ブルーホール

2012年01月30日

初期の生物が現れたころは現在の地球とは環境が大きく違うため、その中でどのように生物が進化したのかを特定することは難しく、大きな謎に包まれている。そこで、テキサスA&M大学ガルベストン校のTom Iliffe博士らによって、バハマの3つのブルーホール内にどのような細菌が生息しているのかが調査され、それぞれのブルーホール内で深くなるに従い、特徴的な形態を持った異なる細菌が現れていることが分かった。

これは、光の届く量や酸素濃度などの環境の変化に伴い、特徴的な形態を持った細菌がそれぞれの場所で進化していった結果である考えられる。バハマには1000以上、世界中では数万ものブルーホールがあるが、これまでのところそのうちの5%も調査されていない。これらの極限環境で生息する微生物は、 初期の地球で発生し進化したものと似ていると考えられるため、ブルーホール内の生物を研究することでそれらの進化の過程などを解明することに繋がっていくだろうという。

blue holeバハマのブルーホール

元記事:
Life Beyond Earth? Underwater Caves in Bahamas Could Give Clues
http://www.sciencedaily.com/releases/2012/01/120126131511.htm

参照:
1. Thomas M. Iliffe, Rikk Kvitek, Steve Blasco, Katie Blasco, Robert Covill. Search for Bermuda’s deep water caves. Hydrobiologia, 2011; 677 (1): 157 DOI: 10.1007/s10750-011-0883-1
2. Brett C. Gonzalez, Thomas M. Iliffe, Jennifer L. Macalady, Irene Schaperdoth, Brian Kakuk. Microbial hotspots in anchialine blue holes: initial discoveries from the Bahamas. Hydrobiologia, 2011; 677 (1): 149 DOI: 10.1007/s10750-011-0932-9

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