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色管理(カラーマネジメント)のプロ、エックスライトジャパンのblog

色管理(カラーマネジメント)のスペシャリスト エックスライトジャパン社のブログです

Japancolor標準印刷認証

5 5月

色を管理することで市場における偽物の横行に対処する方法

「にせ」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?偽札などでしょうか?実は、「にせ」はもうちょっと、深いところまで表す言葉です。言うなれば、世界中のあらゆる業界全てに影響を及ぼすのが偽なのです。
製品の高潔さに大きな影響を与え、経済的な損失を引き起こす原因となります。実際、世界の取引において、2~2.5%が偽物であり、その総額は6千億ドルを超えるとも言われています。
 
偽物はブランドイメージを著しく傷つけます。
アパレル、医薬品、電子機器、化粧品、タバコ、スポーツ業界の全てが過去数年間にわたって偽造品に悩まされてきました。偽造の割合は年々伸び続けているだけでなく、その被害にあう製品の種類も多様化の一途を辿ります。
 
偽物は、消費者の健康被害にも直結することがあります。調理用油、オリーブ、幼児用食品、ワイン、スピリット、ヘルスケア、パーソナルケア製品、医薬品、飛行機、自動車の部品(自動車 塗料)、電子機器といったあらゆる製品の安全性が脅かされます。
中には、毒物や有害物質を含んだ偽物が発見されたケースすらあります。
なんと、偽物の錠剤には、対象製品の色に似せるために道路用の塗料が使われていたのです。
 
 
偽物の錠剤
偽物か本物か…?特に子供に薬を買う場合などには、
その製品が本物かどうか細心の注意を払いたいものです。
 
色は、本物の質を証明するための大事な要素です。
安全インキは、ユニークな見た目をつくることや、蛍光といった特定の光にのみ反応することができます。
このような機能を用いれば、基層に(マイクロテキストやホログラムを搭載することで)見えない蛍光プランシェット、ウォーターマーク、隠れた暗号、細かな模様などを描くことも可能です。ナノ、法医学タガントをインクやコーティングに組み合わせてパッケージの塗装に利用するという手もあります。
タガントとは複製が不可能なかたちにつくられた素材や化学物質です。パッケージに組み込むことで、法医学タガントは特定の研究所の機材により検知される仕組みです。
持ち運び可能な機器も存在し、最初の検知はこれで簡易的に実施されることもあります。
 
色や画像が変わる仕掛けが施されたホログラムも使用され、これには、摩擦や熱で画像または文字が現れるサーモクロミックインクが導入されていることもあります。
 
X-Rite:業界ごとに違う技術を使い分けるのが効果的なのでしょうか?例えば商品、医薬品、化粧品、アパレルなど…。
 
Crosfield:医薬品、スピリット、タバコ業界などでは、規則により使用できる技術に制限があります。思い通りの色やグラフィックスの邪魔をしないような技術を採用することが基本ですので、パッケージのデザイン(包装 色の管理)やブランドイメージも大事な要素です。
 
特定の技術にはそれの得意とする機能が付随するものです。例えば、認証の意味を持つものや、不正な開封がされていないか確認する効果がこれに含まれます。ブランド製品にぴったりなのがそれの正当性を証明するためのホログラムです。
ワイン、スピリット、医薬品の検知や確認作業にタガントや隠れた暗号が使用されます。
高音のブランド製品ではこれの両方が採用されていることすらあります。
 
 
偽造品のドライヤー
多くの偽造品と同様に、このドライヤーには水に落ちた時の感電防止機能が備わっていません。
画像:consumerreports.comより
 
X-Rite:ブランド所有者が実践することのできる偽物対策はありますか?
 
