大阪市西成区のあいりん地区の生活保護受給者が病気を装って医療機関から無料で処方された向精神薬を、神奈川県横須賀市の男らが買い取って転売していた疑いがあることが20日、神奈川県警への取材で分かった。県警は近く、麻薬取締法違反(営利目的譲渡、所持)などの疑いで、同県横須賀市久比里の無職、大沢広一被告(41)=覚せい剤取締法違反罪などで起訴=を横浜地検に追送検する。

 県警は、生活保護受給者から向精神薬を購入し、大沢被告に譲り渡していたとみられる大阪市港区の無職、栗山一郎容疑者(53)=同法違反容疑で逮捕=からも事情を聴いている。生活保護受給者は福祉事務所が発行する医療券を使えば、医療費が無料になる。

 県警の調べによると、大沢被告は平成21年11~12月、インターネットを通じて知り合った5人に向精神薬約1千錠を計約12万円で販売するなどした疑いが持たれている。栗山容疑者が受給者から10錠200円で向精神薬を購入して大沢被告に譲り渡し、大沢被告がネットで800~2500円で転売していたという。

 約3年間で200人前後に転売、約2千万円を売り上げていたという。

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