2010年11月

「初音ミク」と「評価経済社会」 (上)

大仁科技大學で講演をしてきました。以下はその内容を分かりやすく書き直したものです。

◆ ◆ ◆miku

みなさんは、「初音ミク」を知っていますか。初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディアという会社が作ったDTMソフトウェアの名前です。コンピュータでさまざまな楽器の音を合成して音楽を演奏させるだけでなく、声優さんの吹き込んだ音声データを元にコンピュータに歌を歌わせることもできます。 2007年に発売されてから、一年間に四万本を出荷するという大ヒット商品になりました。

初音ミクのヒットの過程では、興味深い現象が見られました。

名前も知らない他人同士が、インターネットを通じてコラボレーションを始めたのです。ミクのユーザーはさまざまなカバー曲やオリジナル曲を作成してニコニコ 動画にアップロードをし始めました。すると、その曲のイメージに合わせたミクのイラストを描き、音楽と合成して動画を再アップロードする人が出てきました。さらに、ミクの3Dモデルを作成し、その3Dモデルを自由に動かしてアニメーションを作ることができるソフトウェアを開発し、無料で配布する人も現れました。

そして、初音ミクが歌った無数の楽曲の中からは、百万回以上も再生されるほど人気が出るものが生まれました。ミクの動画はYouTubeでも公開され、世界中で視聴されるようになりました。いまではミクのコスプレはすっかり定番になり、フランスやアメリカでも見ることができます。台湾のカラオケでは、若者がミクの歌を日本語で熱唱しています。

 

自分で歌ったり演奏したりするのと違って、コンピュータに音楽のデータを打ち込んだり動画を作成したりするのは大変な手間がかかります。ニコニコ動画に楽曲や動画をアップロードする人たちのほとんどは、プロのミュージシャンでもアニメーターでもない普通の人です。彼らは仕事や勉強の合間を縫って作品を制作し ています。彼らを突き動かす情熱は、どこから来るのでしょうか。

まず、金銭的利益ではありません。もちろん、大人気になった曲の中にはCDになっ て発売されているものもありますし、誰かがカラオケでミクの歌を歌えば、そのたびに作者にお金が入るようになっています。しかし、それはあくまで結果で あって、彼らが最初から商品化を意識して作品を作っていたわけではありません。3Dアニメ作成ソフトMikuMikuDanceの作者が、多くの人から寄付の受け取りを拒み続けているのがよい例です。

名誉、でもありません。ミクの楽曲や動画の作成者たちは、みんなハンドルネームで動画を投稿しています。かれらは、名前も顔も知られないまま、創作活動を続けています(もちろん、マスコミからの取材を受けて自分の素顔を明らかにする人はいますが)。

彼らを動かす元になっているもの、それは仲間からの賞賛です。世界中に自分を売り込みたい、というのではなく、ニコニコ動画を見ている仲間から、「すごい!」と言われたいのです。

アメリカの心理学者・マズローは、「欲求段階説」を唱え、人間の欲求を最も低次の「生理的欲求」から最も高次の「自己実現の欲求」までの五段階に分類しまし た。そのうえから二番目に位置するものとして「承認の欲求」があります。他者から尊敬や注目を得たい、という欲求です。ミク作品を作る「職人」さんたちの 情熱の元は、まさにこれです。ただし、それが仲間内での賞賛だというのが、日本らしいところです。

