New Mexico State Info

アメリカ ニューメキシコ州地域の先住民族、通称インディアンの話題と観光スポットを現地在住の日本人navaoが紹介します。

ティムに合いました

半年くらい会っていなかったので先日、ティム(Timothy Lee)に会いにツインレイク地区の彼の家に行きました。久しぶりなのにまるで先週会っ2008 #1 038たばかりの様な、それとも今日僕が来るのを前から知っていたような態度でいつもの様に「家に入れ」と合図しました。

彼は約35年にわたりシルバースミス(インディアンジュエリー作家)を仕事にしてきましたが、その間もメディスンマン(いろいろな儀式を執り行い、祈りや歌や薬草などを通じて人々を助ける医師、祈祷師)に同行し、手伝いながら学び、修行を続けました。そして2008年のある夏の日に、僕の貸していた石の切断機や研磨機を持って僕の家に現れ「ちょうどジュエリーの仕事も一区切り付いたし、これからはメディスンマンとして生きていく」と言いました。
IMG_3503
ティムとは20年の付き合いで彼の考え方も良く解っていたし、以前からそのことについて時折話していたので、機械類やその他の道具を返しに持ってきたのも決心の現われだと受け止め、それでも唐突だったので軽く呆然としながら「オーケイついに道が開けたな。おめでとう。」と言うのがやっとで、物置に入れるのかとティムに道具を指で指されるまでのちょっとの間、頭の中をいろいろなことが駆けめぐりその先が続きませんでした。
ちょうどそのとき日本から連れて来ていたジュエリー店舗のスタッフにどうしたらいいのか聞かれて「運ぶの手伝って」と答え、どうにか戻って来られましたが、ティムのトラックから物置に運び入れる間も喪失感なのかも知れませんが何か釈然とせず、ティムと奥さんのロベルタを見送った後も心に空白があり、「今までのこと全てありがとう。これからも友達だ。」と、ティムの言葉も、ああそうだよなぐらいでした。
いきさつを知らないスタッフになにがあったのか聞かれたので「ティムはメディスンマンになる為にシルバースミスをやめた。」と答え、驚くスタッフに前々からその話は有り、いつでも連絡はとれ友達であることに変わりは無いとティムと同じことを言っておくしかありませんでした。

少し時間が経つとティムの人生なんだからこれで当たり前と思えますが、僕のインディアンジュエリー歴はほとんど彼と共にあったし、インディアンに関する知識や特に伝統的な部族の秘密に近いことまで他の誰にも言うなよと言いながら教えてくれる間柄になった状態が長く続いてきたので、突然一方的に二人の関係を破棄された気がして寂しかったのです。

これからはメディスンマンのティムと付き合っていきます。たまにならジュエリーのリペアくらいは頼めるかも知れません。

インディアンの食べ物

ナバホは汁物が好きです。以前ナバホのおじさんから日本のスープについて聞かれ、味噌汁のことだと思い説明したら、クリアスープだといわれお吸い物のことを知りたいのだと解りました。
IMG_0146
サービスに居た時、(この場合は軍隊で働いていたことを指します。)ジャパニーズスープだと言われ、日系の調理係にそれを飲ませてもらったら後にも先にもあんなにおいしいスープを味わったことが無い程だったそうです。レシピは教えてもらえなかったがシーフードだと言っていました。

IMG_0145味の詳細はわかりませんがお吸い物の微妙な味がウケたのはきっと、いつもマトンストュウ(シチュー)という羊のあら汁とでも表現したくなる様な、肉、骨、内臓、脳ミソ等ありとあらゆるものを煮込み塩コショウだけで味付けをしたものを食べているから薄味に慣れているのかも知れません。その他にもピントービーン(豆)、ベジタブルスープなどもほとんど味が付いてなく、それらだけでパンやトルティアを一緒に食べるのは僕にはつらいです。

