2010年03月07日

ニューヨーク,アイ ラブ ユー3

NYIloveU公式サイト。ファティ・アキン、イヴァン・アタル、アレン・ヒューズ、岩井俊二、ジョシュア・マーストン、シェカール・カプール、ミーラー・ナーイル、ナタリー・ポートマン、ブレット・ラトナー、チアン・ウェンのオムニバス監督作品。オーランド・ブルーム、クリスティーナ・リッチ、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、シャイア・ラブーフ、レイチェル・ビルソン、マギー・Q、ロビン・ライト・ペン、ジェームズ・カーン、ジョン・ハート、アンディ・ガルシア、ケヴィン・ベーコン、イーサン・ホーク。
パリ、ジュテーム」の姉妹作品。11編のショートストーリーなのだけれど、決して独立していない。イエローキャブとか、タバコとか物語を連結するようなアイテムがある。それらがアメリカ人より外国人が多い街をつなげている。
チャイニーズ系コールガールのマギー・Q、マギーはマギーでイーサン・ホークとタバコが取り持つ縁で駄弁るのだけれど、そのマギーに薬局で中国語で返事して驚かせるのは、クリス・クーパー。この人はこの人でやはりタバコが縁で夫に倦んだノーブラ・ノーパン女性ロビン・ライト・ペンとレストランでデート。「退屈な男」って離婚したショーン・ペンのことなのか。マギーのように別ストーリーでチラリと二重出演している人は他に数名いたような。
チャイニーズ系ではもう一人、スー・チー。画家のウグル・ユーセルのモデルになるのだけれど、目だけ残して急死。スー・チーは自分で自分の顔を撮り、目を切り取って貼りつけるんだけれど、あの絵、どうみてもあれで完成しているんじゃないか。写真はったら台無しだろが。
車椅子の少女オリヴィア・サールビー、実は映画のための練習で五体満足。その後の別のストーリーに出て来るホテルのボーイのシャイア・ラブーフの内翻足も演技じゃないかと思えてしまう。ラブーフはまるで「未知との遭遇」のエイリアンのような状態でジュリー・クリスティの前から消え失せる。
セントラル・パークでnanny(乳母)にかけてマニー(manny)なんて呼ばれる子守男カルロス・アコスタ。子供にホットドッグをご馳走し、母親から「甘やかさないで」と言われる。mannyと呼んだ相手に監督としては落第でボツにされたけれど、「私がクマにキレた理由」でnannyを演じたスカーレット・ヨハンソンが出てくれば最高だったのだけれど。これ、ナタリー・ポートマンの監督だが、ポートマンは別口でユダヤ女性を演じ、禿げ頭を披露。ジャイナ教徒のインド人から鬘の髪はほとんどインドから来ているんだよ、と言われる。世界は意外な結び付き方をしている。そのサラリ感がいい。
これ、ほとんどランダムな紹介だが、イエローキャブ・ドライバー曰く“Capital of everything possible.”の世界で、色々な物が結びついて新しい化学反応が起きている感じ。
岩井俊二監督が日本人として参加しているが、生身の日本人は出ていない。代わりに日本のアニメがやたら出て来る。まあ、NYの日本人は化学反応起こしにくいというのがオチなところがある。
トータルで観ると、バラバラそうでやっぱりまとまっていて、何かジグソーパズルを映していたカメラがズームアウトすると、美しいニューヨークの絵が現れたというよくある映像を映画そのものでやり遂げたという感じ。
実はそのカメラマンも映画の中にいて、街中をビデオカメラで収めているエミリー・オハナ。この人が多分、映画内映画監督の役割を果たしていたのだ。

脚本を手掛けた1人アンソニー・ミンゲラは一昨年急死。この人は「愛を読むひと」の製作をし、「つぐない」では、俳優として登場している。
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Posted by y0780121 at 22:29│Comments(3)TrackBack(13)clip!洋画ナ行 | ★3

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この記事へのコメント
私もナニーと聞くと同じ事を思い浮かべました。が、そのスカーレットも監督したはずが他の監督とあまりにも内容画がかけ離れていたために全編カットだそうです。
Posted by KLY at 2010年03月07日 23:47
なんかスカちゃんだからスカを引いたわけでもなく、彼女だけモノクロ撮影して浮いちゃったそうですな。
Posted by 佐藤秀 at 2010年03月07日 23:53
プロデューサー判断だから仕方ないですけど、そうなると観たくなるのが人情じゃありません?スカちゃんだし。
Posted by KLY at 2010年03月08日 01:08