Going Zero

JEF UNITEDに関するどうでもよいことと滑りまくったことばかり記述されるブログ。 「さぁもっと遠くまでゆこう。もうどうせここに居るまま。それならJ2の星屑を一つずつ焼きつけて。シュールな物言いで話そう。ゴール目指すなんてやめよう。」 そんなノリだ。期待するな。

ゲームの雑感(レビューとは言っていない)

第13節 : 讃岐vs千葉の雑感

雑感ね。

  1. 5バック
     半ばJ2における貧者の核兵器とも言える5バック塹壕戦術だが、色々とバリエーションはあるにせよ、3バックを基本としたチームと4バックを基本としたチームでは当然お勝手が違う。3バックと4バックを上手に使い分けるチームなぞJ2のクラブにはないわけで、しょっぱい言い方をすれば、地口が最後に出たというところ。讃岐は4-4でのミラーゲームに拠る力比べに拠って発生する劣勢の時間を消すためだったのだろう(名推理)。ともあれ、讃岐が目標を3連勝に掛けていたことは僥倖とも言える。観戦中にツイートしたが「それでいいの?そうしてくれるの?」と言うのがこちらのホンネ。
     あー、あと個人的には、千葉対策の代表例である5バック対策よりも、クソピッチ対策の方を考えた方がいいんじゃない?と思ったりする。ユナパの片方のピッチをボコボコで球がすべらない状態にしてみたら?(適当 せっかく二面あるんだし。ユナパのピッチより酷いピッチってナンボでもあるからね。

  2. 戦術であったり習熟度であったり決定力であったり
     割合と今できることはやっていたような気もする。右MFの水野がタッチライン沿いに位置して砲台化、左MFの井出が中に入ってドリブル突破、右SBの金井は内に絞り込み、左SBの中村が外に位置するなど割合変則的な立ち位置だったような。ビデオ見返していないので、現場で見ていての感想に過ぎないけど。
     でもまあ、貧者の核兵器+球が綺麗滑らないピッチのコンボ崩しきるだけのユニットスキルの習熟度には至っていないし〜それが出来るチームってJ1でも限られている〜、強烈な個の優勢でしかこれを打開できないだろう。2週間で5ゲームをこなすようなスケジュールに於いて、少なくとも今の千葉にとっては難しい。元々大して走れなかったチームが監督の意向によって急激に変化させられ、少々はソレをモノに出来つつある状態。ただし、それにプラスしてユニットスキルの習熟度まで急激に高めることを安易に期待してはいけねぇなと思ったりもする。しかもこの日のゲームは前線を4枚を3枚替えだしねぇ…
     個の力に過度な依存性を持つことは危険ではあるのだけれど、ペチュニク、ヤザー、パウリーニョ、中村等の個の力を如何に最大化するか。併せて如何に個の力に冗長性を持たせるか〜ここで期待するべきはやはり森本であろう〜。ここからアプローチを取ることも決して間違ってはいないとも思う。

選手個々の感想だよ。点は印象点みたいなもの。
  • 高木 : 6.5 グッジョブ!落ち着いてました。
  • 金井 : 6.0 時間稼ぎが巧妙すぎて草不可避。
  • 大岩 : 6.5 一点ものを防いだ60分前後のシュートブロックを決めた時は、拝みました。
  • キム : 6.0 ちとアブねぇなあ…と思うシーンもあれど、標準的な出来。 
  • 中村 : 6.5 機を見た攻撃的なパスとピンポイントのクロスはお見事。
  • 佐藤健太郎 : 5.5 益々深まるCHとしてのお仕事不足感と、二列目への適正感。
  • パウリーニョ: 5.5 ちょっと元気無いンゴねぇ…お疲れ気味やね。
  • 井出 : 5.5 ドリブルとターンで綺麗な突破を見せたシーンもあったけど、これを増やさないと(アカン)
  • 水野 : 5.5 あへあへクロスマン。外に流れてのクロスに終始してはイカンでしょ。クロスを打つタイミングが早すぎるか遅すぎるかに終始。アーリーでもう少し鋭い球を打つこととか出来んですかね?
  • アド : 5.5 最初のアレを決めきれなかったのが総て。アレを決めていればノッたのかもしれないが、その後も冴えない。
  • 森本 : 5.5 シュートがヒットし切れていないのは、ブランクとかもあるんだろうねぇ。 
  • ペチュニク : 6.5 アニキ。
  • 北爪 : 5.5 左サイドの運動量回復手段がユースケとするならば、右サイドは北爪?ユースケでも同じことは出来るのだろうけど、ここで北爪を使っているというのは将来への投資でもあるだろうし、謎のマルチロール化が進んでいる金井の存在もあるのだろう。
  • 田代 : 6.0 今先発で見たいプレイヤーナンバーワン。とにかくこれに尽きる。球を奪ってペチュニキにつなげたシーンはシビレた。

第11節:千葉vs横浜FCの雑感〜I don't want to stay

雑感ね。レビューってほどのものでもなし。ゲームのビデオは家事雑用をしながらぼんやりと見たぐらいなので、ディティールはよく確認していない。確認したところで自分の識見ではアレですけど。

