2006年11月18日
乱高下続きそう!!
とうもろこし、大豆 高値波乱場面続く!!
シカゴとうもろこしは、期末在庫率7.9%という需給ひっ迫見通しを背景にファンド買いが継続的に入って来ています。このためシカゴとうもろこしの総取組高は142万枚と史上最高レベルに膨らんでおり、まさに10年振りの大相場の様相を呈しています。ただし、ファンド勢のテクニカル的な買いに対する高値警戒感も高まっており、先週辺りは367セントの高値更新を巡っての攻防場面が続いています。先週、高値更新が出なかったことから、大きな調整安場面を想定する向きも多くなっていますが、11月14日付けCFTC(米商品先物取引委員会)のファンドの買いポジションを見ると、先週比10,533枚の増加となっており買い意欲が衰えていないことが確認されています。今週は、米国(感謝祭)、日本(勤労感謝の日)共に23日が休場となるため、高値では利益確定の売りが出やすい週となりそうですが、現在のファンド買いの勢いを考えると、大幅な調整安は無いと見ています。まだ、高値波乱場面と見ます。国内市場は、シカゴ以上に高値警戒感が強くなっていそうですが、実際には値が下がる場面では売り方の買い戻しが入りやすくなっており、こちらもシカゴ市場同様、高値波乱場面が続きそうです。一方、とうもろこしに対する割安感から買われていた大豆も、677セントを高値に持ち合い場面となっています。とうもろこし同様、ファンドの買いポジションは増加傾向にありますが、現在ファンドのとうもろこしに対する買越しは24万枚規模となっており、大豆の買越しが4万枚程度であることを考えると、将来的には大豆に買い余地が残されていそうです。
石油製品 戻りを売られる!!
7日NY原油12月限が納会しています。米景気減速懸念や、北米の暖冬気候、天然ガスの在庫増加から、55ドル81セントと先月を下回る安納会となっています。一時は54ドル台まで売られており現在の原油市況に対する弱気ムードが見て取れる格好となっています。今週以降、NY1月限が当限に回ってきますが、週末は58ドル97セントで終っていることから、12月限の納会値を意識したサヤすべりとなるか、57ドル〜61ドルのレンジ内の動きとなるかに注目が集まりそうです。国内製品は、ガソリン先限中心にファンドの大量売買が出ており、このポジション移動によるテクニカルな値動きが大きくなっています。ファンドの1万枚近い売り玉の買戻しで、5月限は62000円台まで値を戻しましたが、ポジション整理をしたファンドは週末にかけ再度売りポジションを取り出しています。今週以降もNY安を背景にファンドの売り攻勢が予想されます。また当限、先限のサヤもまだ7000円強有ることから、戻り売りの相場と見ています。
金 「カルパース」期待強いが!!
NY市場は10/6の560セントを底に1ヶ月かけて75ドルの上げを演じ、61.8%戻しを完了しています。中、長期の相場展開を考えると、カリフォルニア州の世界最大の年金基金「カルパース」が手始めとして5億ドル(約590億円)の資金を商品市場や資源株で運用することを決定しています。この動きを受け、他の機関投資家も追随することが想定されることから、コモディティー市場にこれまで以上の投資資金が流入してきそうです。特に対象となりやすい金は期待感が高まっていますが、すぐに買いが入り訳でもなく、むしろ原油、非鉄相の下落を見ると一旦はファンドのポジション整理の売りが出やすい状態と考えます。特に今週は23日に米国サンクスビギングデー(感謝祭)を控えている事から、休日前の利益確定の売りが入り易く、東京市場も23日は祝日(勤労感謝の日)となるので、戻り売りで対処と考えます。
ゴム 200円割れで一旦目標達成!!
とうとう全限月200円割れを示現したゴム相場です。産地の需給緩和や、中国の買い付けの鈍さなどのファンダメンタルズからの材料ではなく、テクニカル的な売り崩しが功を奏した結果の200円割れと見ます。この下げで内部要因の整理が促進されており、一旦戻りを入れる場面となりそうです。ただし、現在ゴムの需給に関する目新しい材料も無く、ファンドも買いポジションをほぼ撤退した状況では、戻りも限定的なものと判断します。先限200円以上は売りで良い相場と考えます。
アラビカコーヒー 他商品頼みの上昇!!
ファンドのテクニカル買いに120セントまで買われたコーヒー相場ですが、特別な買い材料も無いため、あくまで他商品高を追随した動きと見ています。NYは、ファンドのポジションで値が大きく振れやすい相場となっており、国内も先限24000円を巡っての売買が交錯していきそうです。特にとうもろこしの動きに相関性が強くなっています。
ドル:円 レンジ内で動けず!!
各種経済指標の発表のたびに、動きを見せているドル円相場ですが、119円〜117円のレンジを抜くような決定的な材料も無く、上下1円程度の動きで膠着状態となっています。週末には、ヘッジファンドが円キャリートレードで投資したエネルギーの損失を補填するためにドルを売ったとの話しもありましたが、値動きは限定的となっています。
wtoshi30221 at 18:41│Comments(0)│TrackBack(0)│