ロボゲイシャ
公式サイト。井口昇監督、木口亜矢、長谷部瞳、斎藤工、生田悦子、志垣太郎、松尾スズキ、竹中直人。現代的斬新さと戦前や終戦直後の映画を思わせる古典的なケバさがないまぜになり、日本かぶれの外国人が作ったらこうなるかも、と勝手に日本人が作ったような国際的B級ぶり。
日本と言えば「フジヤマ、ゲイシャ、ロボット」。この御三家揃い踏みに加え、「
GOEMON」風忍者、「
火天の城」が「
トランスフォーマー/リベンジ」風に「
20世紀少年」のロボットに変身する。ただ、見た目「
大魔神」風で、古めかしいのが良い。操縦方法もWiiの時代にちょっと時代遅れでワイヤ方式。切腹も介錯もあって日本趣味てんこ盛り。
ゲイシャロボも「
ターミネーター」的要素を取り入れているが、江戸時代のカラクリ人形風で基本的に古風だ。戦前のドイツ映画「
メトロポリス」と「
ウルヴァリン:X-MEN ZERO」を足して2で割ったよう。
ただ鉄の爪ではなくお尻から日本刀が出て来るは、スカトロ趣味風に手裏剣が発射されるはで攻撃されているのかサービスされているのか分からない手法。ちなみに弾丸を刀で撥ね返す手法は「ウルヴァリン」にもあった。サービスと言えば、なぜかサムライ集団が「結婚式はこの格好で」という理由付けの元に登場し、女子高生スタイルに変身したゲイシャロボがパンチラ・サービス付きで戦ったりもする。
不祥事を起こした企業の世間をお騒がせしました謝罪会見の定型化された慇懃無礼機械的お辞儀を茶化した慇懃無礼砲。その砲弾を浴びる集団は、「拉致被害者家族連絡会」ぽく、そうなると、この表向き製鉄会社の会長(志垣太郎)、社長(斎藤工)の親子は金日成、金正日親子となり、秘密の超核兵器も現実と平仄が合い、実際、社屋自体がテポドン2号になってしまう。ということは、慇懃無礼砲は北朝鮮が瀬戸際政策で時々ぶっ放す短距離ミサイル実験のパロディということになる。
そしてゲイシャロボットとは実は喜び組ということになってしまう。なんで彼女たちが攻撃的なのにサービス精神があるのか妙なところで納得してしまう。さしずめ竹中直人、生田悦子は横田滋・早紀江夫妻かのようだ。
何でもアリなのだけれど、基本は日本趣味。主演のゲイシャロボ姉妹、木口亜矢、長谷部瞳はすっぴん時の現代風美人ぶりも披露し、特に長谷部はブスい芸者姿と見まがうほど。古臭さと新しさのゴチャマゼを彼女ら二人が身をもって表現している。
ラストがフジヤマ、ハナビ、ゲイシャというのが滅茶苦茶なのに浮世絵風に奥床しい。ストーリーよりも、よくぞこれだけナンセンスな組み合わせをナンゼンスにまとめたものだと不思議に感心する。
Clickで救えるblogがある⇒
Posted by y0780121 at 17:18│
Comments(2)│
TrackBack(6)│
clip!
│
映画ラ行 |
★3
この記事へのトラックバックURL
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/y0780121/50286058
『片腕マシンガール』の井口昇が監督・脚本を務める超B級コメディ映画。特殊造形監督に『吸血少女対少女フランケン』や『激情版 エリートヤンキー三郎』の西村喜廣が参加している。主演はグラビアアイドル・木口亜矢。共演にタレントの長谷部瞳、『カフェ・ソウル』の斎藤...
ロボゲイシャ【LOVE Cinemas 調布】at 2009年10月22日 20:12
昨年アメリカから逆輸入されてセンセーショナルな話題を振りまき、劇場公開&DVDが大ヒットを記録した『片腕マシンガール』の奇才・井口昇監督が放つ最新作が堂々登場!本作も海外版...
ロボゲイシャ【やっぱり邦画好き…】at 2009年10月24日 00:07
美しい芸者の姉・菊奴の付き人としてこきつかわれるヨシエは、姉と共になじみ客である影野製鉄の御曹司ヒカルの屋敷に招待される。 なんと影野製鉄は軍事産業に関わる裏で、密かに殺人芸者マシーンを育成していたのだ。 肉体を改造され暗殺ロボットと化した姉妹は、組織の...
ロボゲイシャ【象のロケット】at 2009年10月24日 00:51
監督:井口昇(真性の変態ですね)
出演:木口亜矢 長谷部瞳 斎藤工 志垣太郎(ロボ??!!)松尾スズキ
出演:竹中直人(ある意味浮いていた)生田悦子 くまきりあさ美 中原翔子 亜紗美
冴えない芸者のヨシエは、ある日、謎の二人組「天軍(テングン)」...
映画「ロボゲイシャ」【おそらく見聞録】at 2009年10月29日 19:03
'09年、日本監督・脚本:井口昇撮影:長野泰隆音楽:福田裕彦美術:鈴木阿弥、伊藤ゲン木口亜矢 ヨシエ長谷部瞳 キクエ/菊奴斉藤工 影野ヒカル志垣太郎 影野拳山松尾スズキ 豪徳寺鉄馬竹中直人 金井老人生田悦子 キヌ『片腕マシンガール』がなかなか評判の良....
ロボゲイシャ ▲144【レザボアCATs】at 2009年10月30日 15:50
(2009年・角川映画/監督:井口 昇) 海外で製作したスプラッター・アクション「片腕マシンガール」が逆輸入され、予想外のヒットとなった井口昇監督が、今度は日本国内で監督した、
「ロボゲイシャ」【お楽しみはココからだ?? 映画をもっと楽しむ方法】at 2009年11月13日 15:51
こんにちは。
スカトロ趣味風のアクションが豊富でしたよね w
監督は、そっち専門の方だったみたいなので、妙に納得しましたけど。
まあ、アカデミー賞取った滝田洋二郎監督だって元は痴漢映画監督でしたから。