  1. まず横浜FCの話

    ??「欠場するのはカズ。三浦カズ」
     と言うことで、キングカズさんは軽度の負傷らしい。一般人には横浜といえば三浦。三浦といえばばんてふカズって話になりがちなのだが、実のところ筆者は対千葉戦でカズがプレイしているところを観た記憶が無い。あったのかもしれないが全く覚えていない。今季のルス体制でそこそこ試合に出ているので、ちょっと見たかったかも。でもカズさんはルス(これが言いたかっただけ)。
     で、まあ、その、なんとなくの話なんですけど、横浜FCって毎年千葉に対してはプレイが荒い気がするんですよね。千葉の選手もされるがままにコロコロこけていたのも事実ではあるんだけど。と言うことで、あんまり良いイメージがない。
     やってくることはオーソドックスな4-4。ただしこのチームはFWが多くいて、ボランチ陣を中心に真ん中で球を廻すのが上手いイメージがある。とは言え、サイドアタッカーがあまり怖くない印象。ルス体制下のゲームを一試合見たけど、その印象は相変わらず。ただし、よりオーガナイズされていてキチンと躾け始めた印象はある。例えばボールをスライドする動きから縦に入れるとか、トライアングルの作り方とか。布陣の取り方なんかは、鈴木さんの時の千葉にちょっとばかし似ている気がしなくもない。
     蛇足ですけど〜そればっかりな気もするが〜、横浜FCのゴール裏のチャントは念仏と言うか呪文っぽく聞こえたりする。あれはあれでキライじゃない。でも、とてもダーク。

  2.  この日の千葉は…?
     愛媛と磐田に停滞連敗を喫した間に、首位の磐田に勝点5差。下位も団子状態。けっこう怪しい雰囲気の中で迎えた第10節のアウェイ熊本戦で4点奪い、ひとまず反転攻勢の橋頭堡を整えて迎えた第11節の横浜FC戦。連戦も続き佐藤勇人・森本を欠き、開幕ダッシュに成功したメンバーが少しずつ変わる状況で、もう一度当初のクオリティにまで巻き戻したいところ。とは言え、開幕メンバーでのクオリティも、周囲が見るほど万全ではないのだが…
     ともあれ、特に首位の磐田が10節福岡戦、当日11節の札幌戦で負けた事が確定している状況。こうした天佑に近い状況を活かせるか活かせないかは、今後の昇格争いに大きく左右する。連戦の疲れが見え始める状況であれ、是が非でも勝って2位に復帰したい。

  3. こんなところが焦点かな?

    A : 森本の欠場で2ndストライカーと言うか2トップの一角に熊本戦から納まった町田はまずまずの出来(点は取れなかったけど)。この日予想される井出とのガキンチョテクニシャン・コンビで横浜のブロックを崩したいところ。
    B : 横浜のストロングポイントの一つがFW大久保。前々節のホーム磐田戦で大型FWであるJのおにいちゃんにやられてしまったことを、大岩・キムのCB陣は絶対に繰り返してはならない(厳命
    C : 寺田から大久保へ縦に付けるパスは要警戒。出だしどころを抑えたい。パウロと共に健太郎が何処までプレッシャーを掛けられるか。
    D : サイドアタッカーの個の能力で深く抉られる
ことは心配していないが、全体を高く取り、ブロックをスライドさせる動きから、逆サイドの縦に付ける動きには注意。特に左サイドで動かしてから、右に振って中村の周囲を突く動きには気をつけたい。
    E : 全く個人的な感想にすぎないが、割とラフに当たりに来るイメージがある〜しつこいね、全く〜。今までと異なり、体力負けは少ないだろうが、平常心を失わないようにしたい。
 

  4. 結果として

     んー、結果云々は書きにくいすな。このレフェリーの傾向は知らんけど、これだけカードが乱れ飛んだゲームを生で見るのは初めて。佐藤謙介が異議で17分に警告を受けたのを端緒に、前半24分中里、前半33分中島、前半43分市村と前半からイエローカード大盤振る舞い。後半6分市村が累積警告で退場。締めは試合終了後の佐藤謙介の異議で退場。千葉も後半27分の田中、後半35分の中村が警告。サマナラからケータリングされたカレーパーティーか何かかな?
     
    レフェリーイングについて語るには、筆者はルールであったり、コミッティからの通達とかそういうところまで完全に押さえていないので、あまりどうこうは言えない。ただ、伏線は色々あったんだろうなと思う。おそらく17分の千葉の得点シーンでの町田のアレから、色々と横浜FCさんサイドは拗れちゃったとは思う。血圧が高そうな選手多いしね。横浜FCは手の使い方とか最後まで改まることが無く、最後までここをしつこくチェックされて自滅。にも拘らず、田中ユースケがイエローカード一枚貰った後に手を使って相手を倒してしまった際に、カード無しだったりするので、ちょっとお気の毒ではある。
     とにかくハッキリ言えることは「短気は損気」と言うこと。これから試合を重ねるに連れ、今日のレフェリーイングの触れ方が逆に千葉に及ぼすことも十分ありえるワケ。常に冷静に対処してレフェリーを敵にしないようにプレイしてもらいたい。 
     A〜Eのフォーカスポイントだけど、まあ、おおよそ出来ていたとは思う。特に指摘するなら3-D。後半25分からの4分間程度の間が一番わかりやすかったと思う。ここをきっちり対処していた点はとても良かったのでは。個人的には、この試合で最も印象に残ったプレイ。
     ただし、後半10分以降、2点差のリード、一枚欠いた相手、連戦の疲れのトリプルコンボで、テンションやコンセントレーションがガッツリ落ちた点は喝だ! 喝! (ハリー)。特に西部さんのメルマガに載っていた健ちゃんのコメントは、余りにもにセーフティ過ぎてちょっとガッカリだぞ。相手がドブに落ちたらもう一度ドブに突き落とすぐらいのつもりでプレイせな(アカン)

