2009年09月12日

しんぼる

sinboru公式サイト。松本人志監督、主演。これほど何のためらいもなく「これはひどい」と断じられる映画はないのではないか。一人コントすら退屈で全然おもろない。
ここでいうシンボルとは象徴、記号とかの抽象的な意味ではなく、要するに男性のシンボルなのだ。それ以上の意味はない。
調子に乗ってメキシコのプロレスラーまで頭をチン○コ化するのだけれど、見るのが辛いほど痛い。これが実践編の外部の物語への介入というのだから情けなさ過ぎる。
まずイントロのメキシコ砂漠の地平線からトラックが近づいてくるシーン。実は何の意味もなく、映像に惚れて脈絡なしにただ撮って喜んでいるという素人にありがちなお遊びだ。メキシコと白い部屋の接点は、ニワトリの羽根が砂漠を行く車に煽られて散らばり、なぜかその一つが白い部屋に落ちて来て男を覚醒させること。多分、新型インフルエンザのシンボル化で、それが男に感染して幻影を見始めたのだろう、と論理的には考えられるのだけれど、特段意味のない理屈だし、何より面白くない。
あのチ○ポコボタンがいっぱいある壁や床の部屋。何よりもいくらチン○コ押されても、全然面白くないということ。普通、次は何が飛び出て来るのだろうと期待できていいはずなのだけれど、全然期待できない。次に男は何を考えて脱出するのだろうか、という点で言えば、壷を置くだろうことは観ているこちらの方が早く予想したが、なかなかやってくれない。出口が上がり始めた時点で駆け出せばロープも何も必要ないのに完全に上がるまで動こうとしない。まるで下手な八百長プロレスだ。苛々してまだるこさだけが残る。せいぜいプチプチシート潰しという退屈しのぎなのだ。パジャマの水玉模様が最終的に消されるのはそのためだろうか。
だんだんこの部屋そのものが、今この映画を観ている映画館そのものに見えてくる。さっさと見終わって早く出てしまいたい。その点、気持ちは松本人志と同じになっている自分。
シネマッシモさんによると、配給会社から“ネタバレ禁止命令”が出ているらしいのだけれど、ネタは安い赤身のマグロのみでトロが出て来ない。それを隠すための方便なのだ。
無理矢理一言で解釈すれば、松本人志がオウムの松本智津夫死刑囚に変貌する過程を描いたものだ。最初カラフルな水玉模様のパジャマを着た男はやがてプチプチ潰しの修行を経て白い見覚えのある宗教服まがいの服になり、髪型までそっくりに智津夫死刑囚に変貌して昇天する。
最初の方形の部屋はサティアン。途中の小さな独房の部屋は麻原彰晃が逮捕時に隠れていたサティアンの隠れ小部屋、最後の天に通じるロータンダは死刑執行前の刑務所なーんて。
ロータンダではチ○ポコ壁画は世界地図に変貌する。オイオイ、世界制覇したつもりか。ベルリンの壁だの数々の記録フィルムが万華鏡風に映され、果てはオバマ大統領まで出て来るのにはヤレヤレ感がきつい。
そして、未来編なんて要は智津夫死刑囚の死刑執行、あの世だろ。ついでにこの映画自体に死刑執行だ。
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Posted by y0780121 at 17:51│Comments(24)TrackBack(18)clip!邦画シ | ★0

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何しろ配給会社から“ネタバレ禁止命令”が出ているので、どうレビューを書いたらいいのか悩む。核心に触れる部分はすべて秘密なのだ。それが核心と呼べるものかどうかは別として。とりあえず、ストーリーはこんな感じだ。それがストーリーと呼べるものかどうかは....
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スベッてる話。
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この記事へのコメント
1
しんぼるがつまらないことには同意するけど、この論評も同様に酷いね
Posted by zen at 2009年09月13日 01:25
私は面白かったです。かなり楽しみました。
そもそも松本氏の笑いの性質として、みんなで観たいというたぐいのものではないように思います。そのあたりで意見が分かれるのかもしれません。合わない人ってこういう評価なんだろうなと思います。個人的にはかわいそうです。
の映画は「笑い」ありきで、松本氏も別に意味なんて特に持たせようと思ってないんじゃないでしょうか。それを解釈しようとしている時点で罠にかかってしまっている気がします。
Posted by れつ at 2009年09月13日 15:31
前作の政治風刺に笑いの本質があるとするなら、1960年代の感覚です。信者の方はもう古い人間ですね。
Posted by 後悔 at 2009年09月13日 22:21
>「笑い」ありきで、松本氏も別に意味なんて特に持たせようと思ってないんじゃないでしょうか

意味がなくても面白ければいいのだけれど、残念ながら意味もなく面白くもないから救いようがないんですな。
Posted by 佐藤秀 at 2009年09月13日 22:25
5
観てきました.