仲間内の賞賛を好む、という日本人の特質を見事に表現した2ちゃんねるのコピペ(複製貼上)があります。

OLだった頃、会社で働いていた日本に超詳しいベルギー人が言ったことに納得してた。
日本文化は身内受けの凝り性文化だそう。
外国文化に負けまいとしているのではなく、
世に意図的にインパクトを与えようとしているのでもなく、
今ここにいる同じ価値観を共有する仲間からの喝采を浴びたいと考える。
その結果、同じものを志す者同士の「これすごいだろ、おもしろいだろ」合戦が始まり、そこで生み出される物が自然と研ぎ澄まされていく。
でもその競争は、敵対的なものではなく、お互いを尊敬しあいながら、静かに深く進行していく。
そしてある日、偶然目撃した異文化出身の人間(外国人)から、
それがすごいものであることを知らされる。
ほとんどの日本人はその日が来るまで、自分たちが作り上げた物がすごいものとは知らない。
もろもろの伝統文化、芸能、電化製品、アニメ、他、みんな同じパターンで世界に広まっていった。
だから、日本がここまで発展してきたのも必然的なものだし、
この精神が衰えない限り、これからも日本は誰に頼まれることもなく、
知らないうちに勝手に世界にインパクトを与え続けていくだろうと。

誰が言うたか知りませんが、うまいことを言うもんですな。

◆ ◆ ◆

長くなったので後半へ続く。

初音ミクについて分かりやすくまとめたビデオもあります。

不思議じゃなイカ?

あざといタイトルをつけてしまった。ちょっと反省。

大抵のブログと同じく、私が使っているライブドアのブログにもアクセス解析機能がついていて、このブログを読んでくれる読者が使っているのがPCなのか携帯なのか、アクセス元が台湾からなのか日本からなのか、どんなキーワードで検索してここへ飛んできたのかが分かるようになっている。

この解析ログを見ていると、面白いことが分かってきた。うちのブログには平均して毎日1~2件携帯電話からのアクセスがあるのだけど、そのほとんどが、「イカの足は何本ですか?」へのアクセスなのだ。PCからも、「イカの足 本数」などのキーワードで検索してここへ飛んでくる読者も少なからずある。日本でもイカの足の本数を知らない人が増えているのだろうか、それとも、子供の調べ物に使われているのだろうか。

今、日本で「イカ」といったら、『侵略!イカ娘』しか思い浮かばないのだが。

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『侵略!イカ娘』については、先日こっそり第一話を見てみた。台湾で「アニメ概論」を教える者として、日本で流行している作品は一応チェックしておかなければなるまい。

海水浴客で賑わう海の家れもんを切り盛りする相沢姉妹。そんな忙しない最中、次女の栄子の前に奇妙な格好の少女が現れる。三角帽子にウネウネした水色の髪の毛、真っ白なワンピース。自らをイカ娘と名乗る少女は人類を侵略するためにやってきた海の使者だという。

現実感の無い言葉に取り合おうとしない栄子だったが、その態度がイカ娘の逆鱗に触れて!

 というのが第一話の第一パートだった。脚本は横手美智子。彼女の書く『機動警察パトレイバー』の小説版はよかった。これならオタク層に人気が出るのも分かる。

『-イカ娘』をみて真っ先に思ったのが『ケロロ軍曹』だった。あとで検索してみたら、同じように思った人は多いようだ。台湾ならANIMAXで字幕放送されるよりも、東森幼幼台MOMO親子台で吹き替え放送されて、ゴールデンタイムで小朋友の人気者になりそうだ。

◆  ◆  ◆

そう言えば、「イカの足は何本ですか?」ではイカの足の本数を書いていなかった。もし本当にイカの足の本数を知りたかったのなら、読者はがっかりしたに違いない。ということで、いまここでお知らせする。イカの足は10本です。

イカの足は何本ですか? : ごぅいんタイワン

授業活性化に挙手点!

台湾で教鞭を執る先生方、そろそろ期中試験も終わって一段落したころかと思います。今回は、そんな先生方に、一学期後半の授業を盛り上げる小ワザをご紹介します。学生諸君は、チラシの裏にでもプリントアウトして「三色ボールペン」の練習用に使ってください。赤線が二本・青線が四本といったところかな。


さて、本日ご紹介する小ワザは、名付けて、挙手点制度。

やり方はとても簡単です。学生が授業中に手を挙げて発言するたびに、正解不正解にかかわらず一ポイントずつ与えていく。それだけです。学生の発言回数は、出席簿に「正」の字を書いていけばよいでしょう。