  5. 監督の采配
     後半8分の中村のフリーキックでゲームがキマったため、あまり采配云々って言う感じは無かったのだけど、関将怒りのフクアリでしたな。昨日の夜に、BGM替わりの感じでビデオを流していたけど、ピッチからさんざん怒鳴り声が聞こえました。まあ、そうだよね。後半7分の横浜FC市村が退場した後のあのヌルいテンションでは。そんな中でテンションを巻き直すために投入した田代のボール奪取から決定機を作ったシーンは少々溜飲を下げたといいますか。
     ルス監督は、まあ、どうしようもないというか、カレー券のおかわりをしそうな面子を下げたにも拘らずのこの結果。ちょっと堪らない気がするのだけど、手の使い方が最後まで改まらなかったのと、頭に血が上る選手が多い気がするので、この辺り要矯正ではないかと。

  6.  とどのつまり
あれこれ書いたけど
    この日は\横浜優勝/して、横浜FCが優勝できなくてよかったよかった。

  7. で、千葉にとっての収穫

    ・とりあえずきちんと勝って2位に浮上したこと。
    ・「ドキっ! 警告だらけの横浜FC」をチクチク突っついてプレイ出来たこと(と言ってもヤザーだけか…)。
    ・交代で入ったマーシーこと田代のプレイ。これには試合後の関塚さんもニッコリ。出場時間は短いながら、後半91分にパウロの様な鋭い出足から寺田にアタックして球を奪い、球を奪って寺田を小さく外してノールックでアウトに掛けてアドにバスを送り出したシーン。これは激しさとエロさを両立したプレイ。マーシー(黒い)→アド(黒い)→ユースケ(黒い)による、黒い三連星のジェットストリームアタック成功(これが言いたかっただけ)

採点だよ
  • 高木 : 6.0 これといったピンチなし。好フィードもあればダメフィードも。
  • 金井 : 6.5 インテリヤンキー面目躍如。またまたスルスルと逆サイドから侵入してヘッドで先制点。前半終了後に引き上げる際に北爪とのハイタッチを空振りしたりと、北爪いじりも実に冴えている模様。
  • 大岩 : 5.5 前半は中々の集中力を保っていたが、後半相手が一枚落ちた段階から注意力散漫の気配が…
  • キム : 5.5 同上。
  • 中村 : 6.5 先制点でのコーナーキック、後半早々の惜しいFK、試合を決めたFK、カレー券をもらったドリブルなどキレキレ。不思議キャラ、毒舌キャラ、そしてハラミ王子とネタ属性ありすぎンよ〜
  • 佐藤健太郎 : 5.5 前半そして後半残り10分でのトップ下でのプレイは◯。ただし横浜FCが退場で一人欠いた後の中盤の締め方、攻撃の仕掛け方が緩い。安全策踏みすぎ。とは言え、トップ下でのプレイが何気にねっとりエロいので、もうちょっと見たくなったのも事実。
  • パウリーニョ: 6.0 普通。西部さんのメルマガにあったけど、見慣れてきたからなー。
  • 井出 : 6.0 採点は5.5と6.0の間ぐらいなんだよなあ…前半早々のパウロ→井出→町田→ネイツのアタックはシビレたし、攻守で要所々々で好プレイを見せていたんだけど、もっと出来る人なので。
  • 谷澤 : 6.5 点が取れそうで取れないのを含めてこれぞヤザワールド。個人的にはマン・オブ・ザ・マッチ。リーグで被ファウル数ナンバーワンにも関わらず次々とチャンスメイクして相手のイエローを次々誘発。応援しているチームにいるから「ヤザーのファウルゲットに草不可避」で済むが、対戦相手にいたら「畜生」そのものである。町田との得点競争、頑張ってください(ゲス顔
  • 町田 : 6.0 点を取ることや点に絡むこと以外は実に素晴らしい。要所でパスを拾い、要所にパスを送り、守備でチェイスに奔走。いい働きをしているんだが、このポジションはゴールに直結したプレイがもう少し求められるんで。アキュアメイドMVPのプレゼンターのょぅじょに「次は点取ってください(はぁと)」と言われていたので、ヤザーとの得点競争、がんばってくださいね(ゲス顔
  • ペチュニク : 5.5 ワントップに収まると走ることを少々サボるね。まあ連戦でお疲れちゃんだし、暑かったししゃーない。60分で下がったんで、次の試合はいいコンディションで望めると良いけど。
  • アド : 5.5 この間の磐田戦の様な良さは無かったのー。まあ普通の出来。後半91分に田代から貰った球は決めないと(イカンでしょ) 彼処にきちんと走り込めるんだから。
  • 田中 : 6.0 カレー券二枚目?でひやひやした。出来ることが限られているので先発起用は個人的にはどうかと思うが、リードしているゲームでのスーパーサブ枠としては、ここまで完璧に近い仕事ぶり。ここから暑くなるので更に重宝されるはず。
  • 田代 : 6.0 連戦の疲れ試合後の関塚さんのインタブーでも褒められていたし、近々先発あるんじゃない?3点目の起点になったプレイは激しく、そしてエロかった。