しかし、口に合わないものばかりでは有りません。ファイヤーブレッドと呼IMG_0028ばれる揚げパン(厚いピザ地のような感じ)は、タコスのトルティアの代わりに使われたり、シュガーパウダーを水で溶いたシロップや蜂蜜を付けてそのまま食べたりしますが、これは美味しいです。
他の部族でも同様にホームメイドのブレッド類は多少パサついたものが多いですが焼きたての香りやそのシンプルな味は、あっさりとしたものがほとんど無いアメリカにおいて、癒されます。

しかしながら今までにナバホの家で何度も出されたとうもろこしの粉末とパンをこねて作った様なものをシリアルとしてゴートミルク(山羊のお乳)をかけて食べるのは僕は苦手なので、雰囲気や行動に注意を払って、その状態を招かないよう努力しています。

僕の選んだインディアンジュエリーは・・・http://www.wildwest.jp/

再開ナバオ

長い間を空けてしまい申し訳ありません。
文章を打ち込みなれていない僕にはひとたび休み始めると再開する意欲が中々わいてきません。パスワードもアイディーも書き留めてなかった為わからず、何度も挑戦しました。
以後気をつけます。

今回日本に帰ってくる前久しぶりにサンディアピークに行ってきました。そこはアルバカーキの東側にあるサンディアマウンテンズという名の山脈の一つの山で、車で頂上までいける地点のことです。
IMG_0093IMG_0070
IMG_0088IMG_0075
アルバカーキ市の中心部から気持ちの良いドライブで40分くらいで着きますが、途中は峠道なので運転に注意が必要です。また、山の登り口を北に向かって直進するとサンタフェに続くとても有名な古くからの街道、ターコイズトレイルになります。

この日はキリスト教会の団体が来ていて、まさに大地を揺るがすような音量の大合唱を休み休み1IMG_008244時間以上行っていて、観光にきた他の人たちも会話が成り立たず顔を曇らせる場面もありました。僕は1人だし何よりも歌があまりにも素晴らしかったので全然嫌ではなかったです。

付近の森の中には無数の小径(トレイル)があり、さまよっているうち暗くなってきて、まずいと思いながら歩いているうちに、今年日本人の女性が同じ山系内で遭難し、そのことを僕に伝えた人の話によると、レスキューヘリが救助に失敗し墜落したせいでその女性もパイロットも亡くなってしまった事件を思い出し怖くなりました。たしか、ローカルテレビで知ったと言っていましたが僕に話しながら「夫婦で登ったのにはぐれてしまい、男のほうだけが1人で下山するなんてどうしてなんだ。」と、怒っていました。
IMG_0104事実関係を全く知らない僕は、どっちにしろ救助隊が事故を起こしては何にもならないだろと、話のほこさきを変えるしかありませんでしたがそのことに関しても「そのパイロットは、事故の一週間前に人命救助で表彰を受けたばかりだったのに何があったんだ。」と怒りが収まらない様子で、地元の人たちにも、とてもショッキングな悲劇だったことが感じられました。後で何人かに聞いてみたら皆知っていました。新聞にも大きく報じられてたそうです。同じ日本人と言うこともあってことさら強く心が痛みます。IMG_0106冥福を祈るとともに、こんな何度も来ている身近な場所でも油断すると、自然の中では人間は無力なんだということを、事故が起きたその地で周りを覆い始めた暗闇の現実感とともに改めて確認できました。
今までは運が良かったと考えるようにします。


僕の選んだインディアンジュエリーは・・・http://www.wildwest.jp/

ニューメキシコ州近辺の良いトコ紹介2

サンタフェはニューメキシコ州の州都です。州会議事堂や最高裁判所など州政府の建物が集まっています。同時に、アメリカ建国当時から一度もその場所を動いたことがない古州都として、旅情豊かな古き良き町並みをそのまま残す観光地でもあります。
建築様式はアドビと呼ばれる原始的なものですが、たまらなく良い風情があり、一度訪れたら忘れられません。
特に冬はルミナリオとよばれるランプにうすい茶色の袋をかぶせた独特のイルミネーションがすごい数でその建物を飾り雰囲気を盛り上げ、雪でも降ろうものなら温かみのあるランプと柔らか味のある建物が最高の異国情緒をかもし出し、深く心に染みる景色になります。
IMG_0010
アルバカーキはニューメキシコで一番大きい町で、日本から飛んでくる場合通常ここに降ります。隣接するカートランドエアフォースベースと滑走路が並んでいる為いろいろな軍用機が見られ興味深いです。

