速感が出ていることから、完全な底値確認は出来ていないNY原油と考えます。国内製品も、ガソリン5月限が発会で大きく窓を開けて、順ざや幅を拡大した格好で高値発会となっており、買いすぎ感が強くなっています。また、4月限の週末引け値60470円は、70790円からの下落幅に対する3分1(0.382)戻しの値段であり、一旦は戻り場面終了と見て取れます。国内需給関係も灯油在庫が減少してきたもののまだ在庫水準は高水準であり、ガソリンも需要の盛り上がりに欠けていることから現物市況は軟調な展開が続いています。元売の減産効果もまだ実効性が見えてこないことからガソリン先限中心に売りと判断します。

金  600ドルは回復したが!!

先週末のNY金は、ドル安を背景に買いが入り600ドルを回復しています。原油価格が60ドルをキープしたことも支援要因となったようです。ただし銀相場が急落したことや、
600ドル台での利食い売りも多く上値の重い展開となっています。560ドル台あたりで見られた実需筋の買いも高値を追ってまでは買ってこないようです。サウジアラビアのテロ予告にも反応鈍く、ファンドの金に対する関心はまだ盛り上がってこないようです。原油価格が軟調な展開なら、再度560ドル台を試す可能性が高い金相場です。

ゴム   戻りは売り!!

週末にストップ安含みで急落したゴム相場です。日計り中心の動きから一転、大きく値を下げたことからかなり狼狽売りを誘ったようです。ファンドの買いポジションは、通常であれば3月限から4月限に乗り換えるケースが普通でしたが、どうも3月限の買いを売り決済しただけとなっており、今後もこの損切りの売り決済だけが出てくるようだと、下値は深くなる可能性が出てきました。押し目買いムードが強くなっていた矢先の急落だけに一気に地合悪化となりそうです。テクニカル的な戻り場面は有りそうですが、ファンドの整理売りや、順ざや相場であることを考えると、戻り売り対処と判断します。

ドル:円  依然ドル高見通し強いが!!

米国GDP(国内総生産)速報値が、予想以上に減速したことから、ドル買いポジションの売り決済が殺到し、一時117円10銭台まで円高が進んでいます。先のFOMCで米景気に先行きの明るさが出てきたとの見通しが発表された矢先の減速懸念だけに、市場の見方はかなり混乱しそうです。円を買う材料にも乏しいことから、依然日米の金利差を背景にしたドル高、円安予想は強いものの、今回のGDPの発表を受け米金利の利下げ観測も広がっており、また、ファンドは史上最高水準までドル買いポジションを膨らませていることから、このドル買いポジションが売りに回ると116円台を目標とした円高場面もありそうです。


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Profile
ボロナベ
相場歴25年、某投資会社で投資相談の仕事をしながら、個人でも相場に取り組んでいます。成績は、25年間相場の世界で生きてきたことが全てを物語っていると自負していますが、やはり山あり、谷ありですね
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