2010年09月21日

ミレニアム2 火と戯れる女1

痛すぎる無痛症
mille2公式サイト。原題:Flickan som lekte med elden。英題:The Girl Who Played with Fire。スティーグ・ラーソン原作、ダニエル・アルフレッドソン監督、ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト、レナ・エンドレ、ミカエル・スプレイツ。「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」の続編。と言っても、監督は違っている。また、初遍は原題と邦題が違っていたが、今回は原題をほぼ忠実に訳している。ただし、原題や英題は「火と戯れた女」で過去形。つまり、女主人公リスベット(ノオミ・ラパス)は火と戯れていない。
実際に“火と戯れる”のは謎の金髪長身男ニーダーマン(ミカエル・スプレイツ)だ。とんでもなく強い男でさしものリスベットもかなわないと親友に言われるのだが、その強さの秘密が明かされると脱力してしまう。
何とこの男は無痛症で何やっても痛みを感じないから強いのだという。
えぇぇぇぇ!!!!!
まず、常識的に考えて、無痛症の人間がこんな格闘能力身に付けられない。なぜなら痛みを知らないからだ。無痛症というのは悲惨な難病で、自分が怪我しても気付かないからおいそれと運動もできない。下手に運動して自分が骨折しても気付かなかったらどういうことになるか想像して見るといい。「何か変だなあ」と感じているうちに骨折した個所がこじれてますます重症化する。「痛み」はなくてはならない防御システムなのだ。前回も映像記憶というネタがあったが、今回の無痛症は痛すぎる。
このことはつい最近観た「THE LAST MESSAGE 海猿」で仙崎が後輩の服部に「怖がりほど潜水夫に向いているんだ」と言っていたのと裏腹の関係にある。痛みを知らない人間は格闘に不向きなのだ。
なのにこの男ときたら、プロのボクサーに、しかもグローブなしでまともに顔面にパンチ食らっても、倒れないし、顔面も腫れ上がらない。パンチ食らって倒れるのは、何も痛いからではなく、物理的にバランスを崩されることに加えて、神経が麻痺するからだ。まあ、現実的に考えればプロボクサーの生パンチ一発食らって脳震盪起こし、呆気なくバタンキューだろう。顔面が腫れ上がるのは痛いからではなく、ダメージを受けた顔面を修復するための生体反応だ。そんな生体反応すらないとしたらこの男はとっくに死んでいる。
リスベットが使ったスタンガンがこの男に効かないというのも有り得ない。これだって神経系統を麻痺させるので痛さとは関係ない。きっとスタンガンが電池切れか故障していたのだろう。
ツッコミついでにリスベットがこの男に地中に埋められるシーン。普通さあ、埋める前に死んでいるかどうか最低限確認すると思うよ。この男、頭悪いのだろうか。
それにしても、この男、リスベット同様、放火魔の気があるみたいで派手に燃やしてくれる。痛みを感じないから自分の衣服に飛び火したらやばかったと思う。痛み感じず、火達磨になってから気付いても遅いだろうから。
放火癖からみで何かリスベットと関係あるのかな、と思っていたら、やはりあった。
他に、旧ソ連のGRUなどがリスベットの出生の秘密として絡んでくるが、忌まわしいものはなんでもかんでも旧ソ連に押しつけるというのは「ソルト」と同じパターン。やはり第一作同様、B級ぶりをいかんなく発揮している。北欧の神秘的怪奇的雰囲気で煙に巻かれても困るのだ。
完結編⇒「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
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Posted by y0780121 at 14:01│Comments(0)TrackBack(11)clip!洋画ミ-モ | ★1

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