テレビ朝日「虎の門」
昨夜はいとうせいこうナイトということで,ヤマカンセンター試験と創作むかし話王決定戦だった。
虎の門は,全国ネットでやれば日本人の笑いのレベルは飛躍的に向上するのではないかという手応えを感じる番組だ(関西でやれば衝撃を与える可能性がある)。学校の休み時間で「(虎の門ルールで)しりとり」や「創作むかし話」をやる学生たち。想像するだけでワクワクする。近年の芸人ブームで,センスのない芸人も不当にテレビに出ている。それを打破してかつて松本人志が「遺書」に書いたようなお笑い国家(民主主義がお笑い主義になるのではなく日本が世界のエンターテインメントを牛耳るということを示唆していると思います)が見えてくるのは,こういう企画を学生達がやってくれることに他ならない。
一方で,テレビを創っていく人間としてはいとうせいこうは商売敵だ。毎週毎週こんなことをやられたら,私はどんな番組を創ればいいのだろう,と不安になってしまう。例えば昨年末にやったフジテレビ「人志松本のすべらない話」なども,これまでなかったタイプのトーク番組であり,笑いのセンス(感覚)だけが問われるものだ。虎の門における企画もこれも,無から有(笑い)を生み出すというテレビとして最高レベルのことをやっているのではないかと思う。そういう意味では彼らを尊敬し,一方で彼らを目指していかなければならない。でもどんどん遠くなる気が。
まぁ,がんばっていかなあかんわけですけれども。ここもよろしくね(ブローグのランキーングです)。
毎度ありがとうございます!