 ま、こんな感じですかの。サブタイトルはThe Smithsの”The Headmaster Ritual”の一節。まあ、僕が横浜FCのサポだったら、こんな感じになってますわな。横浜FCにとってはフクアリって鬼門だよね。


第09節:千葉vs磐田の雑感

雑感ね。仕込みがないから短いよ

  1. Jのおにいちゃんの得点
     ガンちゃんもついてないンゴねぇ…。フォルランの次はJのおにいちゃんですか。まあ、いい勉強だったでしょう。ここから同じ間違いを繰り返さず、肝心の時期になった時に、アレを止めきること。それでいいでしょ。

  2. 引っかかったのはここから先ね。まずは後半の入り方
     筆者が気になったのは、後半の入り方。まるで残り15分みたいな入り方。これはどうでしょう…?昨日の松本vs仙台でソリーが後半にネジを巻いたかどうかしらんけど、松本は後半開始からネジを巻いて勝ち切ったのを見ていたんだけど、松本は前半は全くいいところがなかったから、流れを断ち切りたかったし、後半は追い風だったわけで。
     今日の千葉は、テンション上げるのも悪くないけど、攻め急いじゃったんじゃない?そりゃ向こうも多少は修正して来るだろうけど、前半はJのおにいちゃんに取られた1点以外は特に悪くない形で、こっちのゲームで攻めていたんだし。個人的には前半のペースで磐田のDFをスウィングさせていたら、磐田はこっちより先に、もっと早く足が止まったんじゃないかな。焦らず前半のやり口を続けられたらな、と思う。恬然と攻めた去年がいいとは言わないけど、ちょっとせっかちだったような。あとは、うーん、今季初の前半での失点が影響があったのか無かったのか…
     もし攻め急いでしまったのが関塚さんの指示だったとしたら、喝だ!喝! (NPB最多安打記録保持者風)
     
  3. で、その結果かどうかしらんけど、足が止まっちゃった
     後半残り10分ぐらいに、こちらの足が止まっちゃいました。前への行き足がガッツリ落ちた。やれやれ。フィットネスについて懸念する向きもあるだろうし、それはある程度そう見られても致し方ない。でも、個人的には後半の入りでアクセルを踏みまくって攻め込んだのに、要所でカミンスキーに止められまくられて、萎えちゃったんじゃないのかなーと?とりわけヤザーのループを止められたのは、観ているこっちですらウンザリしたわけだしさ。
     メンタルガーと言うのは簡単よ。でも、相当ネジを巻き込んで攻めて「なんでコレで点が取れない…の?」と言う展開になると脆いからね。あさっての方向ばかりにシュートを打っていたワケじゃないから、萎える気持ちもわからないわけでもない。まあこう言うのは、ジェフに限らずどんなスポーツにもあること。
     逆を言えば、結果は変わらずとも、もし最後まで行き足が止まらなかったら、それはそれで大したものだったし、相手にプレゼンスを示すことができたんだけどね。残念。そこがとても残念。

  4. アド
     まあ、ネガるばかりのゲームでもない。森本の代役のアドと勇人の代役の健太郎は、先発陣と控えの質の乖離を懸念するほど悪くはない内容だったのでは。
     個人的にはアドは良かったと思うけどね。森本が不在だっからと言うほどのゲームでもないと思う。少なくとも直近の森本よりは、球を受けてから入れ替わって裏に抜けてゴールに迫り、点を取る匂いはあった。ポストワークで球を十分キープして相手にストレスを与えていたしね。DFでも相手に絡みついていたし。いいじゃん、アド。高卒2年目でリーグ戦初先発だよ?(確か) これぐらい出来るなら、森本が復帰したとしても、もう1試合ぐらいは見たいけど。
     噛み合ってないなあ…ツイてないなあ…と思ったのは、相方のペチュニクは前半ボールロストが多く、アドのプレイから思ったよりもチャンスメイクできなかったこと。アド本人について、強いて森本より足りないことがあったとするならば、無理矢理にでもシュートに持っていく形が森本よりまだまだ少ないこと。まあ化ける機会を一つ逸したかな。でもこれからよ。

  5. で、結局のところ
     後半25分ぐらいまではこちらのゲームをしていたのだから、極端にネガティヴになるゲームでもないと思うんですけどねー。1点取っていれば、試合を持って行けたような気もしなくもない。負けたから説得力無いけどさ。
     決めるところはきっちり決めたJのお兄ちゃんと、カミンスキーが神ンスキーで、仮眠スキーじゃなかったのはアレだった。とは言え、ヤザーのループ以外はもう少しきっちりと厳しいところに打たないと。そこらのキーパーではなく、おそらくJ2で一番いいキーパーなんだし(カミンスキーはカミンスキーで、なんとなくムラもありそうだけど)。
     最後に記すことは、ちょっとメートルが上がりすぎな選手がいて〜誰かはわかるよね。彼です〜、それに引っ張られてスクォッド全体のテンションの上げ方と下がり方が極端だったこと。そして、それに伴う行き足の鈍り方。もう少ししたたかにしつこく最後までプレイしてもらいたかったな、と。