Crosfield:私のおすすめをいくつかご紹介しましょう。
 
  1. まずは問題を特定すること。偽物、製品の類似品、詰め替え、不正開封など、何を対象としているのですか?
  2. 内外のステークホルダーと話し合い、パッケージとグラフィックスの役割を把握、どのパッケージの構成要素が対象となるか理解しましょう。キャップ、ラベル、リーフレット、カートン、タグなどがこれにあたります。カートン、シール、ラベル、パッケージ内側のフォイルなど、複数の構成要素を扱う場合にはその内のどれに変化を適用することができないのかを判断するようにしてください。
  3. 目的を明確にしましょう。消費者を安心させることが目的ですか?それとも商品のトラッキングですか?
  4. セキュリティ、ラベリング、パッケージングのサプライヤーと話し合い、必要な安全性、目的達成との兼ね合い、製造工程の中にどのように変化を取り入れるのが可能なのかといった点を考慮しながら、最善の策を導き出しましょう。
  5. サプライチェーンと小売システムの中の、どの場面で製品やパッケージの確認を行うのか決定しましょう。また、それを行うのは誰でしょうか?
  6. 偽造品はあなたの施策をかいくぐろうとするでしょう。そこで、選択する技術が今後、継続的にアップグレード可能であるか検討することも重要です。
 
X-Rite:最新の偽造対策技術として、何か素晴らしい例はありますか?
 
Crosfield:技術として素晴らしいものはたくさんありますが、その中でもいくつか厳選すると以下のようになります。
 
  • ナノコーティング(複製防止および性能の向上):書記素
    レベルの高いインクや量子ドットインクがこれにあたります。
  • リモートID機能の搭載されたタガントテクノロジー
  • 導電性インクを使用したスマートパッケージ
  • 埋め込みタガントを用いた3D添加テクノロジー
  • モバイル端末からの認証が可能な隠し画像/暗号
一部はまだ、開発されてから時間の経っていない発展期にある技術です。さらに、中には、他のテクノロジー開発から派生して考案された技術もあります。
 
 

X-Riteが御社のためにできること

色の一貫性を守ることで、消費者は容易に企業のブランドイメージを認識することができます。
X-Rite eXactといったカラーマネージメント技術は、製造業者による一貫した色の管理を可能にし、サプライチェーン全体を通したブランドイメージの質を確保します。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。
 

色の管理 / 肌 カラー測定 / パッケージ カラーマネジメント / カラーマネジメント ソリューション / 布製品のカラーコントロール / 印刷密度 / Japan Color 標準印刷認証

18 4月

HOW DESIGN LIVEでの発表内容はもうご確認いただけましたか?

エックスライトPantoneR は、色管理の科学やカラーマネジメントソリューションをご提供し、ブランドやコンバーターでパッケージのデザインや色の要求を実現するお手伝いをいたします。先週、アトランタにて「HOW Design LIVE2016」が開催され、エックスライトは出展いたしました。ここで発表されたデザイナーが求める色を実現する最新のカラーコントロールツールをご紹介いたします。

「HOW Design LIVE 」は単なるカンファレンスではなく、業界をリードするデザイナーや企業が一堂に会し、インスピレーションとクリエイティビティを披露する場です。弊社はこの名誉ある場において、PantoneLIVE Cloud™, PantoneLIVEDesigner, Digital Drawdowns, Digital Tolerances Guidesを発表しました。


 

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以上の図では、よく起こりがちな、パッケージの工程が進むにつれて、色が変わっていってしまう状況を説明しています。PantoneLIVEは、ターゲットとする色をデジタルカラーデータとしてを的確に共有することで、このような色の伝達のズレが発生する可能性を排除します。

 

今日は皆様に、「HOW Design LIVE」で公表した、弊社の最新技術をご紹介します。


 

1 PantoneLIVEクラウド

PantoneLIVEがあれば、サプライチェーンの全体が繋がり、より素早く正確なデジタルカラーを共有できるようになります(カラーマネジメントソリューション)。つまり、クライアントであるブランドとデザイナーが、インク、プリプレス、コンバーターや、印刷といった各工程の担当者たちと、全く同じデジタルカラーデータに基づき作業が行うことが可能となります。

 

