2013年08月29日

深海は生物にとってはとても厳しい環境であるため、不思議な進化をした多種多様な生物が存在する。グリマルディテウシス・ボンプランディ (Grimalditeuthis bonplandi)と呼ばれるイカの仲間は、8本の腕の他に2本の細長く吸盤もトゲもない腕を持っていることが知られていたが、これまではクジラや大型の魚類に捕食され消化されかけた個体しか得られることはなかったため、その弱々しい2本の腕の使い道など生態は謎に包まれていた。

そこでドイツはヘルムホルツ海洋研究センターのHenk-Jan Hoving博士らによって、生きた個体がカメラに捕らえられ、そこでは2本の細長い腕をルアーのように利用する姿が映し出された。実際の捕食シーンが撮 られたわけではないため断定的なことは言えないが、その腕先の動きは小型の海洋生物によく似ており、おそらく餌となる生物をおびき寄せるために利用してい るのだろうと考えられるという。



元記事:
Video: Deep-Sea Squid Goes Fishing in the Dark
http://news.sciencemag.org/plants-animals/2013/08/video-deep-sea-squid-goes-fishing-dark
Deep-sea squid uses tentacles to attract prey - Mysterious cephalopod's fragile arms lure its food close enough for killing
http://www.nature.com/news/deep-sea-squid-uses-tentacles-to-attract-prey-1.13614

参照:
Hoving, H. et al. Proc. R. Soc. B http://dx.doi.org/10.1098/rspb.2013.1463 (2013).

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