採点は無し。
事前に磐田のゲームを見たりして、何をすべきか、何をしてはいけないかと言う仕込みを今回していないので。
そうした仕込み無しで点付けすることは出来ないです。はい。

第8節:愛媛vs千葉の雑感〜Here Comes Senuma Again

雑感ね。レビューってほどのものでもなし。負け試合は後で振り返るのが嫌になるから、書き殴るぞ。

  1. まずは木山さん
     メディアの焦点の当て方は12年に千葉を率いたきーやんこと木山隆之監督との対決。ここで面白かったのは、エルゴラ記者を務める芥川さんが拾ってきた、木山さんを知る選手達の木山さんに対する印象。西部の御意見番のウェブマガジン、エルゴラ紙面、Twitterアカウント等で、かなり多くの選手のコメント紹介しているのだけど、木山監督が千葉で施したサッカーの印象が、選手個々によって振幅があること。
     実際そのとおりだと思う。筆者個人の印象では〜ただし水戸の監督時代のことはよく知らない(ここ重要)〜、実際千葉でその時々でやっていたことを大別すると、GKからサイドを使ったビルドアップ、ハーフカウンター、選手の個に依存した戦術○○〜この時は山口智・兵働・藤田〜と言った具合に、悪く言えばとっ散らかっていたし、良く言えば柔軟。さて今日は何を仕掛けてくるのか。割と当たり外れがあって、交代策が上手い人でもないからね。

  2. 愛媛の話
     木山さんは本質的にはその場その場の用兵志向の人と思っているので、それなりに定点観測しないと何を狙ってるのかは良くわからなかったりする〜逆に定点観測すると割と単純な話なのかもしれないけど〜。とりあえず3バックであることは間違いないが、今季のゲームを2試合ほど見たけどこんな感じなのかなあ…?
    A : 3バックは大きく前に出ることはなく最終ラインの担保。前線と最終ラインは前線が下がってこないと割りと間延びしがち。
    B : ウイングバックは下がると時は下がるけど、極端に引いてくるわけでもなく、5バックに可変して最終ラインを固めることはそんなに無い様な。
    C : よってウイングバックの裏、スリーバックの脇からクロスをあげられるケースは割とある様な?
    D : ただし最終ライン以外は全体に選手が散らばっていて密度が特に高いわけでもなく、前線・中盤はかなりワーワープレスを仕掛け行き、中盤で球を引っ掛けてハーフカウンターを狙っている。
    E : 前線の河原・西田はシュート数の割には決定力が高い〜多分である。統計は見ていない〜。去年は堀米もいたし、今年は瀬沼もいるし、アタッカーが結構怖い。
     地上戦でコンフュージョンを起こしてどさくさ紛れに球を掻っ攫ってハーフカウンターを仕掛け、地味に決定力のある前線で点を取ることを狙いにしているってな感じだろうか?

  3. この日の千葉のご予定は…?
     千葉って荒れたピッチでゲームを進めるのが苦手なんだよね。球が滑るピッチで俗に「格下」と言われるクラブと対戦すると、グループでこの間を喰い破って優勢にゲームを展開するんだけど(点を取り切るとは言っていない)、荒れたピッチだと球を動かしている間の何処かで球が引っかかり、カウンターを喰らったりすることがよく見られた。それこそ思い出したくないほど。
     実のところ、アウェイに弱いとか「名誉ボトムズ・ダービー・クラブ」呼ばわりされていたのは、こうしたピッチコンディションで正確に球を握って相手を動かし続けるだけのユニットスキルの強度と、「一人でできるもん」系ストライカーがいなかったと言うのが真相な気がする。まあそれだけではないにしても。
     前節の大宮戦が同格(乃至はそれ以上)と目させれるのチームに対し、今のチームのベンチマークを測定するゲーム。このゲームはこれまで苦手としてきた条件下でどれだけの強度を持つかを測定するゲーム。相手のやり口は異なるけれども、アウェイ栃木戦の追試とも言える。

  4. と言うことで、こんなところが焦点かな?
    A : 正直、球が綺麗に動かないニンジニアスタジアムのピッチと天候の具合
    B : プレイの正確性と割り切りの折り合い
    C : そうしたピッチと天候の中で、不要なパスを減らして、間を引っ掛けられるケースをどれだけ減らすか
    D : 相手のプレスをかいくぐりWB下・3バック脇にどれだけ侵入できるか
    E : 雨中の西京極でやったこと、出来たことがある程度参考になるのか
    F : どうも軽度のケガらしい谷澤は出場するのか。代役が出るならユースケ?水野?はたまたアド?