このやりかたは、大学時代にドイツ語を教わったO先生の授業が元になっています。0先生の場合は、授業で一切出席を取らず、挙手して発言した学生の名前だけをチェックされていました。出席を取らないので、授業をサボっても先生には分からないわけですが、そのかわり、発言しなければ欠席したのと同じになるわけです。そう考えると、ずいぶん恐ろしい制度だったんですねぇ。

私の場合は、試験の点数にポイントをそのまま加算しています。たとえば、それまでの授業で挙手点10を稼いだ学生が試験で70点を取った場合、70+10=80で、その学生の試験の成績を80点とするのです。

挙手点制度を採り入れると、授業が大きく変わります。

まずは学生。正解不正解にかかわらず挙手して発言するだけで試験の成績が上がるのですから、学生は当然積極的に挙手するようになります。特にこの時期、期中試験の成績が悪く、単位が取れるかどうか危なくなってきた学生は、目の色を変えて手を挙げるようになります。つまり、学生が積極的に授業に参加するようになるのです。

そして教師側も変わる必要があります。教師が一方的にしゃべるだけでは学生がポイントを得る機会がありませんから、発問が多くなるような授業スタイルにしなければなりません。授業の後で出席簿を見返したときに、挙手点のチェックが少ないようなら、教師のしゃべりすぎです。また、難しい発問だけでは一部のよくできる学生しか答えられませんから、難易度をさまざまに変えた発問をしたり、複数の答えのある発問をする必要があります。

このやりかただと、30回も発言する学生がいたら、試験で70点しか取らなくても100点になってしまうではないか、と反論される先生もいらっしゃるでしょう。しかし、8回ほどの授業で30回も発言するほど授業に参加している学生が平凡な点数しかとれないなんてことは、(あまり)ありません。それに、たとえその学生が40点しかとれなかったとしても、充分に授業を盛り上げてくれたのだから、それぐらいのご褒美はあげてもいいのではないでしょうか。

スピーチのサンドイッチ構造

スピーチのサンドイッチ構造。これさえ使いこなせるようになれば、どんなスピーチも恐るるに足らず、だ。

スピーチのサンドイッチ構造とは何か。説明しよう。まずスピーチの冒頭に主張を持ってくる。つぎにその主張の根拠を述べる。あるいは具体例を挙げて説明する。そして最後にもう一度主張を繰り返してスピーチを終わる。主張はパンだ。根拠や説明はサンドイッチの具だ。主張のパンで具の根拠や説明を挟むので、サンドイッチ構造、というわけだ。

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日本人や台湾人のスピーチを聞くと、イライラさせられることが実に多い。話の要点が最後まで語られないので、聞いている方は「この人は結局何が言いたいんだろう」と頭に「?」を二つも三つも浮かべながら延々と続く話につきあわされるからだ。

この種のスピーチは、どうも書き言葉を中心に言論が発達してきた漢字文化圏に共通のものらしい。書かれたものであれば前に戻って読み返すことができるので、主張に至るまでに話があちこちへ寄り道しても一向に構わないわけだ。この、要点を最後に持ってくるやり方を、「尾括型」という。

一方、演説を中心に発達してきた西洋の言論では、主張を先に述べるスピーチが定番となった。主張を先に述べてから詳しい説明をしてもらったほうが、たしかに聞いている方は理解しやすい。先に述べた尾括型に対して、要点をさきに持ってくるこのやり方は「頭括型」と呼ばれる。

尾括型よりも頭括型のほうが、耳で聴くスピーチとしては優れている。こんなことは、私が今さら言うまでもないことで、まともなスピーチの解説本なら必ず書かれていることだ。にもかかわらず、頭括型が定着していないのはなぜか。名前が悪いんじゃないかと私は考えた。分かりやすい名前をつければ、みんながもっとスピーチの構造を意識するようになるんじゃないか。

そこで思いついたのが、「サンドイッチ構造」という名称だ。「スピーチのサンドイッチ構造」。三回も聞けばスピーチの構成の要点をしっかり覚えられるでしょ。本当は一回聞けば、といいたいところだけど、実際授業で使ってみると、一回では学生は覚えてくれないようだ。

