2010年07月10日

プレデターズ4

predators公式サイト。ロバート・ロドリゲス製作、ニムロッド・アーントル監督、エイドリアン・ブロディ、トファー・グレイス、ローレンス・フィッシュバーン、アリシー・ブラガ、ダニー・トレホ、オレッグ・タクタロフ、ウォルトン・ゴギンズ、ルイス・オザワ・チャンチェン。プレデターズvs.“七人の侍”。エイリアンとのハイブリッドでプレデリアン化して別系統化する「AVP2」以前の「プレデター2」の正統派路線の続編。新たに登場する新型プレデターは武士の甲冑を思わせる出で立ちで、“武士道”の心得もあるらしい。
ブラック・スーパー・プレデターとか、フラッシュ・プレデターと言うらしく、従来のクラッシク・プレデターより大型。
新登場と言っても、新しく進化して出現したわけでもないらしい。これまで地球を訪問していたのはクラシックの方だけだったというだけ。実は新型は地球ではなく、ホームらしい未知の惑星で初お目見えなのだ。ここら辺りの設定は「アバター」に似ている。
アバターも恐竜が滅びずに進化したら出現していたであろう恐竜人間ディノサウロイドぽいが、ひょっとすれば、このプレデターこそ正統派ディノサウロイドの子孫で、だからこそ時々“母なる地球”を訪問しているのではないかと思わせる。
一つの仮説として、六千五百万年前の隕石衝突で恐竜が滅びたが、一部文明化していたディノサウロイドが地球を脱出、未知の惑星に住みつき、進化したとか。しかし、いくら進化しても狩りで殺すという習性は変わらず、殺伐とした、しかし、“武士道”に基づいた殺し合いを文化として維持し続けている――なんてことは一応考えられる。
人間がパラシュートで未知の惑星に降下して来るところから始まるが、誰が彼らを降下させたかは不明のまま。プレデターなのか、それとも一部人間がプレデターと契約し、地球ではどうしようもないならず者を“獲物”として未知の惑星に放逐しているのか。
新型プレデターと日本のヤクザ(ルイス・オザワ・チャンチェン)との刀による決闘は、一見、滑稽に見えるが、相手の武器に合わせて闘うというプレデターの流儀をよく表している。ちなみに刀はヤクザが持ってきたのではない。遠い昔に地球を訪れたプレデターの土産物だ。
彼らはただ相手を殲滅することが目的なのではなく、公正な戦いを通して相手を殺すことが大義であり、そのために逆に殺されても潔しとする精神があることは「プレデター2」でも表されていた。
それに比べると少なくとも地球人の方は、愛し合う反面、狡猾で汚いことも平気ですることにおいて却って醜く思えるくらいだ(以前の2作では人間の方がプレデターを「醜い」と言っていた)。実際、この未知の惑星は、自然破壊されていない手つかずのアマゾンを思わせて美しい。
ちなみに地球人は地球の中の紛争地から拉致されたらしい。実は「プレデター2」でも、「プレデターは世界の紛争地に現れてきた」という台詞があった。それを裏付けるように、拉致されて来たのは今回が初めてではなく、随分前から拉致されていたことが判明する。そして、今後も・・・・。
その他に元アメリカ軍人傭兵で実質主役のロイス(エイドリアン・ブロディ)、フランスの女性スナイパーの殺し屋(アリシー・ブラガ)、チェチェンのロシア特殊部隊スペツナズ隊員(オレッグ・タクタロフ)、死刑直前だった死刑囚(ウォルトン・ゴギンズ)、アフリカの兵士(マハーシャラルハズバズ・アリ)、「プレデター2」と関係してそうなメキシコの麻薬カルテルの用心棒(ダニー・トレホ)と計7人は明らかに「七人の侍」へのオマージュだろう。黒澤明がここにも影響していることは驚異的。刀による決闘も黒澤を意識してのものだろう。
これほど荒唐無稽で、かつ文明批評も織り込んだ壮大な構想の“SF時代劇”はそう作れるものではないだろう。
続編⇒「ザ・プレデター
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Posted by y0780121 at 20:48│Comments(2)clip!洋画ピ-ポ | ★4
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この記事へのコメント
ブラック・スーパー・プレデターとか、フラッシュ・プレデターなんて言うんですか。フラッシュはともかく先のほうの名前は強そうですねぇ。結局ロイスが言う人間狩りが最高だってのがプレデターたちにも言えるんでしょうか。流石は戦闘民族サイヤ人…。
Posted by KLY at 2010年07月13日 01:47
結局、プレデターって人間が狩猟民族のまま文明化したらどんな感じになるのかなあ、という発想だと思います。だから彼らは「堅気」の人間に興味なく、殺戮者にしか興味示さないと言うか。
Posted by 佐藤秀 at 2010年07月13日 08:32