    ここまでが試合前の自分の見立て。


  5. 結果として
     はいはい、瀬沼瀬沼。14年開幕に続き、またもや彼に殺されました。多分千葉のサポーターは当分瀬沼のことは忘れないよ。あとさぁ、児玉さんさぁ、ウチの時だけ動き良すぎじゃない?
     ワーワープレスに3バックをがっちり残しておくと予想したけど、谷澤がスターターに使われないことを見越したように、5枚残して固めるのは予想しませんでしたわ。木山さんの性格からしてある程度攻めてくると思ったんですがね…球が綺麗に動かないピッチを利して、持ち前のワーワープレスを使って球を引っ掛けてショートカウンターをかけてくると思ったけど、違いました。なぜコレを12年のプレイオフにやらなかったんですかね…
     ここまでの愛媛の対戦相手は、徳島→福岡→熊本→水戸→金沢→大分→群馬。愛媛の試合を全部見ていないけど、相手を換算すると、ここまでがっちり引いて来たゲームは無かったのでは?そういった意味では当たり外れはさておき、用兵志向の木山さんが見せたスペシャルワークにがっちりと絡み取られてしまったと言いますかね。
     
  6. 監督の采配
     まあ、木山さんお見事としか言い様がない。と言うか、出来すぎ。シナリオ当たりすぎ。セカンドボールを回収するパウリーニョを2枚のFWで囲み、回収時にプレッシャーを掛けて安易に前に出させない。第一防衛線でサイドアタッカーに圧力をかけて、そこで外されて裏を取られてクロスを上げられても、ゴール前に五枚残してそこで弾き出す。5枚残した最終ラインの幅が、サイドに開くには狭まそうだけど、中に入るにも狭そうと言う感じで絶妙ときたもんだ。それから守備網の前後の距離感も絶妙。ハーフ陣が代わる代わるブレスに出つつも、最終ラインの前のスペースを拡げない程度の絶妙さ。
     もう一度コレをやれと言われても、まあ、出来るか出来ないかと言うぐらいの会心の出来。しかも、千葉が割りきって引き分け狙うには早過ぎるあの時間帯に点を取ってしまうとか。なんなんすか。
     関塚さんはどうかなあ…。愛媛がここまでカウンターの奪い合いに来ないとは予想していなかったかも。多分見立てを外していると思う。見立てを外していなかったら、多分ユースケを先発に使わず、多少無理してもヤザーを使って仕掛けさせて愛媛の最終ラインにストレスを与えに行くか、もしくは水野を使ってクロスを打って、序盤のペースを握って来たんじゃなかろうかと。まあ、結果としてこうしたゲームストラクチャーになった時に、不動のレギュラーであるヤザーを先発で使うのに逡巡するアクシデントがあった点はインケツであったとも言える。

  7. とどのつまり
    大榎が悪いよ、大榎ガー
    ちゃんと自分のところで飼っとけ、アホ。
     
  8. で、千葉にとってこのゲームは
    1 : ポンジュースじゃなくて青汁を飲まされた。栃木戦の追試に失敗。課題「ドン引きクソピッチ」に対する回答案を提示できず。
    2 : 時間を残しているにもかかわらず、音を上げて安易なアーリークロスをポンポン打ち上げるってなんですか。この展開でアーリークロスを打つならリスクを背負ってPAに人を入れないと。この辺りの齟齬は(アカン)
    3 :  こうした手間隙かかる知恵の輪を解こうとする根気の無さ。今日の愛媛のブロックを崩す手立ての少なさより、筆者ははこっちのほうが問題だと思うね。全くの話。
    4 : 開幕から8試合目にして、敗戦・無得点・被先制ゴール。これを活かすも殺すもあなた達次第。 
    5 : サッカー偏差値がウチで一番高いのって金井なんじゃない?
    6 : あー、それからバンカー・バスターのケンペスがーと言うのは無しな。ケンペスガチャの当たりの確率と副作用は皆知っとろうが。サッカーはどんなに良いチームでも、短めの毛布みたいなもんなんだから。そこを踏まえなきゃならん。
    7: 森本にどうやって得点させるか。そこを一番考えなきゃならんことかもね。
     
採点だよ
  • 高木 : 5.5 瀬沼の得点はどうしようもない。それ以外は特に可もなく不可もなく。 
  • 金井 : 5.5 唯一愛媛の切り崩し方をわかっていた。僅かな隙に入り込んで、斜めに入る動き。あれだと思うんですけど。
  • 大岩 : 5.5 可もなく不可もなく。
  • キム : 5.0 全般的に悪くは無かったと思うけど、瀬沼のヘッドは競り勝って欲しかった。瀬沼を褒めるべきなのだろうけど…
  • 中村 : 4.5 元々フィットしていないにせよ、ヤザーを使ってコーナーに抉る意欲も無く、安易に雑なクロスを放り込むといった具合に、ムラッ気のあるメンタルを見せてしまった。チームワースト。
  • 佐藤勇人 : 5.5 パウリーニョが愛媛FWに付かれている事を見越し、球を引き出しに行ったけど…
  • パウリーニョ: 5.0 前節の怪我の影響も多少あったのだろうが、ワークレートも激しさも足りず。
  • 田中 : 5.0 3バックの脇のスペースがないと残念ながら活きない。
  • 井出 : 5.0 ヤザー不在のこうしたゲームで、ドリブルを仕掛けてファウルを貰いに行くのはアナタなんですけど。綺麗にやろうとしすぎ。
  • ペチュニク : 5.0 自分で何とかしたいと言う意識が強すぎて空回り。前に出過ぎて愛媛のブロックの中に吸収されてました。
  • 森本 : 5.0 動きの中で点が取れていない影響がジワジワと。マズイね。
  • 谷澤 : 5.5 要求通りファウルをゲット。正直今日という今日こそ先発として出てもらいたかった。
  • 水野 : 5.0 投入当初のミドルを狙っていく姿勢は良かったのだが、途中から安易なクロスを打ち続けたのはペケ。斜めに入る動きを見せていた金井をサポートできなかったものか…
ま、こんな感じですかの。ミカンとレモンイエローのクラブの対決だから、サブタイトルはXTCのアルバム"Oranges And Lemons"の曲からということで。曲名は"Here Comes President Kill Again"。負け時合いにはこうしたシニカルな歌詞がよく似合う。てか、シニカルな歌詞がほとんどですけどね、XTCは。
 