◆ ◆ ◆

「スピーチのサンドイッチ構造」という言葉を使い出してからもう5年ぐらいになるだろうか。「スピーチ」「サンドイッチ」「構造」というごく有り触れた単語を並べただけのものなので、あちらこちらで使われているだろうと思っていたら、そうでもなかった。驚いたことに、Gooleで検索した結果は0件。いまでもこの言葉を使っているのはこの「ごぅいんタイワン」ただひとつ(検索するときは、「"スピーチのサンドイッチ構造"」と「""」で囲むのを忘れないこと)。

ただし、「スピーチのサンドイッチ構造」ということばを「発明」した人はもう一人いる。日本女子体育大学教授の得丸さと子先生だ。交流協会の実践講座の講師として来台されたときに、先生からこの言葉を聞いた。講義の後で、「「スピーチのサンドイッチ構造」、私も使ってます」と先生に話しかけたのはいうまでもない。

得丸先生のサンドイッチ構造は、私のそれよりも「うまい」ものだった。なんと、パンと具の間に「バター」あるいは「からしマヨネーズ」が塗ってあったのだ。

得丸先生のサンドイッチ構造はこうだ。まず主張を行う。そして「(なぜなら)~からだ」と理由を続ける。この部分がバターに当たるわけだ。次に具体的な説明や例を述べるのだが、最後の主張の前に、「このように~」と説明部分を総括しておく。こうすることで、よりスピーチが分かりやすくなるのだ。

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さて、この「スピーチのサンドイッチ構造」だが、利用範囲はスピーチだけに限ったことではない。論文など、論理的な文章の作成には不可欠なものだ。論文を作成中の四年生諸君は、自分の書いた論文のそれぞれの段落がきちんとサンドイッチ構造になっているかよく確かめてほしい。

卒論書くのにこれだけは入れとけっていうフリーソフト

台湾で日本語を学ぶ学生が卒業論文を書くために必須のソフトを紹介する。いや、どちらかというと台湾で日本語を教えている(台湾人の)先生方に見ていただきたいかも。

Google 日本語入力

Windowsを使うともれなくついてくるので、日本語を入力するのに何の疑いもなくMS-IMEを使っている人が大半だろう。しかし君たちはそれで満足か?望んだ変換が一発で出てくるかい?

そこでGoogle日本語入力だ。MS-IMEとは比較にならない変換効率の良さ。日本の携帯電話で見られるような先読み入力。特に意識しなくても新語・流行語が追加される辞書(とくにあっち方面はすごいらしい)。同じ無料なら、こっちを使っておきなさい。入力速度が三倍速くなるぞ。

FEP、 じゃなかった、IMEをGoogle日本語入力に替えるときには、ぜひ「Google 日本語入力ができるまでの開発背景(コミック)」も読んであげてほしい。アメコミ風の絵がなんとも奇妙な雰囲気を醸し出していい感じだ。それに、 Google日本語入力が個人情報を収集することはない、としつこいほど繰り返しているのも微笑ましい。

ただし、Google日本語入力の細かい使い方について私に聞くのは止めて欲しい。私は十年来のATOKユーザーなのだ。

Evernote

正確にはこれはウェブサービスだけど、ネットから切り離して使うEvernote for Windowsもあるので、フリーソフトの記事で紹介してもいいだろう。

インターネットから落としてきた論文のPDFファイル名は、ほとんどの場合わけの分からないアルファベットや数字が並んだものじゃないだろうか。どのファイルがどの論文か分からなくなってしまったという経験はないか?

ニュー スサイトや新聞社のサイトで見つけた、卒論に関係ありそうな記事はどうしてる?ブックマークして安心していたら次に見たときに記事がなくなっていた、とい うことはないか?それとも、コピーしてWordに貼り付けている?やっぱり、後で記事を探すときに困ったりしてないか?

