2013年10月21日

ダイアナ〜“Leave me alone!”の呪い1

diana公式サイト。イギリス映画。オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、ナオミ・ワッツ、ナヴィーン・アンドリュース、ダグラス・ホッジ、ジェラルディン・ジェームズ、チャールズ・エドワーズ、キャス・アンヴァー、ジュリエット・スティーヴンソン。「フェア・ゲーム(2010)」、「J・エドガー」、「インポッシブル」に続きナオミ・ワッツが実在人物を演じるのだけれど、今度はあまりに顔が知れ渡り過ぎて誤魔化しきれない。
金髪でダイアナカットすれば誰もがほどほどに似るのだろうけれど、ダイアナ元妃独特の大らかでふくよかな美しさはワッツのなりきり演技でも無理。そもそもワッツは知的な印象で却って向いてない。特に外科医ハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)とのお忍びデートのために黒髪に染め、ヘアスタイルも変えた日にはダイアナ指数0%になってしまい、むしろ悲惨に見えた。正直、エミリー・ブラントとかアン・ハサウェイ、少し太らしたユマ・サーマンあたりの方がらしくなったような。
最後の2年間の悲劇に焦点が当てられるため他の英国王室の人たちはダイアナの子供たちを少し映しているだけなので、必然的に情事が中心になる。相手役のハスナットを演じるナヴィーン・アンドリュースはほとんど無表情で本当に気があるのかないのかよく分からない。またダイアナを気遣っているようにも見えない。最初から最後まで、木偶のようで「この人、何?」で終わってしまう。モデルの実在の人物が沈黙を守り、まだ現役で仕事しているために演出し辛かったのが見え見えのような。
本作でもパパラッチが重要な役割を担っているが、ある意味ダイアナはパパラッチを味方にしていたきらいがあり、本作でもそう描かれている。ただ、ハスナット後のドディ・アルファイドが唐突にハスナットとリプレースされる段階でほんとんどドキュメンタリー、再現映像風になってしまう。
ラストはオープニングと同じ。こういう方式はままあるが、普通、ラストはオープニングよりもっと詳しく映しこまれるのだけれど、本当に全く同じ。本当のラストもタブーのような扱われ方。例の“Leave me alone!”(ほっといて!)が本当のラストなのだけれど。何かこの本作に対しても“Leave me alone!”と言われているような。
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Posted by y0780121 at 19:34│Comments(0)TrackBack(5)clip!洋画ダ | ★1

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