2012年06月16日

愛と誠(2012)5

裏のヒットスタジオ
aitomakoto公式サイト。三池崇史監督、パパイヤ鈴木振付、妻夫木聡、武井咲、斉藤工、大野いと、安藤サクラ、市村正親、一青窈、余貴美子、伊原剛志、前田健、加藤清史郎。昨年の「あしたのジョー(2011)」に続く梶原一騎原作の少年マガジン系漫画の実写化。「ウェストサイド物語」テイストのミュージカル仕立て。
ミュージカルは主に1970年代の昭和歌謡。トップバッターは1974年に映画化された時の太賀誠役の西城秀樹オマージュで「激しい恋」を今回誠役の妻夫木が新宿で乱闘しながら熱唱する。早乙女愛役の武井咲は自分の名前に掛けているのかフォーク・クルセダーズの「あの素晴しい愛をもう一度」。「愛を」の個所で必ず「あ〜い〜〜」とオトメチックにエコーを効かし間延びさせて強調している。鼻つまんだ手を伸ばして広げ、まるでクサイことに居直ってます、というような振り付け。
ちょっと「私の優しくない先輩」で「MajiでKoiする5秒前」を歌い踊った川島海荷を思い出させる。実際、川島は金田哲を踊りながら突き飛ばしているが、今回の武井咲も踊りながら斉藤工を突き飛ばしている。武井の演技のノリは川島のパクリなのかとさえ思えてしまい、「私の優しくない誠」というタイトルでもいいような気もする。

その他、にしきのあきらの「空に太陽がある限り」を「君のために死ねる」の岩清水弘役の斉藤工が続き、キャンディーズの「普通の女の子に戻ります」をパクったガムコ役の安藤サクラが(キャンディーズかという)期待を裏切って尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を歌い出したのにはさすがにずっこけた。
一見、素人のミュージカル大会のようにも見えるけれど、愛の父親役の市村正親と母親役の一青窈がプロフェッショナルな歌と踊りを挿入してくれる仕掛けなのでサービス満点、というか完全に価値破壊的サービス。主題歌も一青窈が歌っている。
ストーリーは、だんだんどうでもよくなって来るのだけれど、意外と原作を踏襲している感じ。一方で、どう見てもアキバ系テイストの恰好させられる愛とか、現代も取り入れられている。また「愛のむきだし」のテイストも加味されている気配で、「愛と誠のむきだし」って感じだ。「あしたのジョー」風に表現すれば、「死をも厭わず愛と誠を自己目的化する一種のニヒリズム」だろうか。様々なものを貪欲に大胆に吸収してアレンジした「愛と誠」ではある。
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Posted by y0780121 at 20:07│Comments(0)TrackBack(18)clip!邦画ア~カ行 | ★5

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梶原一騎原作、ながやす巧作画の同盟漫画を映画化。両家のお嬢様と不良の青年の数奇な運命と恋を描いている。主演は『悪人』の妻夫木聡と武井咲。共演に斎藤工、加藤清史郎、余貴美子、市村正親らが出演している。監督は『一命』などヒット作多数の三池崇史。音楽・小林武史
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TBさせていただきます♪
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歯医者さんに揃えてあって全部読んでた「愛と誠」。子供心にも物凄い劇画純愛漫画だと思ったものでした。それがミュージカル風に生まれ変わるとこうなるんですかねぇ。色々違和感ありました!! これは思いっきり好みの分かれる作品になってそうです。それでも三池崇史
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12年/日本/134分/青春ロマンス/PG12/劇場公開(2012/06/16) −監督− 三池崇史 『逆転裁判』 −原作− 梶原一騎『愛と誠』 −振付− パパイヤ鈴木 −主題歌− 一青窈『愛と誠のファンタジア』 −エンディングテーマ− かりゆし58『笑っててくれよ』 −出演−
愛と誠【銀幕大帝α】at 2012年11月04日 23:49
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愛と誠【のほほん便り】at 2014年03月31日 15:11