それを解決してくれるのが Evernoteだ。気になるサイトはどんどん取り込んでいく。Webクリップを使えば、クリック一回でサイトを取り込める。EvernoteはPDFの 本文まで検索してくれるので、著者でもキーワードでも何か覚えていることがあれば、あとで目指す情報にたどり着くのも簡単だ。

タグを使えばさらに 便利だ。タグというのは簡単に言えばキーワードだ。それぞれの「ノート」にタグを設定しておく。そうすれば、検索をかけたときに同じ分野の「ノート」がず らっと並んでくれる。中には意外な取り合わせもあったりして、新しいアイディアを発想する種になってくれることもある。

その他、携帯電話からメールで写真やメモをEvernoteに送ったりもできる。

ここに中国語の解説もある。

 

Foxit Reader

さて、山のように取り込んできたPDFファイルを見るのに、君は相変わらずあの重いAdobe Readerを使っているのだろうか。ソフトの起動が遅い。そんな小さなストレスでも、積み重なれば、せっかくのやる気が少しずつ削がれていくものだ。

Foxit Readerなら、さっと起動できる。しかも、タブ型なので、複数のPDFファイルを簡単に切り替えることもできる。まあ騙されたと思って使ってみて。今までの待ち時間は何だったんだろうと腹が立ってくるから。

FreeMind

FreeMindは、コンピュータでMindMapを作成するソフトだ。

マインドマップの作成にはいろいろ作法があるようだが、私の使い方はこうだ。

まず真ん中に論文のタイトルを書く。

つぎに思いつくかぎりのキーワードを書いていく。一人ブレインストーミングだ。最低20個、できれば100個ぐらいはキーワードを書いていきたい。キーワー ドは「はじめに」「本論」「結論」といった章立てに関するものから、先行研究の著者、そして本文中に入るであろうキーワードまでの全てを含む。

キーワードを書き尽くしたら、それらに上下関係を付けていく。最終的に、論文タイトルからにょきにょき生えた大木を横倒ししたような図が出来上がるはずだ。

この図は、論文が完成するまで何十回でも書き直す。項目の順序を並べ替えたり、キーワードを足したり消したり。もうこれ以上追加する項目も削除する項目もない、という状態になったら、論文の構成がしっかりと定まったということだ。

もちろん、図の作成は本文を書いていくのと同時進行させること。でないと、締切に間に合わない。

ここでたっぷり学習するのもひとつの手だ。

EmEditor Free

EmEditorの無料版。以前ならアカデミックライセンス、というものがあって、教師や学生は無料でEmEditor Professionalを使えたのだけど…。

EmEditor Freeのほうは、「ファイルから置換」「ファイルから検索」が使えないのは痛いよなぁ。アウトライン機能やソートなんかのプラグインも使えないのか…。

それでも、ファイル内の検索や置換には正規表現が使えるし…正規表現って、中国語で説明しても理解してもらえるかなぁ。それに、BIG5でもShiftJISでもUTF-8でも大丈夫だし…あいつらのメールは文字コードなんて全く無視だしなぁ。

しかし、テキストファイルを扱うならやはりエディタが…テキストファイルを使う機会なんてあるかなぁ。

まあ、とにかく入れておいて損はない…はず。

OmegaT

OmegaTは、翻訳メモリである。翻訳ソフトではない。

翻 訳ソフトではないので、自分で翻訳しなければならない。その代わり、一度翻訳した文は全て記憶してくれるので、二度目に同じ文に当たったときには、前回の訳を表示してくれる。グループでデータを共有できるので、自分でなくても他の人が一度翻訳していれば、その訳を表示してくれる。また、完全に同じ文でなく ても、よく似た文であれば、参考用に訳を表示してくれる。

つまり、たくさん翻訳すればするほど、次の翻訳が楽になっていく、というソフトである。将来プロの翻訳家になりたいなら、今から練習して使いこなせるようになっておくといい。

私の組では、二学期には全員このソフトを使うことにする。今からインストールして、いろいろいじっておきなさい。ここも読んでおけ。

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