2010年01月20日

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女2

dragontattoo公式サイト。原題:Män som hatar kvinnor(女を憎む男)、英題:The Girl with the Dragon Tattoo。ニルス・アーゼン・オプレウ監督、ノオミ・ラパス、ミカエル・ニュクビスト、レナ・エンドレ、スヴェン=ベルティル・タウベ、ペーター・ハーバー、ペーター・アンデション、イングヴァル・ヒルドヴァル、マーリカ・ラーゲルクランツ、ステファン・サウク。まず何よりスウェーデンの法律が分かり辛い。
雑誌「ミレニアム」の記者ミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は記事の名誉棄損で禁固刑判決を受けるのだけれど、判決に不満なのになぜ控訴しないのか、判決出ても執行まで半年間、なぜ自由に暮らせるのか、そして国内旅行はまだしもなぜ海外旅行までできるのやら? 海外逃亡やりまくりじゃないか。他に約2名、海外脱出するには問題アリな人がいる。旅券管理はどうなっているのだろう。
お国柄が違うからと割り切ればいいのだけれど、やっぱり割り切れない。もちろん、国柄の違いだけでなく、謎だらけだ。3部作の初編だから仕方ないのかもしれないけれど、かと言って全編見れば解決するのかと、単純には思えない。「20世紀少年」だって、結局、最後まで尻すぼみだったから。
まず、なぜ財閥グループヴァンゲル・グループの総帥ヘンリック(スヴェン=ベルティル・タウベ)がよりによって執行前のミカエルに36年前の失踪少女ハリエットの調査を依頼してくるのか。名誉棄損相手の実業家ヴェンネルストレムの決定的スキャンダルの証拠を与えるという交換条件でも不自然だ。
ハリエットの写真はなぜにモナリザのような謎の微笑を湛えているのか。そして謎のままであるべき微笑をなぜ謎解きしたうえに興ざめなことになるのか。
なぜ失踪後も送られてくる押し花が香港から届いたのか。香港って、まさか背中にドラゴン・タトゥーのある謎の塊の女、リスベット(ノオミ・ラパス)と何らかの関係あるのか。一応今のところ関係ないようだけれど、今後は分からない気がする。
そもそも生きていたとしたらなぜヘンリックに連絡を寄越さないのか。色々な経緯はあっても、連絡する算段はいくらでもあるはず。
ナチズムとサディズムがどう関係しているのか。そもそもヴァンゲル・グループ一族は離れ島に住んでいるが、謎解きのためとはいえ、だから何、て感じがぬぐえない。いかにもミステリーです、というわざとらしいお膳立てが多い。
原題は「女を憎む男」だが、リスベットは明らかに「男を憎む女」だ。彼女は少女時代、何度もガソリンをぶっかけて焼死させる手口で男性の殺人の累犯歴があるらしい。そのために法的後見人に財産管理されているが、その男がまた正反対に「女を憎む男」なのだから、ちょっと凝り過ぎな感がある。彼女のハッカーとしての才能や映像記憶と殺人癖と何か関係でもあるのか。ちなみに映像記憶は幼児期には一般的らしいけれど。ちなみにリスベットはヴェンネルストレムの不正取得した財産をハッキングを駆使して横取りするのだけれど、その姿はどうもハリエットに似ていたように見えたのだけれど。
全体として色々なもの詰め込み過ぎていて、予感としては結局、B級ミステリーで終わる可能性大。
続編=「ミレニアム2 火と戯れる女」+「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

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Posted by y0780121 at 22:47│Comments(3)TrackBack(17)clip!洋画ミ-モ | ★2

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スウェーデン版です。
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この記事へのコメント
3
なるほど鼻ブラリング。。。。
そういうことは言われるまで思いつきませんでした。
それはもっと怖いかも(汗)
Posted by mezzotint at 2010年02月06日 17:59
いよいよ続編が公開ですね。
楽しみです。
Posted by 東京 タトゥー tattoo at 2012年01月26日 14:07
ええと、続編じゃなくてリメイクかと。
Posted by 佐藤秀 at 2012年01月26日 22:06