同意します.

最低な映画でした.

周りがイエスマンばかりだと,こうも人は恥じも外聞もなく才能のなさをさらけ出せるのかと,ある意味感心しました.

松本人志を天才とかいつまでも言ってる人は,多分単純にIQが低いんでしょうね.
Posted by ワン at 2009年09月14日 01:20
ネタバレ禁止令がでてたんですか。
別にバレて困るようなこともない気がしますけど。
よくも悪くも松本人志さんな作品ですね。
Posted by KLY at 2009年09月14日 21:11
5
言うべきことはきちんと言われなければならない。
作品に対する批評・発言にある種の自粛を強いること
自体が
実は最も作品・作者を貶めているということに、
松本とその関係者、信者はそろそろ気づいた方がいい。

このブログの筆者の意見を支持します。
Posted by 通りすがり at 2009年09月17日 06:40
1
確かに、映画としての(映画としてじゃなくても?)あまりにもクオリティの低い作品だと思いました。

閉ざされた白一色の殺風景な空間、出演者は本人のみ、台詞もほとんどなし等、あえて自らに厳しい条件を課し、その条件下にあっても"天才"はこんなにすごい映画が撮れるんだぞというところを誇示したかったのだと思うのですが、残念ながらそもそもこれは"映画"ではないな、と思ってしまいました。
どちらかというと小学生の頃に見たドリフターズのコント(ヒゲダンス?)のノリに近く、大人、ましてや映画好きの大人が受け入れられる作品であるとは到底思えません。

作品の骨子を太く見せるためか、ラスト近くに、様々な歴史的瞬間をくっつけて垂れ流ししているのですが、実に使い古されたチープな表現で、これには本当にがっかりさせられてしまいました。
Posted by MM at 2009年09月17日 12:59
1
時間と金のムダでした
Posted by ひどい at 2009年09月17日 16:31
5
佐藤さま

激しくレビュー同意です!。
あの羽根の意味なんて、まったく考えなかったですけど、
インフルエンザのしんぽると言われたら、あぁ、確かにそうなのかと ww
そこまで、読解力がなかったです、自分。

90分、キツかったです。
個人的には、今年のワースト1は揺るぎないかなという感想です。
Posted by himagine at 2009年09月17日 23:03
>インフルエンザのしんぽると

いや、これは単なる悪乗り的コジツケです。こっちで勝手に解釈して楽しむしかありませんや。
Posted by 佐藤秀 at 2009年09月18日 00:03
5
私も同意です。
この映画、何が狙いなのかサッパリ分かりません。
少なくとも笑わせようとは思ってないんでしょうね。
スベリまくりのオンパレードで、ネタのレベルがあまりにも低すぎますから。(そう捉えれば、やっぱりホラーなのかな?カス映画であることに変わりないけど)
で、それをつまんないで片付ける人はセンスがないと松本さんは仰いますよ、たぶん。
そういう思考回路がまた寒いんだよなー。
ま、アホでもこの映画がカスってことだけは分かりました。
Posted by melde at 2009年09月18日 22:55
3
単純におもしろかった。元々、松本人志ワールドが好きで今回も映画を観るとゆうかたまたま作られた形が映画だっただけでしたし、どうゆうつもりで観に行ったかで評価が分かれるんでしょうね。私は松本人志が「天才」と呼ばれていることが松本人志の邪魔をしていると思います。
今思い出しても笑える。
Posted by ぼん at 2009年09月24日 15:25
2
信者の方がシンドイ。笑いを知ってるわりにシツコイし。空気読め。映画なので、映画として評価して当然だと思います。映画としては最低な映画でした。
Posted by 通りすがり at 2009年09月26日 14:11
やっぱり信者は何も説明できないんだね。だから信者なんだろうけど。
ちなみに最近テレビでやっているクリック証券のCMもつまらねえなあ。
Posted by 佐藤秀 at 2009年09月26日 17:24
5
バカには何を言っても仕方がないのですね。この評価は信者さんの評価です。あなたは、逆に凄い。