第7節:千葉vs大宮の雑感〜You Must Believe In Spring

雑感ね。レビューってほどのものでもなし。まだゲームのビデオをきちんと観ていないから、色々とあやふやだよ。

  1. まず大宮の話
    ( ゚∀゚)o彡°おおみやシュート打てー ( ゚∀゚)o彡°おおみやシュート打てーえ。( ゚∀゚)o彡°お前が男なら〜
    これをフクアリで生で聴けるか…これが総て。That’s All。いや、それは冗談なんだけれども〜半分本気でもあるんだけれども〜。
    まるっと見たゲームは2つほど。定点観測しているわけじゃないけど、どうもポイントがハッキリしなかった。一つはキープレイヤーであるムルジャ・家長・菊池・河本の主戦が怪我で離脱していて、千葉のように回転軸になるプレイヤーが固定化できていないこと。渋谷監督自身が少し時間を掛けてチームビルドしているのではないか?と勝手に感じてしまうほど、どうもこうにもピントがハッキリしない。
    で、今のところ見えているのは、長らくJ1にいたクラブの香りはあるということ。つまり良くも悪しくも、J2特有のアレなサッカーに順応している気配が今は無いということ。それと両SBの攻撃への関与は高くは期待できない分、カルリーニョスで時間を作って展開し、中央から左右中央に散らしてムルジャ・家長・泉澤のアタッカーの個々の能力を最大限に活かして崩そうとしていることですかね…?
     
  2. この日の千葉のご予定は…?
    基本的には、これまで通りのことをきちんとする(繰り返す)。関塚監督が志向しているサッカーはもはや明確。今のところは、その質を徹底的に研磨すること以外無い。
    大宮は去年J1から落ちてきたクラブで選手の質もJ2のチームと違うし、志向もテンポもやはりJ2のクラブのソレでもない。セレッソほどではないにしても〜あいつら反則やねん〜、個の質の高さで違いを見せることができる。なんだかんだでイージーなミスやポカをする選手は少なく、一瞬の隙を見逃さず仕留めるタレントがいることは間違いない。これまでの対戦相手とは全く違う(セレッソを除く)。イージーミスが少なくなると思われるゲームで、如何に集中力を保ってプレイできるか。そしてこれまで通りテンポの速い展開に持ち込めるか。

  3. こんなところが焦点かな?
    A : まずJ1でも良質なストライカーの一人であったムルジャを徹底的にマークして仕事をさせない。
    B : 時間を作り、なおかつフィード力に長けたカルリーニョスを遊ばせない。
    C : Bと直結するが、ラストサードでの仕掛けで質の違いを出せる左のサイドアタッカー泉澤の無力化。左サイドバックの和田はアタックについては特段優れていないと思うが、カルリーニョスと連動して泉澤が動くととっても厄介なので、この斜めのラインを如何に殺すか。
    D : J2では一頭地抜けた質を持つ菊池・河本のCB陣を如何にして迂回してゴールに迫るか。
    E : 無用なファウルからのFKや、安易に逃げてCKを作らせず、カルリーニョスのセットキックからエースストライカー菊池のヘッドのリスクを逓減化する。

    それができれば、きっと聴くことができるさ。
    ( ゚∀゚)o彡°おおみやシュート打てー
     
  4. 結果として
    無事聴くことが出来ました。( ゚∀゚)o彡°おおみやシュート打てー やったぜ! こっちが優勢を保てば聴けるもんね。
    A : キムがアタックして、大岩がカバーしていく基本型が成功。壁1・壁2(© by 西部さん)と称されていた二人組だけど、ここに来て少しずつ個性が出来てきた。前半からさんざん裏抜けを狙ってきた大宮に対して勇気を持ってラインを保ったと思う。
    B : これまで通りミッドフィールドでみんなが動いてプレッシャーを掛け続けられるかということになるので、それはこれまで通り出来ました。なんだかんだ言ってもカルリーニョス、それなりに頑張ったけど、ペアを組んだ横山は基本的には守備で速く動けないし、テクニカルでもない。またカルリーニョスはDFは別に強くはない。千葉と大宮のハーフ陣の相性と組み合わせで大きく差が出たゲームだったかも。
    C : ということで、ミッドフィールドが抑えられると、泉澤は単騎で攻めるしか手がないし、ほぼ無力化に成功。
    D : サイドチェンジ、クロスでファーを使って相手CBの頭を超える、サイドアタッカーの横への長い移動等で、ある程度上手く動かせたんじゃないかしら?一点目はCBを釣りだしてギャップを作ったし、二点目は井出がピッチを横切る大きな移動から。井出のコメントあたりを読むとそこをだいぶ意識した感じが。木曜日に非公開練習をしたけど、それだったのかな?
    E : ディフェンダーの皆さんはよく頑張りました(あっさり

