2013年09月22日

ウォーム・ボディーズ3

Rとジュリー
warmbodies公式サイト。原題:Warm Bodies。アイザック・マリオン原作、ジョナサン・レヴィン監督。ニコラス・ホルト、テリーサ・パーマー、ジョン・マルコヴィッチ、ロブ・コードリー、デイヴ・フランコ、アナリー・ティプトン、コリー・ハードリクト。原題の意味は温かい血の通った人間=非ゾンビだと思ったら、どうもそうじゃないらしい。“warm body”を辞書で調べたら、「無能労働者」、「役立たず」、「窓際族」、「員数合わせ」、つまり席を温めるだけの穀潰しという辛辣すぎる格差な意味だった。
多分、本作は二重の意味を込めているんだろうなあ、と。ここに登場するゾンビたちは、言わば失業者、ホームレス、1対99の99側の人たち、「エリジウム」的には地球に留まっている人々、さらには引き篭り、鬱病患者、異性恐怖症、非モテ系、要は社会的存在感ゼロな人々の総合的メタファーのような。
ところで二重と言えば、明らかにシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のパロディ。R(ニコラス・ホルト)は自分の名前を最後まで思い出せないけれど、RomeoのRでしょ。お相手がジュリー(テリーサ・パーマー)≒ジュリエットであるからには。テリーサ・パーマーはクリステン・スチュワートとスカーレット・ヨハンソンを足して2で割った感じ。真顔の時はクリステン、笑顔の時はスカーレット風。「アイ・アム・ナンバー4」でバイク跨っていた人だった。
その他にもRのゾンビ友達M(ロブ・コードリー)というのもロミオの友達マキューシオ、ジュリーの恋人ペリー(デイヴ・フランコ)はジュリエットと結婚したがっているパリス伯爵、ジュリーの女友達で看護婦志望のノラ(アナリー・ティプトン)は文字通りジュリエットの忠実な召使いThe Nurseと重ねられている。
ところで、字幕では「ゾンビ」だったけど聞いた限り、英語の台詞は“corpse”(死体)と言っていて、従来のゾンビとは違うようだ。人間の脳味噌を食べて人間の記憶を再現するとか、これはまた非モテにありがちな「現実ではないありえた理想像の自分」を妄想するメタファー。Rはちゃっかりペリーの脳味噌喰ってジュリー好みのRキャラに変身。
ところで、ゾンビ達ってなぜ空港に集まっているのか。多分、現実にモスクワ空港に滞在した元CIA職員みたいに入国審査場の間の乗り継ぎエリアを意識しているのかも。ゾンビ達はパスポートがなく入国できない立場。
けれど、救われないのは死体ですらないスケルトン化した人たち。結局、ジュリーの愛も限界があるという現実を思い知らされる。だからもう、ひたすらテロリストするしかないでしょう。
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Posted by y0780121 at 19:44│Comments(0)TrackBack(19)clip!洋画ウ | ★3

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