2011年04月13日

ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008)2

bokuchu塚本連平監督、市原隼人、佐々木蔵之介、麻生久美子、石田卓也、加冶将樹、賀来賢人、冨浦智嗣、石野真子、竹中直人、脇知弘、小柳友、豊田エリー、坂井真紀、根岸季衣、志賀廣太郎、ガッツ石松、安藤玉恵、片桐はいり、掟ポルシェ。当時人気絶頂の19歳のアイドル大場久美子のポスターが見下ろす1979年の栃木県烏山町(現那須烏山市)の駐在所が舞台。半分実話に基づいているそうだ。
青空と燦々と降る太陽の下、田舎の1本道を驀進する高校生たちの自転車。坂道なので時速50キロを超える。ママチャリ(市原隼人)は時速30キロに達していなかったが。このシーンがシンプルでやけにいい。
下らない悪戯の連続。無駄なエネルギーの浪費の連続。しかし、大抵の青春の記憶は下らなく、無駄だから却って記憶に残る。じゃあ、「下らない」の反対概念とは何だろうか、と考えてみると、「ためになる」とか「社会に役立つ」? それこそ下らない。
青春のエネルギーのほとんどは無駄に消尽される。「有意義」なことは、それ自体、特定の社会的価値観に汚染されており、却って忘れがたきものになりにくいと思う。ラストの花火大会の花火だって無駄なエネルギーの消尽だが、だからと言って、「無駄だから花火大会やめよう」という話にならない。更にその上の美しい星たちも無駄なエネルギーだ。美しさは無駄なエネルギーで作られる。
“権力者”の巡査長(佐々木蔵之介)と悪戯グループの確執。権力者の妻(麻生久美子)が美人で、やはり権力者がいいとこどりする、という“反権力思想”。下らない「思想」も、結局その原点は下らないということになって身も蓋もないというところがまたいい。
麻生久美子が登場する時は、ジュディ・オングのヒット曲「魅せられて」が流れる。喫茶店のテーブルはインベーダーゲームばかり。欲しい物は1979年7月1日発売のウォークマン。竹中直人に渡される千円札は当時流通していた伊藤博文札だ。1979年グラフィティになっている。
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Posted by y0780121 at 21:31│Comments(0)TrackBack(4)clip!邦画バ行 | ★2

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