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色管理(カラーマネジメント)のプロ、エックスライトジャパンのblog

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18 9月

デジタル基準色に適した測色計を使用していますか?

テキスタイル自動車部品、プラスチック製品のいずれの生産においても色の一貫性を実現することは重要で、色が異なる場合、最終製品が採用されないという事態が起こりえます。残念なことに、製造過程では、カラーエラーが発生してしまう可能性は高い現実があります。
 
エラーに対処する一つの方法は、デジタル基準色を作成し使用することです。デジタルの基準色は、色やデザインレイアウトを正確に指定して伝達し、また着色料や原材料を定式化することを可能にします。また、ブランド・オーナーに対しては、自分の求める色が実際に生産されうる色であるという確信感を与え、また、製造業者が、迅速かつ効率的に作業することを容易にします。
 
 
デジタル基準色
 
デジタル基準色を作成するには、正確で再現性の高いマスターの分光測色計が必要です。しかし、市場には非常に多くの機器があり、何を基準に選べば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、Ci7860の特徴的な機能のいくつかをご説明いたします。ぜひCi7860があなたにとって最適な機器かをご判断ください。
 

比類なき精度を備えた測色計

1 – 最小の器差(inter-instrument agreement)を提供します

Ci7860は理想的なマスターデバイスです。同一機種同士の器差は平均0.06 DE*と、業界で最も正確なデジタル基準色を作成できます。それどころか、Ci7860は市場にある他のどのデバイスよりも25%厳しい仕様を達成することができます。
ワークフローにおいて測色計を選択する際には、機器同士の器差が非常に重要なポイントとなります。それは技術的な内容であるため、一般的に誤解を生みやすいという残念な事実があります。器差がなぜ重要かをもっと知りたい方は、Inst-Instrument Agreement(英語)ブログをご覧ください。
 

2 - 高度な蛍光増白剤の制御

洗濯石鹸から紙、靴下まで、蛍光増白剤は「白よりも白い」外観を与えるためによく使用されています。しかし、蛍光増白剤を含む測定サンプルは視覚的評価と測定値が相関しないという結果をもたらすので、製造者の悩みの種となっています。
 
 
製造中の蛍光増白剤の管理
 
詳細については、製造中の蛍光増白剤の管理ブログをご覧ください。
 
UVエネルギーの量を制御した分光測色計を使用すると、正確な測定が可能になります。これは、蛍光増白剤を使用する場合は重要です。Ci7860は、キャリブレーションされたUVフィルターを使用して、紙、テキスタイルプラスチック塗料およびコーティングに使用される高度な蛍光増白剤を測定、制御します。
X-Riteが、工業界においてメーカーが蛍光増白剤を制御するのをどのように手助けしているかについては、 報告書 Making the Invisible Visible(英語)を参照してください。
 

3 –ヘイズを定量化する能力

ヘイズ(かすみ)は、どれだけの光が透過しているか、サンプルを通過するときに拡散される光の量がどのくらいの量かを示します。ヘイズの発生は良し悪しで、例えば、宛先を見せるための透明なフィルム付の封筒にヘイズが発生している場合、郵便局の文字認識マシンは住所の文字を識別できません。一方で、ヘイズは、車両のブレーキ電球の光を拡散させて、フィラメントでなく拡散された赤い光が見えるようにすることができます。
 
 
仕様の特定と品質管理の標準的なプロセス
 
ヘイズを必要とするか除外したいかに関わらず、Ci7860はASTM D1003 -仕様の特定と品質管理の標準的なプロセスを満たし、管理することが可能になります。
 

4 -測定領域をビデオプレビューで正確に確認

多くのメーカーは測定するサンプルのサイズで問題を抱えています。測定したいサンプルの40%が、測定するには小さすぎる場合、どのようにして精度を保証できるでしょう?Ci7860は、最大5つのアパーチャ(口径)サイズ(25mm、17mm、10mm、6mm、オプションの3.5mm)をご提供しています。これらは、反射、不透明、透明、および半透明の材料の測定に使用することができます。
 
 
測定サンプルを正確に
 
Ci7860はまた、最小の物体であっても、あらゆるPCディスプレイでビデオプレビューを確認することが出来るので、測定サンプルを正確に見ることができます。
 

5 – 画像による測定後の追跡確認を可能に

Ci7860は、写真の追跡資料を提供する唯一のデバイスです。イメージをジョブファイルに保存、すべての測定値を正確に記録し追跡することができます。ターゲットを間違って行ったり、サンプルに不具合があった場合には、後日でも確認できます。
 
 

Ci7860はあなたに最適ですか?