IMG_0008町の東側にはサンディアマウンテンズという名の山脈が南北に走り、頂上付近まで自動車かトラムウエイ(世界一長いロープウエイ)で行くことが出来ます。僕は恐怖心からトラムウエイには乗ったことが有りませんが乗った人はファンタスティック、素晴らしいと言っていました。

IMG_0059自動車で頂上までは景色も良く快適なドライブで、道沿いにスキーボウルサンディアという小さなスキー場があったり、トレッキングのベースとなるキャンプ場も多数あり、アルバカーキ市民の憩いの場になっています。
頂上からの眺めはまさに絶景であるとともに、アルバカーキって荒野の中にポツンとある町なんだなあと感じ、これがニューメキシコだとも気付きます。

僕の選んだインディアンジュエリーは・・・http://www.wildwest.jp/

インディアンの生活とジュエリー

07 015
チェスターベナリィ氏とは家族ぐるみの10年以上の長い付き合いです。彼のジュエリーの性格上、石の破損等リペアーも多いですが一つ一つ丁寧に直し、時としてグレードアップさえしてくれます。



インディアンにとってジュエリーは一つの大きな産業ではありますが、単にそれだけではなく暮らしの中で身近な存在であり、生き方に密接している部分さえあります。入学、卒業、就職、結婚、出産など、他にも様々なイベントの度にジュエリーを贈ったりしますし、問題や病気などでメディスンマンと呼ばれる祈祷師を頼むときは、その儀式のための物をシルバースミス(ジュエリーを作る人)に依頼し、又それがとても重要なことだったりもします。
その時にジュエリーとは別にターコイズを用意することも多く、メディスンマンが地面に砂状の砕いた石(ターコイズを含めラピスラズリ等いろいろ)や着色した砂で描く魔法陣(サンドペイント)付近で使ったり、敷地の四隅や建物の入り口、窓の下などに埋めたりもします。

コピー 〜 2008 #1 157
リペアーを頼んだところ、細かいバフがけまでして完成してくれました。いつも有難う。ハリースペンサー。このごろ仕事が減ったとぼやいていたので、僕も彼のジュエリーを一生懸命売ってあげたいです。




シルバースミスになる為の過程は今は学校で教えたりもありますが、年配の人や多くの場合は親や親戚などから学び、人によっては10歳くらいから家の手伝いとして石の色あわせや簡単なバフがけ(シルバーみがき)を始めた経歴を持つという話も聞いたことがありますが、それは昔の話で、子供を働かせるなんて!という考えが常識となった今はお遊び程度で、本格的に手伝わせているということはあまり聞きません。
IMG_3500

パインデールという名のチャプター(行政区)に住む、ジョートム氏。昔ながらのナバホスタイルジュエリーを作り続ける頑固さが顔にも表れています。でも苦手な英語を身振り手振りを交えながら話す様子は意外に可愛く、表現が難しいことを何とかわかってもらおうとする僕自身と重なったりして、思わず微笑んでしまいます。




年配のシルバースミスにどうしてこの道を選んだのか聞いたところ「女性にもてるから」という回答が、2番の「他にやることを考え付かなかった」というどちらもとても正直で自然な回答を上回りました。女性はジュエリー目当てで近づいてくると自慢げに語ってくれました。豪快です。

僕の選んだインディアンジュエリーはこれです。
livedoor プロフィール
livedoor × FLO:Q
ゲオECおすすめ商品

[PR]ゲーム買うならGEO
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