2014年02月14日

エージェント:ライアン1

時代に追い付けず古色蒼然
ryan公式サイト。原題:Jack Ryan:Shadow Recruit。トム・クランシー原作、ケネス・ブラナー監督・出演、クリス・パイン、キーラ・ナイトレイ、ケヴィン・コスナー、コルム・フィオール、デヴィッド・ペイマー。トム・クランシーの小説のキャラ「ジャック・ライアン」シリーズより。現代に設定しているが、携帯などの機器はともかくストーリー自体、一時代昔風で古典的。
ライアン(クリス・パイン)がロンドンで経済学を学ぶために留学中に9.11事件をテレビで知るという設定。そこから一気に2003年のアフガン戦争に参戦、ヘリが撃墜されて瀕死の重傷を負う。脊椎を痛めてリハビリ中に医師のキャシー(キーラ・ナイトレイ)と仲良くなり、なぜかその時、CIAのハーパー(ケヴィン・コスナー)に監視されている。ここだけを見ると、「ミッション:8ミニッツ」を思い起こし、その後のライアンは本当に生きているのかという不必要な疑念まで引き摺ってしまいそう。ライアンは最終的に大統領にまで上り詰めるキャラなのだけれど。
ところが、あっさり10年後、つまり現代。ライアンが金融解析をしながらCIAのエージェントをしているのは、とどのつまりCIAが金融に強いエージェントを養成しようとしていたから。リーマンショックは2008年で、その時こそ活躍のし甲斐もあった筈と思うのだけれど、まだ研修中だったのだろうか。そもそもオリジナルキャラのライアンも証券仲買人だった。
いきなり、原油価格とドルの為替レートの関係に異常を発見し、ドルを暴落させて原油価格を暴騰させる陰謀を感知し、ロシアのモスクワに飛ぶ。予告編で、「標的はNY、ロンドン、上海、東京」とあって、ご丁寧に富士山まで出て来るが要は相場操縦なのだ。
モスクワのホテルでいきなり石油会社のアテンド係に襲われて元海兵隊の昔取った杵柄で何とかのしちゃうのだけれど、いつの間にか遺体は綺麗に処分され、ホテルも石油会社の傘下であることを匂わせる。社長のヴィクトル(ケネス・ブラナー)アメリカに対する屈辱を晴らすためにロシア政府と組んで金融テロを企むのだけれど、ちょっと待ってほしい。アメリカは0年代後半から起きたシェール革命で将来的に原油を輸入しなくてもいいと言われるようになり、プーチン大統領まで「これまでと局面が変わって来た」とだぶついた自国の天然ガスを日本に売り込むために安倍首相とも何度も会っている状況なのに。今更そんな作戦通用しないと思うぞ。
というワケでいくらヴィクトルらが頑張っても、アメリカは崩壊するとは思えないので緊迫感が消失する。仕掛けはオープニング付近で出て来たグルジアからのパイプライン爆破なのかと思ったけれど、ウォール街爆破って・・・。それはそれで1対99のオキュパイ・ウォール街な人々からは喝采されるかもしれないけれど、アメリカ資本主義は盤石だと思う。ロシア高官とヴィクトルの会合場所とか、色々なシーンが今や古色蒼然、まだソ連時代なのかと思ってしまう。
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