2006年11月11日

上げ下げ激しい相場続く!!


とうもろこし 

9日に米農務省から需給報告が発表されました。とうもろこしの生産見通しは、前回10月の発表から1億6000万ブッシェル下回る107億4500万ブッシェルとなっており、これは事前予想平均を下回るかなりインパクトの有る数字となっています。しかし、需要面で飼料、輸出が下方修正、エタノール需要も5月から据え置きの数字となっており、9億ブッシェル割れとの見方が強かった期末在庫が小幅減少に止まっています。このため、材料出尽くし感からファンドのポジション整理の売りが出て、発表後の週末2日間で14セント強の調整安場面となっています。まさに「噂で買って、事実で売れ」といった展開となっています。目先は、ファンドの手仕舞い売りや、価格高騰場面で売りを手控えていた農家からの現物売りが活発化してくる可能性が高く、10月の農務省発表を契機に260セント台から約1ドルの上昇を見せたシカゴとうもろこし相場も一旦調整場面となったようです。ただし、期末在庫率7.9%は1970年以降3番目に低い水準であり、とうもろこしの需給ひっ迫状態は一層深刻になっていることから下値も限定的となりそうです。発表前の367セントを当面の高値としてもち合い場面と見ます。

大豆

大豆の農務省発表は、生産見通し、期末在庫共に予想通りの上方修正となっています。特に在庫は過去最高の在庫となっていますが、ファンドは需給面ではなくとうもろこしに対しての割安感から大豆に積極的な買いポジションを入れています。大幅生産減の小麦や、需給ひっ迫のとうもろこしが大きく値を崩す可能性は低く、需給面から大豆だけが売られていく展開はないと考えます。むしろ、9日付日経新聞にも掲載されていたように、現在とうもろこしに対して大豆の割安感が強くなっていることから、今後もファンドのテクニカル的な買いは大豆中心に入ってきそうです。適正比価といわれる2.4倍まで大豆が買われるなら8ドル相場となりますが、まずは7ドル相場が目標となりそうです。

エネルギー   NYは高値更新出来ず!!

全米在庫の減少を背景に、61ドル33セントとまで買われたNY原油ですが、10月26日に付けた61ドル79セントのレンジ高値を抜けず、週末は59ドル台まで急落しています。国際エネルギー機関(IEA)からの石油需要見通しの下方修正や、北米の暖冬気候が売りを誘った格好となっています。国内ガソリンは、NY原油の上昇を見た新規買いや、ファンドの大量手仕舞い買いから先限5月限は発会日の62320円を抜いてきました。足元の需給を反映する期近は53000円台にあり、先限は買われすぎの状態と判断します。特に週末2日間の上昇は、ファンドの1万枚近い買戻しが大きな要因であったことを考えると、NY原油が60ドル割れの週明けは売りから入って良しと考えます。

金  テクニカル的な戻り場面!!

ドル安、原油高を背景に636ドルまで買われたNY金ですが、週末は原油安を見た手仕舞い売りが出ています。米景気の減速懸念からドル安見通しが強く、押し目買いムードが強くなっていますが、それ以外にインパクトのある材料もない事からNY630ドル台はテクニカル的な上値抵抗帯と見ます。原油価格は60ドル越えで頭打ちとなっており、またここに来て非鉄市況が軟調推移となっていることから、600ドルを割り込み再度580ドル台を試す動きになると考えます。

アラビカコーヒー  テクニカルで買われたが!!

ブラジル政府高官の需給タイト発言をきっかけに、ファンドのテクニカル的な買いが入り119.40セントと109セント、113セントの高値抵抗ラインを一気に抜き去ったNYコーヒーです。しかし、来年以降の具体的な需給の数字に関しては不透明感が強く、また、現在開花期にあたる産地ブラジルも、懸念されていた干ばつは解消されていることから、今回の上昇はあくまでファンドのテクニカル的な買いによるものと考えます。週末には、商品全体が売られていることからNYの上昇もここまでと判断しています。国内も4月に付けた23710円と今回の23620円でWトップを形成した格好となっており、
今週以降は売りで良いと見ています。

ゴム  まだ戻り売り一貫!!

先限210円割れを2度試しに行くも日計りの買戻し中心に下値抵抗強く、逆に週末には他商品の上昇を見た買戻しが入り、219円台まで値を戻したゴム相場です。逆張り的短期売買多く、下値で売り込むといやな場面も有りますが、需給関係に大きな変化も無く、依然流れは下向きと考えます。チャートも下値を残している格好であり、また順ざや幅も15円近くまで拡大していることから売りから入る相場と判断します。先限200円割れを下値目標に売って行きたいゴム相場です。

ドル:円  ドル離れ進みそう!!

中間選挙前の雇用統計で118円台まで買われたドルですが、その後、中国の外貨準備の分散化や、福井日銀総裁の利上げ時期に関する発言、更に円キャリートレードに対する警戒感の強まりから、117円台半ばで取引を終えています。米国の景気減速感は強くなっており、ドルは対欧州通貨では一段と売られていますが、対円ベースではやはり日米の金利差を背景としたドル買い需要も多く大きな動きが出てきません。しかし確実にドル売りのタイミングが近づいていると考えています。


wtoshi30221 at 17:34│Comments(0)TrackBack(0)

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