2014年03月25日

LEGO(R)ムービー(吹替)2

フェリーニの「8 1/2」をオマージュ!?
lego公式サイト。フィル・ロード、クリストファー・ミラー監督。 (声)森川智之、沢城みゆき、山寺宏一、羽佐間道夫、玄田哲章、間宮康弘、岩崎ひろし、矢島晶子。タイトルの(R)は本当は○の中にR。一部実写のアニメ。LEGO(レゴ)はデンマーク製の組み立てブロックの玩具。今はプラスチック製だが、昔は木製で木工所から生まれた玩具だとか。
ブロック・シティで建設作業員の仕事をする主人公エメット・ブリコウスキー(Emmet Brickowski)。“Emmet”とは蟻のことで、ブロック(brick)をせっせと運ぶ働きアリという意味になる。実際、マニュアルがないとどうしていいのか分からない真正直なおバカさんで、みんなと同じ行動をし、みんなが好きなことを自分も好む。何となく同調性の高い働き蜂のような日本人サラリーマンを揶揄しているような。
一方でマスター・ビルダーたちは自分の創意工夫でレゴを組み立てられる。実は8年半前にマスター・ビルダーの一人、魔法使いウィトルウィウスが「選ばれし者」がブロック・シティの支配者おしごと大王を倒し、世界を救うと預言していた。
けれど、なんで「8年半後」なんだよ。思いつくのはフェデリコ・フェリーニの「8 1/2」。この映画タイトルは別に「8年半」という意味ではなく、フェリーニの8本半目の作品という意味。1本だけ共同監督だったから半端が出たというだけの話。「NINE」はその“半分”ずらしたリメイク。
「8 1/2」は有名な映画監督が主人公でスランプに陥って次の作品が思いつかなくなり、過去の思い出や幻影が交錯し、現実と境目がつかなくなってくる。何となくエメットのからっぽな心とマニュアル(台本?)がなければ何もできないキャラとかぶる気配。しかも「選ばれし者」となり世界の救世主になるって、つまるところ、このレゴ世界の「監督」になるということじゃないのか。まあ、バットマン、グリーンランタン、スーパーマンといっぱいヒーローが出てくるのだけれど、建設作業員(この職業自体がネタバレ気味)のエメットはどう収拾していいのか分からない。何せ自分で台本が書けない。
本作では「世界は変えられる」って台詞が出てくるが、そりゃそうだろう。レゴなんだから(笑)。けれど、秘密兵器“Kragle”というのは“Krazy Glue”(スパボン=スーパーボンド)=瞬間接着剤のことで、この世界を固定化する秘密兵器。「世界を変えられなくする兵器」なのだ。しかし、おしごと大王よりさらに上の支配者が。エメットのリアルなパパ。エメットは預言通りに瞬間接着剤の蓋を戻し、世界は救われる。
結局、エメットは現実と虚構世界(レゴ世界)とがないまぜになって悩んでいる「監督」だった。圧政で支配していたおしごと大王は実はパパで、エメットは心理的コンプレックスをパパに感じていて、レゴで心をからっぽにしてストレスから自由になるためにおバカになっていたらしい。普段からパパの言いなりになっていたのかも。
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Posted by y0780121 at 18:18│Comments(0)TrackBack(15)clip!アニメ洋画 | ★2

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