2010年02月04日

【レポ】テレビとネットの近未来カンファレンス 2010年のトレンド大予想 #knn

「テレビとネットの近未来カンファレンス 2010年のトレンド大予想 」に参加してきました。
殴り書きメモをシェアしておきます。

日時:2010年02月04日(木)18:30-20:00(18:00開場)
場所:池袋サンシャインシティ文化会館710号室
題名:テレビとネットの近未来カンファレンス 2010年のトレンド大予想
出演:神田敏晶氏/橋本大也氏/山崎隆広氏/井上大輔氏/(スペシャルゲスト:林信行氏)

<Agenda>
1)神田敏晶、橋本大也より2010年のトレンド大予想
* ソーシャルゲームの未来
* 電子書籍の未来
* 3Dの未来
* ARの未来
* ジオタグの未来
* テレビソーシャルの未来
* iPhone Androidの未来
* iPadの未来
* twitterの未来
* Ustreamの未来

2)メタキャストからのクロスメディア提言(TV 視聴+Twitterの現状、Facebook日本上陸によるソーシャルアプリケーションの展望)

3)緊急開催:ディスカッションの部「アップルタブレット登場でどうなる、電子出版?」

メモ

神田:15,16回目のイベントです。クロスメディアカンファレンスと協賛。かれこれ10何回開催していますがが、今回始めての方が多い。最初に紹介しておきますが、今日のスペシャルゲストは林信行(@nobi)さんです。

1)神田敏晶、橋本大也より2010年のトレンド大予想
10位:ソーシャルゲームの未来
橋本: ソーシャルゲームとは?コミュニケーションを楽しみながらやるゲームで、サンシャイン牧場が有名。

神田: 2010年伸びてくる。Facebook, mixi そして、Twitter でのソーシャルアプリが今年流行ると考えられる。APIの進化:ソーシャルアプリがでてくるところで、これまでと違ったところで、イチから会員を集める必要がない。TwitterのAPIを使うと、あっという間に会員が増えるようなことが起きる。また、今後ツイッターのフィッシングサイトが出てくるのでは、と懸念している。→ Webサイトに結構安易にアカウントとパスワードを入力している場合があるので・・・。

橋本: 最近はPS3が Facebook に対応した。トロフィーがPS3に対応してきた。今のソーシャルゲームはゲームユーザのライト層に受けている。サンシャイン牧場の中国版(???)も、かなり流行っている。募金を募ると凄い集まった。

神田: ハイチのキャンペーン:100人ぐらいのセレブを集めてチャリティーコンサートしている。翌日にiTunesストアにアップされて1200円そのまま募金される。

9位:電子書籍の未来(18:45-)
橋本: 中小出版社をまとめている方と阿佐ヶ谷のロフトで出版業界のセミナーを開催した。スキャナーScanSnap等で簡単に電子化できるが、単に電子化されただけで、何か付加価値をつけないといけないと考えている。電子出版の場合は、その仕切りがなくていい。価値を創造している人が恩恵を享受してもいいと考えている。私は「印税は9割」を唱えている。

神田: キンドル、iPad、本の新刊と、パッケージの価値がなくなってくるのでは?ハードカバーとソフトカバーの違いをソフトウェアで表現しないといけないと思ている。

橋本: 新書じゃなくて、e新書としての、短い文章の書籍も考えていかないといけないのでは。

8位 3Dの未来(18:51-)
橋本: pixivイラストを投稿するソーシャルメディア、その3DのCGを投稿するサイトが急成長している。
神田: 3Dでは「PhotoSpeak」というiPhoneアプリ。飲み屋で楽しめるアプリです。あとこんなエピーソードがあった。115円のアプリを買おうか悩んでいて、落ち着こうと120円の缶コーヒーを買って飲んでいる。ふと「あぁ、この缶コーヒー代でアプリ買えたじゃん!」ってことがあった。缶コーヒーのような感覚でiPhoneアプリを購入できない。まぁそのためにはiTunesカードを買っておくことが重要。

7位:ARの未来(18:54-)
橋本: ARは想像することが重要になってくる。Augmented Business Card が気になっている。渡してくれた人が名刺の上に拡張現実で浮かび上がってくる(笑)。

