2013年06月11日

奇跡のリンゴ2

kisekiringo公式サイト。石川拓治原作、中村義洋監督。阿部サダヲ、菅野美穂、池内博之、笹野高史、伊武雅刀、原田美枝子、山崎努、畠山紬、渡邉空美、小泉颯野。無農薬りんごを栽培した木村秋則氏(阿部サダヲ)の自伝に基づく。「奇跡」かどうかはともかく、3人の娘さん役の女の子たちはそろってリンゴみたいに可愛いのは奇跡的だ。
ストーリーも、実話がベースだというのに幻想的仕掛けが混ざっている。モデルの人が「宇宙人を見た」とか言っているらしく、らしいと言えばらしい作り方。
この話自体はもう五、六年前にニュースでやっていて見た記憶があり、雑草を取らないというのがキーポイントだということは知っていた。そのため、前半で義父の征治(山崎努)が戦時中、ラバウルのジャングルで雑草の中で植えたナスが実ったという話や、妻の美栄子(菅野美穂)がリンゴ園の脇で栽培している野菜やトマトが雑草に囲まれているのに見事に育っていることがヒントだということも分かった。ただ、そもそも美栄子はなぜ野菜の周りの雑草を刈らなかったのか気になる。美栄子だって農家の娘なのだから雑草ぐらいまめに取ると思うのだが。
美栄子が調子悪くなるのは、きっとツワリかなと思ったけれど、フェイントを喰らい、農薬アレルギーだった。もう一度調子悪くなり、めでたくツワリと相成る。気を持たせる演出だ。ところで、菅野の演技が妙に板についているなと思ったら、菅野自身は神奈川県出身だが、生家は岩手県奥州市で舞台と近く、幼い頃から東北農家の雰囲気を肌で感じていたのかもしれない。
さらに気になる点。リンゴの花の開花がドラマチックに描かれ過ぎなこと。秋則はたまたま四日間、リンゴ園に出ておらず、友人のもっちゃん(池内博之)に「早く行け」と言われるのだけれど、四日前だったら花の蕾が出ているの見つけられる筈だろう。何も気付かずほったらかしというのはいかにもあざとい演出。開花は成功の証ではなくせいぜい半分成功だというのに。
というワケで秋則が岩木山の森林に入り縄で首吊り自殺しようと思ったら失敗し、野生のリンゴ発見して大逆転のヒントをつかむというのは、きっと誰も信じないだろう。あれぐらいもっと前に気付けよ、と言いたくもなる。
ところで、「世界初」というのもなんだか。シベリアを旅行した時、露天市で買った虫食いの青リンゴ、小さくて不細工なのにジューシーで滅茶苦茶うまかった。あのリンゴだって多分、ダーチャで無農薬で栽培していた筈だ。日本のリンゴはなんであんなに硬くて不味いのかと思ったものだ。そもそもリンゴは青森でさえ温かく湿潤で農薬を散布しないと難しいとのことだが、シベリアとなると無農薬でも全然OKなのだろうか。まあ、「日本初」で無難だと思うのだけれど。
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Posted by y0780121 at 21:29│Comments(0)TrackBack(5)clip!邦画キ | ★2

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