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PantoneLIVE Librariesには現在、1万種類のPantone Colorsが蓄積されています。とはいえ、多くの場合、ブランド独自の色を利用する必要があることから、PantoneLIVEクラウドにはオリジナルカラーの生成機能も搭載いたしました。Tiffany、VeuveClicquotといった名だたるブランド企業で利用されるように、Pantoneカラーをつくることができます。ブランドカラーの拡散は防ぎたい、または、サプライヤーとのカラーデータの共有においてセキュリティを確保したいということであれば、「プライベートクラウド」をご活用いただけます。

 

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パントンカラーの一例「Veuve CliquotYellow」


 

2 AdobeR IllustratorR用PantoneLIVE デザイナーライセンス&プラグイン

わたしたちが色の言語をコミュニケーションするのはこのような方法です。エックスライトは最新のPantoneカラーをデザイナーが使うAdobeIllustratorに届け、デザイナーはエックスライトのプラグインツールでライブラリーを生成できます。Adobe Illustratorがデジタル・スタンダードにアクセスし、実際に最終のパッケージではどのような色の仕上がりになるかをより正確に確認することが可能になります。

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AdobeIllustrator でPantoneLive viewerを使えば、デザイナーは異なる素材でどのようにカラーが再現されるかを確認できます。この結果、求めるカラーと実現可能なカラーの間でどちらかを選ばなければならない状況もあるかもしれません。厳しい事実ですが、これは物理的に実現する際には避けられないことです。最終的には、どの素材を選ぶのか、どの印刷方式を選ぶのかは経済的観点からなされる場合が多いでしょう(カラーマネジメント印刷)。デザイナーがにカラーのコミュニケーション手段やツールを与えることは、最良の結果を予測し、実現する助けとなるでしょう。

 

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左の画像は、インクの色や印刷基材がどのようにデザインに影響を与えるかを示しています。PantoneLIVEをデザイナーが使えば、求める色が最終製品ではどのように見えるのかを知ることができ、クラフトペーパー用のスタンダードを使用することでより最適なカラーを実現することができたでしょう。デザイン段階と全く同じ色ではないかもしれませんが、このデザインが印刷に行く前にデザイナーは現実的な色を確認することができたでしょう。

 

3 Pantone Digital Drawdownsのご紹介

もちろん、プルーフや物的なサンプルは必要でしょう。しかし、デジタルカラーを導入することで、色に関わる不用意な誤解を最小限にとどめることができます。誰もが同じソースからデジタルカラーデータを取得できるシステムを構築することで、カラーの精度向上と市場導入までの時間が大幅に改善されるでしょう。

特定の素材で色がどのように見えるかを示す段階では、インキ会社に行ってドローダウンを取得する必要はもうありません(インクカラーソリューション)。弊社に蓄積された科学技術により、皆さんの作業工程を大幅に改善することができます。手作業により計測された高精度のデジタルドローダウンは、使いやすく、破れにくく、見本サンプル直接貼り付けて、プルーフや試作品やプレスシートの出来上がりを確認するのに便利です。

 

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4  Pantoneデジタルトリランスガイドのご紹介

さらに素晴らしいツールとして、デジタルトラレンスガイド(DegitalTolerance Guide)を活用し、予想される色の変化を視覚的に捉えることもできます。デルタE 2.0または3.0で「十分だろう」と考えていた昨日から 、“正確な色の変化の理解”ができるようになるでしょう。

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色の変化、デルタEがどのような見た目になるか考えでみたことはありますか?Pantoneデジタルトラレンスガイドで、その全てをご確認いただけます。

 

簡単に使え、色を事前に予測でき、色にまつわる議論の時間を大幅に減らし、意見の相違を現象することのできるツール(カラーマネジメントソリューション)、PantoneLIVECloud and Designer、DigitalDrawdownsそして、DigitalTolerances Guidesが確認作業を簡素化し、マーケットへの距離を一段と短くします。

詳しくは、無料のオンデマンド“パッケージデザイン&色の一貫性” ウェブセミナーをご覧ください!

 

 


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