神田: 名刺に顔写真だけでもわかるんじゃね?(笑)

6位:ジオタグの未来(18:56-)
神田: foursquareはハマる人とハマらない人が居る。ランブリン(Ramblin)という有料アプリ(350円)が出てきている。iPhone同士で位置情報を会話してくれる。今後はアリバイサービスは絶対必要(笑)。

橋本: ブラタモリ提供ブラタモリアプリ。テレビと連動したアプリが面白い。もっと面白いのはアドマチック天国が面白いのかも・・・。

神田: 普通の人がついていけないような最新鋭の番組があってもいい。

5位:テレビソーシャルの未来(19:00-)
神田: テレビのコンテンツの流用をさせて欲しい。ジェムスター(GEMSTAR)のテレビのガイド。ジェムスターの番号を使ってアプリケーションを開発をすれば、串刺しでHDDから検索できる。

橋本: Torne:ソニーが9800円で(・・・)。

4位:iPhone Androidの未来(19:03-)
神田: スマートフォンとかまだフォン/電話のメタファを持ち出してしまうから、早く電話という言葉を止めてもらいたい。昔、車が発明された時、車の説明を「馬の居ない馬車」と表現したような感じ。情報体への進化。第六感。

橋本: iPhone 4G

3位:iPadの未来(19:05-)
林(nobi): iPadは新聞のニューズウィークを持ったイメージと同じ感じと思う。この薄さでバッテリーが10時間持つのは凄い。

神田: 携帯パッド/ノートと鉛筆/防水/耐久性

橋本: iPad/カラー → 青少年が隠れて読むようなピンクなコンテンツの需要があるのでは(笑)。

神田: アメリカの文化では、高級紙になるほど、カラー写真がない。モノクロのイラスト。高級品がモノクロで、汎用品がカラーという逆転現象が出てくるかも。

橋本: ノートパソコンの代替にならないといけないと思う。

2位:twitterの未来(19:09-)
神田: リアルタイムウェブ/自分のタメが社会のタメ/Twitterエコシステム。周りが自由自在にビジネスにしていけるのが Twitter の面白いところ。

橋本:Twitter-based で検索すると面白いサービスが見つかる。ツイッターを使ったソーシャルアプリケーション(・・・)。

神田: 週刊ダイヤモンドが発売されてから、なんかセカンド・ライフのような様相になってきた感じがする。正しく進化して欲しいと思う。先々週から社会が変わった。ツイッターはアバターだと思う。テレビや新聞を読むより、ツイッターを読む方がいい。

1位:Ustreamの未来(19:14-)
神田: ダダ漏れ 文化/時間 空間 共有/オルタナティブテレビ
ダダ漏れはソラノートそらのさんの彼女の目(カメラ)を通して、その状況を体験できる。情報の素材がそのまま出てくるところがいい。

橋本: 総芸能人化、総神田さん化する。カメラが入るので、発言を気にするようになる。

神田: パブリックになるパブリッシーがでてくる。プライバシーの反対。ツイッターになってからパブリッシーが重要になってくると考えている。自分のささいなことがパブリッシュなことになる、という面白いことが起きると考えている。

橋本: クローズドでお金が取れるようになってきた。オフレコの価値にお金が取れるかもと考えている。

神田: ストリーミング出来る人を100人育成したい。交通費の1/3の費用を出すような、ストリーマーというようなアルバイトが出てくるのでは。

2)メタキャストからのクロスメディア提言(TV 視聴+Twitterの現状、Facebook日本上陸によるソーシャルアプリケーションの展望)井上大輔
■会社概要
 Jingoo
 コンテンツマッチ
 家電オフィシャルページ×カカクコム
 YouTube削除動画×
 C-NET×株価情報
 NAVITIME×より道情報
 音楽PVプレイヤー(無料Jukebox)
 マイミク足跡拡大判(mixiコネクト)
 mixiアプリのmixi外部展開

■本日伝えたいこと
iPadの本命は、映像配信である!

