2010年01月

文民統制を強化へ、防衛省改革で検討チーム(読売新聞)

 北沢防衛相は23日、防衛省改革について、自民党政権時代に策定された計画を白紙化し、新たな案を検討するチームを防衛省内に設ける方針を固めた。

 月内にも発足させる。改革では、文民統制を強化するための組織改編を中核に据える考えだ。有事の際、陸海空各幕僚監部(制服組)の指揮命令系統を明確化することなどを目指す。

 検討チームは西元徹也・防衛相補佐官がまとめ役となる見通し。制服組、背広組の双方が参加する。自民党の麻生前政権は、内局(背広組)と制服組の統合推進を柱とする防衛省改革案を打ち出した。しかし、北沢防衛相は、文民統制を重視する観点から、背広組と制服組の過度の統合には問題があるとの立場だ。このため、新たな改革案を策定することにした。

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替え玉殺人裁判 イン・リナ被告への判決要旨(産経新聞)

 ■主文

 無期懲役に処する。高木清さんを殺害した点は無罪。

 ■近藤晃さん(替え玉)事件

 被告は糖尿病を患っていた近藤さんを夫の替え玉にして入通院させ、入院直後の平成14年2月4日に計画的に石川県に連れて行った。被告はその理由を合理的に説明しておらず、近藤さんはわずか10日あまりで死亡し、夫の死亡届が提出された直後、被告は相続などの方法で夫の資産のほとんどを不正に入手した。被告は資産目的で近藤さんを夫の替え玉にし、糖尿病の悪化により死亡させる計画を立てていたと推認できる。被告は夫が失踪(しっそう)し在留資格の更新が許可されなくなるので近藤さんに替え玉になってもらったと弁解するが、不合理で多くの証拠と矛盾し、信用できない。

 被告は共犯者と共謀し、14年2月10日、近藤さんを石川県の海岸で数時間歩かせた上、納屋で簀巻きにして14日または15日まで監禁し、糖尿病を悪化させ、15日ごろに死亡させた。共犯者の供述調書は信用できる。被告の弁解は不自然で信用できる他の証拠と矛盾し信用できない。被告が近藤さんの病状を知っていたことから殺意も認められる。

 ■夫事件

 夫の自宅押し入れに夫の骨格筋や多数の血痕が付いており、夫の死体が解体されたか重い傷害を負ったかのいずれかと推認できる。骨格筋が付いたのは13年10月29日から11月6日の間で、夫はそのころから行方不明になり、生きている形跡がない。夫はこの期間に自宅で死亡した。

 被告は、夫は11月10日に自分の外出中にいなくなり、けがをしている様子はなかったと述べるが、骨格筋の付着状況に反しており、意図的なうそと認められる。自宅押し入れと床面のクロスについて証拠隠滅行為がされ、被告は奈良県で夫の血液が付いたバッグを川に捨て、夫の血痕が付いた畳を替えるなど証拠隠滅行為をしている。被告こそが夫を死亡させた犯人と推認できる。

 骨格筋の付着が生前の場合、傷害致死罪に当たることは明らか。付着が遺体の解体によるものだった場合も、夫の死亡に相当に重い責任を負うことを理解していたと推認でき、故意の行為によって死亡させ、直接的な原因を自ら積極的に与えた場合であるとしか考えられない。この場合でも、傷害致死罪に当たることが推認できる。

 しかし、殺意までは推認できない。検察官は、被告が夫の死亡直後の11月8日に替え玉殺人計画を実行し始めたことなどから、資産を手に入れるために殺す計画を立てていたと主張するが、死亡から8日まで最長10日間もあり、死亡後に替え玉殺人計画を考え出した可能性は否定できない。

 ■高木さん(替え玉)事件

 犯罪の証明がないので無罪の言い渡しをする。

 高木さんは何者かの行為によって死亡し、被告は高木さんを夫の替え玉として殺害する計画を立てていた。しかし高木さんは被告の計画とは明らかに異なる態様で殺害され、高木さんの生活状況が明らかではなく被告以外から危害を加えられる可能性がないとはいえない。被告が犯人の可能性が高いとはいえない。

 また、遺体の一部が入っていたリュックから発見された毛については、鑑定結果を検討しても被告の毛と断定できず、仮に被告の毛としても、殺害以外の機会に何らかの経緯でリュックの内部に付着した可能性も完全には否定できない。これをもって被告が犯人と断定することはできない。

