2013年06月11日

特別な健康上の理由がない限りは、母乳で子供を育てるのが最適であることは知られ、それを裏付ける様々な調査・研究が行われている。画像として明確に脳の発達に差があることを示した研究は行われていなかったが、ブラウン大学のSean Deoni博士らによって開発された静音核磁気共鳴画像法(MRI)を用いることで、睡眠中の乳児の脳画像を正確に撮ることが可能となり、母乳で育つ乳児は人工乳で育つ乳児に比べて、脳内の連結を助ける白質の成長が早いことが分かった。

彼らは、同様の社会経済的背景を持った133人の10ヶ月から4歳までの子供を、母乳のみで育つ子供、母乳と人工乳で育つ子供、人工乳のみで育つ子供の3グループに分けて調査を行った。すると、母乳のみは母乳と人工乳より、母乳と人工乳は人工乳のみよりも、また母乳を与える期間が長いほど子供の脳の成長を促進させることが示された。Deoni博士によると、母乳と人工乳による成長差は20~30%にも及ぶという。これまでの全ての研究結果と今回の研究結果を合わせることで、母乳での育児は確実に好影響を与えるだろうという。

feeding

元記事:
MRI Study: Breastfeeding Boosts Babies' Brain Growth
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/06/130606141048.htm

参照:
Sean C.L. Deoni, Douglas C. Dean, Irene Piryatinksy, Jonathan O'Muircheartaigh, Nicole Waskiewicz, Katie Lehman, Michelle Han, Holly Dirks. Breastfeeding and early white matter development: A cross-sectional study. NeuroImage, 2013; DOI: 10.1016/j.neuroimage.2013.05.090

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字