■Kindle vs iPad
この質問自体ナンセンス。オーブントースターと電子レンジの比較のようなもの。

■Apple TV
Apple TVはぜんぜんダメだった。
iPadの真価=Personal TV

■Personal TVの二つの方向性
1)TVを見ながらネットを利用
ながらで使う。TV+Twitter:ツイテレ、ピーチク
TV+iPhoneアプリ(ブラアプリ)
→アプリの有料化が出来れば放送外収益基盤の確立にも寄与。
2)

■iPadへの直接映像配信の可能性
・YouTube/Hulu的な広告もでるではなく、完全なユーザ課金モデル。
・優れたユーザーインターフェーイスとリコメンドエンジン(Genius)
・DRMをどうする?(自社開発チップの存在)
・仮想敵はケーブル会社&レンタル/セルDVD
→日本だとj-COMとTSUTAYA?

■デモ
ユーザの一番人気は「美人時計」
テレビの上に10個くらいサイレンを置いて、面白いchのサイレンが回るようなサービスを提供したい。

3)緊急開催:ディスカッションの部「アップルタブレット登場でどうなる、電子出版?」
100204_Pannel

神田: 電子書籍、キンドルを使ってみて確実に変わってきているのは、間に関わっている人たち、版元から取り次ぎ、取り次ぎから小売店、小売店からユーザへという流れが今。さて、電子書籍の持っている可能性、もっとこういう方向性にしないとダメだとかの問題意識についてコメントをお願いします。

山崎: 電子書籍はこれまでは紙の書籍、かつて出版されていたものを電子化したもんが多かった。そろそろ、今年こそ電子書籍元年になる。紙オリジナルとした電子書籍じゃなく、最初から電子の書籍が発達していくのでは、と考えています。

井上: まずマンガを電子化して欲しい。コミックレンタルで大人借りが楽しい。ただ借りようとしても絶対貸し出し中になっている。新刊を買うのもスペースの問題でうーん。電子書籍で全部入りだと買いたい。

林: iPadは電子書籍の質が変わってくる。その延長線上にiBookが出てくる。様々なメディアをザッピングするようになってくる。いまどのチャンネルが盛り上がっているのが分かるバルーンというアプリ。1日24時間をどう質のいい時間を過ごすかという、世の中になると思う。

橋本: 遊びと学び。eラーニングに最適ではと考えている。あと、遊びでは、Flash以外の文学が、インタラクティブな物語、ラブプラスのリアル版のような、ストーリーを体験させるような、インタラクティブなフィクション、もっと能動的な体験的な世界が期待できるのではかいか。

神田: タイムマガジン。スピーツイラストレイテッド。
マルチメディア時代のCD-ROM。日本の出版社では息が続かないと思う。産經新聞はiPhoneだと辛いけどiPadでは十分見れると思う。

神田: では、3Dに行くのか、もしくは、業界全体でよーいドンなのか、どちらの道を選ぶでしょうか。 > パネラー。

山崎: よーいドンは難しいと思う。各版元さんによって、データの管理の方法が違う。電子に置いても難しいと思う。紙の本を作る+ワンアクションで電子を作っている状況なので、よーいドンじゃない方がいいと思う。各社各々のやりやすい方法でやるのがいいのでは。

神田: 今の団体は抜け駆けさせないような感じをうけるのですが?

山崎: てんでバラバラになると思う。ゆるやかなルールは存在した方がいいと思う。

井上: 読む、目にする目的が「文芸」と「情報誌」では違う。リーダー以外の機能、例えばカレンダーや電話の機能と連携したい。今後は、個別に、じわじわと成功事例ができてきるのが正当な発展事例なのではないか。

林: 両方ともあり。バランスの問題。テキストのみ、動画付きスペシャルエディション。すべて後ろにネットがついている。ネットに繋がっていることで人々の利用動向が把握できる。例えばA-Bテスト。Aパターン。Bパターンを提示してどちらがいいか、を調査して反映できる。電子書籍は日本はずっと進んでいると思っていた。マンガとか。ただ日本のモノは10年前から進歩が止まっている。逆にフランスのモノはパラパラ見るようなインターフェースになっていて進んでいる。日本はもっとチャレンジした方がいい。

橋本: 本は1年に500冊くらい読む。電子書籍端末で本を1冊まるまる読む事がなかなかできない。本1冊は長い。なので本1冊を全部読む事は出来ないじゃないかと思う。短くないと全部読めないと思う。例えば、価格を抑えて、短くした方がいいのでは。ビットの量だけでなく、コンテンツの質が重要では。

神田: 最近新聞とらない家庭の子供達が多い。この前「牛乳配達って何?」と娘に言われた。なので、今後「新聞配達って何?」という世代が出てくると思う。時間の浪費でテレビを見ないという人が出てきている。なので「子供の頃の刷り込み」が重要だと思っている。(電子書籍を)次の子供達に渡していけるモノにするにはどうすれば良いか?