 ■その他の争点

 省略

 ■量刑理由

 最も重視すべきは、近藤さんを殺害し、相続を装って夫の資産を不正に取得した替え玉殺人・資産不正取得事件。罪質は悪質で、動機も非常に身勝手、巧妙な計画を立てて約3カ月にわたって実行しており計画性が高い。被告は首謀者で、公判で非常に不合理な弁解をして反省が認められない上、遺族に謝罪すらしていない。死刑も全く考えられないわけではない。

 しかし、殺害態様は被害者に長時間苦痛を与える冷酷で非情なものであるが、犯行計画のためには病死を装う必要があり、長時間にわたって糖尿病を悪化させるという殺害方法にせざるをえなかった側面もあり、殊更に苦痛を与えるためということはできない。

 そうすると、殺害された被害者が1人である上、殺害態様は非常に強い悪質性があるとまではいえず、死刑を選択すべきではないが、有期懲役は軽すぎる。替え玉殺人・資産不正取得事件のみを前提とすれば、無期懲役が相当である。

 その他の事件の量刑を加えることで、死刑に処するべきか検討する。夫に対する傷害致死は重大な事案であり、刑事責任は非常に重い。しかし犯行態様が全く分からず、被告が特に残虐な態様で死亡させたとか、特に悪質な目的だったとの事情は認められない。また、傷害致死罪の法定刑には死刑も無期懲役もない。これらの諸点を考慮すると、傷害致死事件を加えて考えても、死刑は相当ではない。その他の事件を加えて考慮しても同様である。

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首相と2閣僚、秘書任せ認める 収支報告書チェック(産経新聞)

 26日の参院予算委員会で、自民党の森雅子氏が全閣僚に政治資金収支報告書をチェックしているかただした。与党側の異論で答弁は一部にとどまったが、鳩山由紀夫首相、亀井静香郵政改革・金融相、前原誠司国土交通相が「見ていなかった」(首相)などと、秘書任せだったことを認めた。

 偽装献金問題を抱える首相は「これからは必ず見る」と強調した。

 菅直人副総理・財務相は「『菅』という名前で『全(閣僚)』という名前ではないのでお答えできない」と混ぜっ返したが、結局「見たことはある」と答えた。岡田克也外相と福島瑞穂消費者・少子化担当相は「(自身で)見ている」と“模範解答”した。

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四つの翼を広げて滑空=小型羽毛恐竜の模型で実験-鳥類飛行の起源か・米中チーム(時事通信)

 前脚だけでなく、後ろ脚にも羽毛が生えて翼状になった小型恐竜「ミクロラプトル・グイ」は、四つの翼を大きく広げ、樹上からグライダーのように滑空した可能性が高いことが分かった。米カンザス大と中国・東北大の研究チームが25日までに実物大で軽い模型を作り、飛行実験を行った成果。論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
 ミクロラプトル・グイは、中国遼寧省の約1億2500万年前の地層から推定全長77センチの化石が見つかり、2003年に発表された。ドイツで見つかった約1億5000万年前の初期鳥類化石「始祖鳥」より年代が新しいが、遼寧省ではその後、始祖鳥より古い「四翼」の小型恐竜化石が見つかった。現在では、四翼の恐竜の中から二翼の鳥類が進化したとの見方が強まっている。
 研究チームは、ミクロラプトル・グイによく似た近縁種で全身の保存状態が良い化石標本から型を取り、ウレタンフォームで復元。本物の鳥の羽根も取り付け、重さ430グラム程度の軽い模型を作った。3.33メートルの高さから滑空させると、飛行距離は最長で23.9メートルだった。
 ミクロラプトル・グイの飛び方をめぐっては、後ろ脚を後方に伸ばすのではなく、縮めて前脚の根元に引き付ける「二翼」式だったとの見方もある。しかし、研究チームは、この形態はバランスが取れないと指摘。また、地上を走って飛び立ったとの見方についても、後ろ脚の長い羽根が邪魔になるとして否定した。 

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産業ガスで価格カルテルか=大陽日酸など十数社立ち入り-公取委(時事通信)

 窒素や酸素などの産業ガスをめぐり、価格カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は19日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで大陽日酸(東京都品川区)などメーカー十数社を立ち入り検査した。
 ほかに立ち入りを受けたのは、エア・ウォーター(大阪市)、高圧ガス工業(同)、岩谷産業(同)、日本エア・リキード(東京都江東区)、昭和電工(港区)など。立ち入り先は本社や支店、営業所など計40カ所以上に上るとみられる。
 関係者によると、各社は2003年ごろから数回にわたり、原料の値上がりや原油高に伴う輸送コストの増加を背景に、産業ガスの出荷価格を値上げすることで合意していた疑いが持たれている。カルテルには主に各社本社の幹部が直接関与していたという。 

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