  5. 監督の采配
    関塚監督の対策と采配がキマった感が。対策については前述のとおり。采配については、まず前半37分過ぎに起きたパウリーニョとカルリーニョスの衝突で、パフォーマンスが落ちたパウリーニョをサポートするため、後半早々躊躇なく金井を投入してベースであるディフェンスの質を維持したこと。次に大宮が家長を投入した後に田中ユースケを投入して、左サイドでの両チームのコミットメントに差を付けたこと。しかもそのユースケがアシストを記録すると言うボーナス。
    渋谷監督は後手を踏むしか無いと言うか、アレしかやりよう無いだろうなと言う感じですわな。筆者が思うに、手札にチームを去った高橋祥平が残っていれば…と。ま、なんとなくですけど。

  6. とどのつまり
    あれこれ書いたけど、こんな与太話を読んどらんと、スカパーの城福”やっぱり金満に行きたいんや”浩さんの解説を聞けば十分なんやで…(震え声

  7. で、千葉にとっての収穫
    1 : 昇格争いのライバルであり解説者の多くが昇格一番手にあげていた大宮を、ホームで直接叩き2点差で勝ったことがまずは総て。現段階で首位であることは、その余録。
    2 : 当初不安視されていたキム・大岩のCBコンビが今日も高パフォーマンスを維持。二人の役割が少しずついい形で見えてきたこと。
    3 : ヤザーの出来不出来が攻撃の質に直結しなくなってきていること。
    4 : 井出2得点。この間書いた選手迷鑑通りのプレイをついに発揮。なお筆者としてはイデオンにはもっと高いものを求めているので、この日の2得点ぐらいではテクノブレイクしない模様。

採点だよ
  • 高木 : 6.0 まずまず安定。悪天候時以外ならだいぶ安定してきたかしら? 
  • 北爪 : 5.5 ホームゲームで至って普通のパフォーマンス。まずはやらかさずに出来たから良かったのでは?注文を付けると、クロスの精度は高めてどうぞ。
  • 大岩 : 6.5 最終ラインを勇気を持ってプッシュアップし、前に出てアタックするキムのカバーリングもよかったです。あときれいなロングフィードもありました。井出が2点取っていなければ、マン・オブ・ザ・マッチはガンちゃん。
  • キム : 6.5 前半のヘッドを決めてくれていたら完璧なパフオーマンス。ムル者とのマッチアップをほぼ完全に制圧。帰化してくれないかなあ…(無責任
  • 中村 : 6.0 二点目の過程でポストになったペチュニクへのタテに差し込んだパスや、クロス等のキックの質は相変わらずエグい。守備に関する意識も向上してきたかな?
  • 佐藤勇人 : 6.5 今日も素晴らしかったと思う。チームの運動量の質を確保していたし、1点目に絡んだ飛び出しも良かった。佐藤勇人の復調は実にデカイ。
  • パウリーニョ: 6.0 あんまりムリしないでください(懇願
  • ペチュニク : 6.0 前半のヘッドを決めていたらなー。守備への意識が本当に高い。あと、この人はオンオフの切り替えがとても早くて、失敗を引きずらないよね。
  • 谷澤 : 5.5 マッチアップしていた大宮の渡部に散々手を使われて邪魔されていたのに、やり返さなかったことは、劣化なんでしょうか?成長なんでしょうか?
  • 井出 : 6.5 アクロバティックな足の出し方でコースを変えた1点目も、ポストから前を向いてドリブルを交え、小さな振りで内を巻くショットの2点目も、TGや練習で見た井出の得意技。得点シーン以外もよくバイタルに侵入していて、いい動きをしていたと思う。マン・オブ・ザ・マッチ。
  • 森本 : 5.5 動きも切れているし、守備での貢献大なのは相変わらず。流れの中でまだ点が取れていないのはとても辛いと思うけど、このまま続けて貰えれば。みんなその貢献は知っていますので。
  • 金井 : 6.0 前半に発生したパウリーニョのアクシデント以降にテンションが落ちた守備の質を回復。この人のプレイはオンでもオフでも本当にクレバー。ずる賢い。守備系のヤザー?コンディションに問題がなければレギュラー復帰は間違いない。
  • 田中 : 6.5 このチームの生命線であるプレイヤーのコミットメントの量を維持するために重要な役割を担ってますわ。

ま、こんな感じですかの。ハルこと井出が2得点だから、サブタイトルは"You Must Believe In Spring"ってことで。有名なスタンダード曲だけど、一番有名なのはビル・エヴァンスのこのテイクかな。