2013年08月09日

イルカはとても高い知能と社会性を持っていることで知られ、動物の中でもイルカに匹敵するものはチンパンジーやゾウなど数えるほどしかいない。近年、イルカ は個々の発する固有のシグニチャー・ホイッスルを名前のように利用していることが示され、そしてこの度、シカゴ大学で今夏博士号を取得したJason Bruck博士らによって、イルカは20年以上も会っていなかったかつての仲間のシグニチャー・ホイッスルを覚えていることが分かった。

彼は、6つの施設で53頭のハンドウイルカを対象に実験を行った。それぞれのイルカは、同じ水槽で暮らしたことのあるイルカのシグニチャー・ホイッスルには明確な反応を示し、それは20年6ヶ月も離れて暮らしていた相手でも同じであった。野生のハンドウイルカは平均20年ほどの寿命を持つことから、おそらく一度仲間になった相手は生涯覚えているのではないだろうかという。

高い知能を持っているイルカであるが、同様に高い知能を持っている霊長類と同じ進化を辿ったのかどうかは定かではない。そのため、イルカの知能を研究することで脳の進化をより深く理解することができるだろう。また名前のように使われるシグニチャー・ホイッスルが、実際にイルカに対してどのようなイ メージを持たせているのかも、イルカの知能を理解するうえで重要な研究対象となるだろう。

補足:
イルカがシグニチャー・ホイッスルを名前のように利用しているという研究を以前記事にしましたので、興味のある方はどうぞ。(イルカは名前を持っている?

Bottlenose

元記事:
Dolphins Keep Lifelong Social Memories, Longest in a Non-Human Species
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/08/130806203146.htm

参照:
University of Chicago (2013, August 6). Dolphins keep lifelong social memories, longest in a non-human species. ScienceDaily. Retrieved August 8, 2013, from http://www.sciencedaily.com­ /releases/2013/08/130806203146.htm


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