2011年04月26日

ブルーバレンタイン3

夫婦漫才
bluevalentine公式サイト。原題:BLUE VALENTINE。デレク・シアンフランシス監督、 ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ、フェイス・ワディッカ 、マイク・ヴォーゲル。やたらオシッコしたり、おならしたりで、まあ、お下品な映画ですこと。なのに話はシリアスで、現実の結婚生活はクサいもんなのだという悲喜こもごもなお話。フラッシュバック多用で今と過去がやたら交錯している。
看護師見習いらしいシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)は大学レスリング部のマッチョな元カレのボビー(マイク・ヴォーゲル)のバック攻めで避妊に失敗し、オシッコする。格好だけかと思ったら「シャーー」なんてはしたなくも音まで出している。
そして7年後の今、車の助手席にいる駄目夫ディーン(ライアン・ゴズリング)にムカついたのか、車を突然止めて「オシッコに行って来る」と森の中に入ってしまう。過去の嫌なことも今の嫌なこともみんなオシッコにして流し出したい、と言わんばかりだ。
そのために生まれたのがフランキーで、高校を中退してドロップアウトし、「まほろ駅前多田便利軒」まがいの引っ越しの作業員をしている飲んだくれのディーンと結婚し、フランキーも父親として迎える。おかげでボビーにボコられるのだけれど、目の周りを紫色に腫らしたままシンディの家族と食事するのだからいい根性している。けれど、ボビーにフクロにされたストレスは今になって爆発したようで、同じことをシンディの職場でやってしまうとは。
シンディがオシッコネタならディーンはおならネタ。ディーンはラブホテルから電話して「フランキー、今おならしたろ」なんて言うのだけれど、電話越しに聞き取れる幼い娘のおならって、どんなおならやねん。まさかシンディが受話器をお尻にあてて「あんなパパ、屁でもかましておやり」とか。何気にか「漫才ギャング」のノリ。他でも、おなららしき音が数回聞こえるシーンがあった。出演者たちはちっともお笑い系じゃないのに。というかディーン一人が一人漫才している感じで、シンディもだんだん感染している感じだ。そもそもシンディだって避妊手術直前に「やっぱりやーめた」とふらつき気味。その意味で案外お似合いのカップルだったのかも。
破局の原因は冒頭に出て来る愛犬失踪だったのかもしれない。案外、愛犬がオシッコやおならの役目をしていたのかもしれず、失踪していなかったら2人は何事もなく平穏な生活を続けていたのかもしれない。人生何がきっかけで破局が訪れるか分からないとか。
ちなみに、タイトルはどういう意味なのか分からなかったが、シンディとディーンが入ったラブホテルの部屋名がちらっとだが“BLUE VALENTINE”と書いてあったように思う。ラブホテルの部屋タイプは二種類あり、2人は、じゃなくてディーンが勝手に「未来」という宇宙ぽいブルーが基調のタイプの部屋を選んだのだけれど、同時に「憂鬱」とか「エロい」という意味のblueを掛けているんだろう。未来が憂鬱であることだけは確かなようだ。
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Posted by y0780121 at 21:18│Comments(3)TrackBack(25)clip!洋画ブーボ | ★3

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この記事へのコメント
>現実の結婚生活はクサい

それがこの映画の主題ですよね。甘美な幻想と現実生活をはっきり対比させているというか。

個人的な感想ですが、この映画は皮肉の利いたブラックコメディだと思うのですが。笑える悲劇として優秀だと覆います。
Posted by Quest at 2012年03月16日 23:28
甘美な幻想てありましたっけ。ひたすらおなら臭い映画としか記憶ないんですよ。
Posted by 佐藤秀 at 2012年03月17日 00:01
いや、その解釈が正しいと思いますよ。過度の期待に対して男女ともおしっことおならで返す映画ですから。実際は下品なコメディだとは思います。よく出来ているとは思いますが。
Posted by Quest at 2012年03月17日 02:40