山崎: 電子書籍は長過ぎるは、言い得ていると思おう。そういう意味で、雑誌のようなフローなコンテンツは、電子書籍プラットフォームに向いていると思う。林さんが言われたように、スペシャルエディションのような遊び心は必要かも。電子の上にヒントがあるかも知れない。

井上: デバイスの行動携帯が印象を変えると思う。家に3台テレビを
何でアメフトは早送りできないの?これは生なんだよ!と。教育系では、どんどん電子化する中で、辞書を引くというアクションがなくなる。そこをやろうとしているアップルはすごいと思う。

神田: シニア層は新聞を読むのが習慣として根付いているが、まとめて古紙回収に出したり、新聞の扱いに疲れてくると思う。折り込み広告も・・・。iPadの訪問販売。

林: 初代のiPodですべての自分の音楽を持ち歩けるようになった。iPadが出て今度は自分の一生の本が一枚の板(タブレット)で持ち歩けてしまう。これからは3つの軸が重要になってくると考えている。

 時間軸:同時性
 親密軸:Ustream/SNS
 空間軸:周囲のつぶやきを見れる。折り込み広告になるかも。

この3軸は、紙のメディアでは実現できなかったもの。iPadなどの電子系のデバイスではうまく実現できる。リコメンドやTwitter使用など、いろんなチャンスがあると思う。これからはニッチのメディアが伸びる。

神田: アイボールの奪い合いになる。

林: Ustreamで3人しか居なくても、その中に知人がいるとそのUstがすごく面白く感じる。

神田: iPadアナウンス・イベントの時、16000人が1人のケータイを見ている。世界の16000人のため息が聞こえた。神宮前で見ていた。リアルタイムだけで、コンテンツの価値が上がる。

橋本: 昔は「ぴあ」という雑誌を買って情報を探していたが、今は検索するのでいらなくなってきたと思う。新聞は広げると面積が大きくて、自分が知りたい事は探すのが大変。知りたい所だけを知りたい場合はグーグルが便利。父が新聞記者で、4紙の読み比べは意味はないと思った。今の時代は、新聞と2chを比べなさい。新聞はなくてもなんとかなる。その一方で、紙が大好き。情報のドーピングをしている。禅のような体験は、紙だから体験できる。ケータイの小説での感動体験は違うと思う。紙をめくって得られる境地は紙じゃないと得られない。書き写さないと、頭に入ってこない。トータルで考えないと、読書体験は語れないかと思う。

神田: これからデジタルネイティブからタッチネイティブ(笑)。
DJ_TAROさんのラジオのUstream放送は凄かった。出版でも新しい顧客の見つけ方はあると思います。

<会場から質問/コメント>
紙の本の方が読むのが疲れる。キンドルで5時間くらい読める。

<林信行さんからiPadの紹介>
100204_nobi_report

林 : iPadは高級なフォトフレームと考えられる。シングルタスクなので(文章入力に)集中できるかも。また紙と指の対話ができる。本棚にはiBookで買った本が並ぶ。メディアコンバージェンスを実現した端末。MLB.com の例。

神田: なんでカメラを搭載しなかったのか?
林 : 何ででしょう。机に置くと天井を写してしまうから?

林 : アメリアだと映画のレンタルができる。会場はプレスは100人いるか居ないか。そんなに広くない。アメリカのテレビ局もカメラ禁止。カメラは限られたメディアだけだった。ずっとアップルを追っかけているプレスばかり。

神田: iPad は、あと50日で発売!

林 : 日本とアメリアの格差が生まれている。iPhoneを触っている人と触っていない人の格差がでてきている。

20:31終了。

以上。


xisi2007 at 23:56│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!イベント 

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字