管理人さん、コメント欄を荒らしてしまってすみませんでした。
Posted by 通りすがり at 2009年09月26日 18:46
1
あまりの内容の浅さにゲンナリしました。
おそらく決定的に教養が足りないのでしょう。
松っちゃんの著作を読んでも、対談やインタビューの内容を見ても、そう思います。
松っちゃんは、低俗でくだらないフリートークをガキでしているぐらいが一番輝いてる。
Posted by 通りすがり at 2009年09月28日 21:26
1
う〜ん。文章にアホさがにじみ出ちゃっているのは、いったいどっちなのかな?「カス」とか「アホ」とか「バカ」とか、ボキャブラリーなさすぎ。
小学生のケンカみたいな文章ですね。本当に小学生だったらごめんなさい。
「シュール」の意味もわかってなさそうだし、同じ松本信者として恥ずかしいです。皆さん、ご迷惑をかけました。
Posted by 別の松本信者 at 2009年09月29日 11:19
いちいち全てのコメントに過剰反応しちゃて、間抜けな坊やだよな〜君は。
完全にみんなのオモチャにされていることにまだ気付かんのかね君は?
どうせまた逆上してコメントしてくるんだろうが、次回はどんな拙い語彙力とまとまりのない冗長な文章で皆を失笑させてくれるのかな?
Posted by ロッキー at 2009年09月29日 20:57
5
私はけっこう楽しめました!
お笑い芸人・松本人志ではなく、
監督・松本人志なんですよね〜。
ラストは人間の本質がチラホラ見えた感じがしました!
人間が走り回って、
上を目指して生きていくのに
意味なんてないんですよね〜。
この映画に意味をみいだそうとすることに意味があるのか?
そんな感じです。
Posted by かとちゃん at 2009年10月01日 19:04
1
松本さんは頭は相当いいと思うんですけど、あまりにも無知すぎる(世の中の事象を知らなさすぎる)んだと思います。それが今回の作品にもはっきり出ちゃってるなと。

登場するアイテムが、ちんこ、おなら、寿司、マンガじゃやっぱり絶対に駄目だと思うんです。下品だから駄目なのではありません。

なんというか、松本さんが数多くのアイテムの中からあえてそれらを選んだとは思えないんです。そもそも選択できるアイテムがそれらしかなかったように思えるんですよ。それはまさに知性の欠如からくるものだと思うんですよね。

本とかいっぱい読んで、お笑い芸人(後輩)以外の人とも交流して、最低限の知性を身につけてからまた映画を撮ってほしいです。

あとは、自分の感性を理解できない奴がバカなんだという考えを捨てること。あなたが思っているほど観客達はバカではないということです。
Posted by ロッキー at 2009年10月02日 17:15
5
『寒いんだよな〜』ってなにげに使ってるヤツ多いけど この言葉は松本人志が使い始め広めた

今だに使う人いるんだね
20年以上前だょ

しんぼるも 20年後にやっと自分なりに分かるんじゃない?

Posted by うき at 2010年04月01日 00:12

松本さんが他の映画を評論しているいじょう
ストーリーがしっかりした映画も見たいですよね^^
Posted by ryoryo828 at 2010年09月25日 23:02
あんまり映画に暴言吐くなや。

予想通りの展開って言う意見も多いか知らんが俺はちゃんとセオリーを裏切ってると思う。普通の映画だったらダメと思わせて良い展開かそのままダメになるかやろうけど、しんぼるはダメと思わせて踏んだり蹴ったりな感じで面白かった。
全然面白くないって言ってる奴はちゃんと見てんのかと思う。

大して映画見てきたわけじゃないけど主人公があんな踏んだり蹴ったりな映画なかなかないと思うけど。
俺は素直に笑ったね。
Posted by しん at 2012年12月28日 23:58