従来のデータフォーマットと互換性のあるCi7860は、あらゆるワークフローにスムーズに適応します。もっと知りたい、またはデモをご覧になりたい場合は、X-Riteまでご連絡ください。

7 4月

09_ビジュアルドットゲインとメカニカルドットゲイン

今回はビジュアルドットゲインとメカニカルドットゲインの違いを説明します。

 

まず、印刷の仕上がり、諧調再現をチェックするのはビジュアルドットゲインの役目になります。

ドットゲインは印刷時の印圧などにより、基材(用紙)上の色材が押しつぶされて物理的な太り(広がり)が発生しますが、基材上のドットにはこれ以外にも光学的な太りの要素が存在します。

 

-15に示すように、本来は紙の領域によって反射される光などが、用紙内にもぐりこみ、インキの下にトラップされて反射されず、結果として諧調性が暗い方向にシフトします。そのほかにも照明がインキの厚みによってできる影(エッジロス)によっても微少ながら諧調が暗くなります。

このような光学的な影響を「インキが太った」分に繰り込んでドットゲインとして勘定したものを光学ドットゲインと呼びます。

「物理的な太り」とこの擬似的な「光学的な太り」をあわせたものがビジュアルドットゲインとなります。

 

 

1

-15 照明光のもぐりこみによる光学ドットゲイン

 

一方、物理的なドットゲインのことをメカニカルドットゲインと呼びます。これは純粋にドット領域の太り量を指します。

印刷機の印圧の調整やCTP版での印字領域のキャリブレーションチェックなどに利用されます。

 

-16の例をとると、プレート上で50%のドットサイズ(デザインの際のドットサイズ)が印圧などで用紙上で物理的に太り、このメカニカルドットゲイン分が6%、さらに光のもぐりこみなどによる光学的なドットゲインが8%上乗せされトータルのビジュアルドットゲインは6%8%14%ということになります。

最終的に50%でデザインされた諧調が64%のドットとして再現されたということになります。

 

 

2

-16 ドットゲインの積み重ね

 

50%で意図したサイズが64%に印刷されたということで、なんだか間違えて印刷されたように印象がありますが、これは、これで問題ありません。ドットゲイン管理は諧調のキャリブレーションなので基準どおりにコントロールされていることが重要になります。たとえばJapan Color標準印刷では名目50%のドットは14%のビジュアルドットゲインを持つことが正解なのです。

 

Xrite  印刷           Xrite  色補正                Japan Color標準印刷認証

29 3月

08_ドットゲインについて

今回は濃度から派生する印刷品質の代表的な管理指標であるドットゲインについて説明します。

 

印刷という色再現方式は1つ1つのドットには諧調が無く、プロセス印刷の場合、色の要素はCMYKの各インキ色(1次色もしくはプライマリーと呼びます)と用紙色およびその重ね合わせのRGB色(2次色といいます)で固定されます。

そして、各ドットのサイズを小さくしておいて、十分離れた位置から見たときにドットの集合がフルカラーを再現するという並置加法混色の色再現になります。

ですから、このドットのサイズや個数による領域のカバー率を正しくコントロールすることが重要になります。

 

印刷の場合、さまざまな印刷方式はありますが、どんな方式でも色材を用紙(基材)に押し当て圧力をかけます。このため色材は潰れて広がります。

 

つまり、印刷されたドットは版上で作成したサイズよりも大きくなります。この大きくなる度合いをキチンとコントロールしなければ、諧調表現が定まらなくなり、安定した印刷品質を実現できなくなります。この意味でドットゲインは印刷の重要な指標となっています。

ベタ濃度や2次色が基準どおりに印刷されていてもドットゲインが基準から外れた場合諧調表現が変化し印刷されたイメージの色再現が変わってきます。(図-13 を参照)

 

 1

低いドットゲイン

 

2


標準のドットゲイン

 

3

高いドットゲイン

図-13 ドットゲインの違いによる影響

 

図-14にISOのオフセット向けドットゲインカーブを示します。

これらはCTPに対応したドットゲインカーブになっていて、コンベンショナルなアミ点ではコート紙でAもしくはB

上質でBもしくはCが推奨されています。またFMなどの非周期スクリーンではEのように高いドットゲインが用いられます。

 

 

4

図-14 ISOのオフセット用ドットゲインカーブ

 

 

ちなみにJapan Color認証ではコート紙で名目50%のドットで14%のドットゲインが基準として指定されています。

 

本来、ドットゲインは印刷機のキャリブレーションのための指標なので、常に安定した値に管理されれば、これらの値に固執しなければいけない理由はありません。

しかし、印刷機の場合、プロファイルなどを適用しなくても(素の状態で)Japan Colorなどの標準の状態に近いことが望まれます。

このため、ドットゲインの値も業界標準に合わせておくことがよりスムーズなワークフロー構築のために重要になります。

 

ちなみに、ISOではデジタル印刷など必ずしもドットを使用しない印刷方式も視野に入れ、ドットゲインという用語は使用せず代わりにTVI(トーン・バリュー・インクリース)という用語を使用するようになっています。

 

今回取り上げたドットゲインは見た目のドットゲイン、ビジュアルドットゲインに関して説明しました。

このドットゲインの値はマレイ・デイビスという測定方式で測定されます。

次回は、このビジュアルドットゲインと、もう1つのメカニカルドットゲインの違いを説明したいと思います。

 

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カラーマネジメント 印刷   

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ギャラリー
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