2011年04月17日

キラー・インサイド・ミー2

killerinsideme公式サイト。原題:THE KILLER INSIDE ME。ジム・トンプスン原作、マイケル・ウィンターボトム監督、ケイシー・アフレック、ケイト・ハドソン、ジェシカ・アルバ、ネッド・ビーティ、イライアス・コティーズ、トム・バウアー、サイモン・ベイカー、ビル・プルマン。ある日突然、地震が起きるように、休火山が噴火するように品行方正な男は爆発する。1950年代のテキサスの田舎町の保安官代理ルー(ケイシー・アフレック)はそんな男。
少年時代のトラウマが原因云々カンヌンというのは、この手のサイコパスにとってはある意味お約束事で、くどくど聞かされても大して興味をそそるわけでもない。実際、映画でもさらりと仄めかされる程度。サディズムのお尻たたきとか、義兄が謀殺されたらしいとか、まあ、そんなところらしい。他にも町の顔役に対する反感もあるが、基本的に傍流の動機に過ぎないのだろう。
長閑な眠気を催しそうな町で保安官代理をする温厚そうなルーは少々もてあまし気味。娼婦のジョイス(ジェシカ・アルバ)に突然、パンチの雨霰はこれが本当のsucker punchなのかと思えてしまう。
しかし、まあ、ジェシカは女性の命である顔を徹頭徹尾潰される。もう一人のエイミー(ケイト・ハドソン)に至っては失禁してしまい、小水が床に溢れ、それが原因で足を滑らせてしまうというオマケまでついている。ルーは男も殺すのだけれど、女性に対してはある意味殺す以上に残虐に、徹底して女性に恥辱的な姿を曝させることを楽しんでいるように見える。
原作の邦題「おれの中の殺し屋」はどんな男性にも多かれ少なかれ潜んでいるものだと思う。何かのきっかけさえあれば、堰を切ったようにそれは暴走する。退屈な田舎町だからこそ、却って残虐なマグマは貯まるのかもしれない。行為ばかりか「死ねば傷つかない」とか、「戯言はバカ者に言え」とか言葉も逝っている。
ちなみにジム・トンプスンは「ゲッタウェイ」の原作者でもあったとは知らなんだ。スティーヴ・マックイーンはラストが気に入らず、脚本を変更させたそうだが、この映画でも、ラストはちょっと物足りない感じがする。「本能寺の変」よりも、もうちょっとねちっこい方が良かったかも。
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Posted by y0780121 at 20:24│Comments(0)TrackBack(16)clip!洋画キ | ★2

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