2011年07月20日

デビル(2010)1

devil公式サイト。原題:DEVIL。M・ナイト・シャマラン原案、ジョン・エリック・ドゥードル監督。クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル=グリーン、ジェフリー・エアンド、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ジェニー・オハラ、ボキーム・ウッドバイン、ジェイコブ・バルガス。エレベーター内の密室劇と言えば、「悪夢のエレベーター」を思い出すのだけれど、こちらは「悪魔のエレベーター」。
正確に言えば、エレベーター内は監視カメラでリアルタイムで守衛室に監視されているのだから密室劇でもない。ただ、音声は守衛室からエレベーターに届くが、エレベーター内から守衛室には呼びかけられない。せいぜいジェスチャーのみ。普通、非常ブザーを鳴らせば声が届くはずだが、なぜ届かないかは説明がない。携帯電話も通じない。とにもかくにも情報の非対称性を無理矢理作ってしまった感じ。
情報の非対称性は細かなところでも作られ、高層ビルから飛び降り自殺してトラックの屋根を直撃するのだけれど、傍にいた清掃員はヘッドフォンを付けており、事故に気づかず、トラックははずみ?で動き出す。屋内作業員がエレベーター上に転落死し、作業員の持っていたハンディ無線通信機が呼びかけていることにエレベーターに乗り合わせた客が気づくが、誰も通信機を使って通信しようとしない。守衛が感電死するのも、守衛にしてはそっそかし過ぎる。なんで電源を止めてから対処しないのか。
結局、全ての矛盾は悪魔の仕業に全責任をおっかぶせている感じだ。で、悪魔はどこにいるのか。一見、エレベーターに居合わせた老婦人のように見えるけれど、悪魔が乗り移ったように見えても悪魔そのものじゃないみたい。というか乗り合わせた人々全員過去にいかがわしいものを持っており、悪魔に乗り移られているようにも見える。そもそもこのエレベーターに乗り合わせたこと自体がそうだとしか言いようがない。
で、エレベーターのみならず、ビル全体をコントロール立場の人間はどうも一人しかいない。ほかならぬ刑事の
ボウデン(クリス・メッシーナ)。彼は端緒の飛び降り自殺が起きた時から、ビル近くに居合わせている。
なぜトラックが衝撃で動いてしまうのか、最初は分からないが、後で5年前のひき逃げ事故と結びついていたのだなあ、と分かる。その事故の犠牲者の夫こそボウデン。彼は悪魔にも神にもなれる万能の存在ということらしい。
しかし、それならなぜエレベーターなのかよく分からない。悪魔にも神にもなれるのなら、ひき逃げ犯をひき殺せばいいと思うのだけれど、そこは刑事なので“容疑者”全員をエレベーターに集めて“取調べ”したのだろうか。けれど大体、無関係な人を犠牲にしすぎで、やっぱり悪魔だろう。ラストは白々しいだけだ。
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Posted by y0780121 at 19:47│Comments(0)TrackBack(16)clip!洋画ディ〜ド | ★1

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