2014年05月20日

チョコレートドーナツ2

anydaynow公式サイト。原題:Any Day Now(今日にも)。トラヴィス・ファイン監督。アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ、フランシス・フィッシャー。 主演のアラン・カミングはトニー賞 ミュージカル主演男優賞受賞者で「バーレスク」にも出演。本作でもゲイバーで美声と“色気”を披露している。実際、彼はかなり“美人”だ。実は1979年の実話に基づいている。
ウェストハリウッドのゲイバーのパフォーマンスで日銭を稼ぎ、汚いアパートで寝るルーディ(アラン・カミング)。隣室のドラッグ中毒らしい母親が夜中に出て行き、部屋の中に入ったらダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)が。お腹すいて何食べたいと聞いたら「チョコレートドーナツ」。母親が逮捕され、施設に預けられるのだが、他人事でなくなったルーディは客で昵懇の仲になった法律家のポール(ギャレット・ディラハント)と相談、懲役3年の母親が出て来るまで緊急的な親代わりを申し出るのだが。
条件として、汚いアパートでは駄目で、仕方なくポールの家に住む(=ポールと同居≒結婚)こととなり、それはそれでまずいことになりかねない。ましてやマルコの前で男同士がキスしたり裸になったら不味い。そんなこんなやらの質問が裁判所で問われる。ポールは法律家なので頑張るのだが、上司も顰蹙顔。
そんな中で3人は楽しい1年を過ごすのだ。マルコはディスコダンスが超うまい。さすが汚いアパートで音楽がんがん鳴らしていただけはある。実のところ、ルーディは単にマルコを不憫に思ったのではなく、同じ音楽を愛する者同士でシンパシーを感じたのだろう。ルーディもポールからプレゼントされた録音機でデモテープを音楽会社に送る。そう言えば、ルーディの声は当時のディスコミュージックのビージーズを彷彿させもする。
やがて母親と司法取引を行い、母親は刑期を短くされて出て来る。母親が引き取る意思を示せばどうしようもない。そもそも3年後には母親は出て来るのが分かっているワケで、その時どうするつもりだったのかイマイチよく分からなかった。
ラストの悲劇は、悪いのは全て母親という感じで、正直どうなのよ、という印象があり、あまりすっきりはしなかった。実話に基づいていると言っても、かなりの部分は脚色だろうから。

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Posted by y0780121 at 19:44│Comments(0)TrackBack(11)clip!洋画タ-ツ | ★2

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