2006年11月04日

本当に買いかな!!


とうもろこし、大豆  今週は売りで勝負!!

とうもろこし  日本市場が休日の3日入電(現地2日)で、シカゴとうもろこしは04年に付けた335セントを大きく上回る353セントまで買われました。9日に予定されている米農務省報告で生産高が10月に続き下方修正されるとの見通しが出て、ファンドの買いが一気に出たためと思われます。簡単に2年前の高値を更新していますが、これは当時より期末在庫率が低下しているため予想の範疇の動きと見ています。週末は利食い売りも出たため342セントで終えていますが、節目と見られていた350セントまで買われた事や、9日に農務省発表を控えていることを考えると、シカゴとうもろこしは一旦高値を出した可能性がありそうです。2日にはシカゴ取引所開所以来の出来高を更新しており、ファンドの大量の買いポジションを含めかなり買い過剰感が強くなっていることも高値警戒感を強めています。エタノール向け需要は依然好調であり、農務省発表で更に期末在庫率が低下する可能性もあることから先高観測は崩れることは無いと見ますが、今週は調整安場面が入る週と判断します。国内も休日前にストップ高で23400円まで買われており、週明けは高寄りしてきそうですが其処は売り場提供場面となりそうです。

大豆  シカゴ市場で、割安感から650セントまでファンドに買われた大豆相場です。小麦、とうもろこしに対しファンダメンタルズからの支援要因に乏しく、9日の農務省発表も大豆は上方修正予想が出ていることから、一旦ファンドの手仕舞い売りが出ると厳しい調整安場面有りそうです。国内も大順ざや相場のため売り場探しに徹するべきと見ます。

石油製品  NYと国内事情に違和感!!

NY原油は、OPECの減産に対する懐疑的な見方は依然根強く、また、米国景気の減速懸念が鮮明になってきたことから57ドル台まで売られています。週末は、先週のサウジに対するテロ攻撃の報で買い戻しが入ったケースと同様に、ナイジェリアや、米国内の石油施設に対するテロ攻撃の報に59ドル台まで戻していますが、米中間選挙を前にした政治的考慮があるとはいえ、60ドルを買いきれない辺りに上値の重たさを感じます。灯油の需要期入りで製品在庫は減少傾向に向かっていますが、まだ在庫水準としては高水準であることや、テロ予告だけでは60〜61ドルが大きな上値抵抗となりそうです。国内製品市場は、元売の減産などの市況対策は採られているものの、ガソリン販売不振の常態化や、暖冬気味の天候から需要不振が深刻になっています。先限はファンドが大量ポジションを売買させており、このポジション移動によって日中の値動き幅が大きくなっていますが、実需を反映した当限の値段を見ると、順ざやを大きく買っている5月限は目先の動きに惑わされず戻り売り一貫の対処で良い考えます。

金  戻り一杯場面か!!

日本市場の休日前、米景気減速懸念を背景にしたドル安と、イランのミサイル試射の報から627ドルまで買われたNY金相場です。週末にかけては、米雇用統計を受けたドル高で売られる場面も有りましたが、原油相場の戻りや、白金相場の急騰から629ドルまで再度買われています。2番天井に当たる7月の677ドルから10月の561ドルまで116ドル下げた3分2(0.618)戻しに当たる632ドルが意識されそうです。ファンドの買いが市場に戻ってきたとの見方も増え始めていますが、史上最高値をつけたNYダウが中間選挙後に調整をいれる可能性高くなっており、今回の上昇が本格的な金価格の出直りになるかどうかはまだ疑問の残るところです。米国株式市場の動きに大きな変動が出ると、ファンドは全体の投資ポジションをクローズさせる傾向が強いため、直近の金買いポジションも手仕舞いされる可能性は十分有りそうです。632ドルを高値に売りから入る相場と判断します。ETF(上場投信)上場の噂で買われている白金相場ですが、真偽の確認は出来ておらず、ストップ高はずれる場面は売りと見ています。

ゴム   戻り売り!!

日計り商いが続く中、ファンドの買いポジションが3月限から4月限への乗り換えを行っています。このタイミングを狙って商社機関店である売方の叩きが功を奏した展開となったゴム相場です。産地からの材料も乏しく、きれいな順ざや相場もテクニカル的な売りを誘いやすい環境となっています。先週の12円の下落で先限ベースでは9月25日の203円をターゲットに入れた格好となったようです。石油製品の動きや、円安場面に加え、日計り狙いの買いに突発的に値を戻す場面も想定されますが、240円までの戻しを入れた道中で高値の買玉が入っており、このため今週以降も戻り売りの相場続きそうです。
アラビカコーヒー  ファンド買いレンジ抜けしたが!!
ファンダメンタルズからの材料がなく、NYコーヒーはテクニカル面から106〜108セントのレンジ相場が続いていました。しかし、週末にかけて他の商品が堅調地合になったことを受けて、ファンド買いが入り112.45セントと8月から3ヶ月続いたレンジ上限を抜き、目先は昨年4月につけた113.90セントをターゲットに入れた格好となっています。10月31日現在のCFTC(米国先物取引委員会)の建玉明細報告ではファンドは買越しポジションに転じており、また産地筋の売方も相場が上昇したため売りを手控えており昨年の高値125セントを意識する見方も出始めています。しかし、材料難の中でのファンド買いは短命と見ており、また値が下がると産地筋は売り急ぎしてくるケースが多いことを考えると、週始めの値を上げる場面は売り場となりそうです。

ドル:円   雇用統計でドル買われるも!!

米景気減速懸念が鮮明になったことで116円台まで売られたドルですが、週末の米雇用統計が予想外に強い数字になったことを受け、ドルは118円前半まで値を切り上げました。これにより景気減速懸念に伴う利下げ観測が後退しており、ドル高の見方が再度台頭しています。しかし、7日の中間選挙を控えたタイミングでの発表であることや、日本当局からの円安けん制、また、NY株式の下振れ懸念が高まっていることを考えると、116円台〜119円台のレンジ相場が継続されると見ています。過去最高水準レベルにあったファンドのドル買いポジションも31日発表のCFTC(米商品先物取引委員会)の建玉明細では40%以上の減少を見せており、また、外貨準備高におけるドル比率の引き下げを打ち出す国が出始めていることから、先行きはドル安:円高の流れが来ると判断しています。


wtoshi30221 at 15:04│Comments(0)TrackBack(0)

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