2014年05月26日

青天の霹靂2

outofblue公式サイト。劇団ひとり原作・監督・出演。大泉洋、柴咲コウ、風間杜夫、笹野高史。タイムスリップと言ってもSFでもない。かと言って、ファンタジーと言うほどでもなし。そもそもタイトルになっている青天の霹靂ってタイムスリップのきっかけにふさわしいのかどうか。普通、意識不明、本人は生死の境目で彷徨う一炊の夢というのが普通の解釈だろうから。
けれど、青天の霹靂の前に予兆のようなことがあった。2013年、売れない奇術師39歳の晴夫(大泉洋)がボロアパートに戻ると水道管事故で水浸しになり、なくなく公園で半値引きのパンを食べたこと。あのアパートで晴夫はレトルトカレー食べながら売れっ子の後輩奇術師のテレビを見ていた。そのむさ苦しい部屋がそのまま40年前の昭和48年(1973年)の浅草の雷門ホール支配人(風間杜夫)の部屋と通底している感じがする。支配人の部屋の窓から演芸場の舞台をまるでテレビを見るみたいに見られる。おまけに支配人の部屋にもレトルトカレーがあった。
つまり、そのう、あの水道管事故の水浸しの時点であのボロ部屋は既にタイムスリップ(暗に晴夫は家賃未払いか何かでアパートから追い出された暗示の可能性も)、晴夫本人は河川敷に行ってホームレスになっていたと。
ホームレスになって寝転んでいたらついうとうと。晴夫は父正太郎(劇団ひとり)がホームレスになったと思い込んでいるが、ホームレスは実は自分でしたとか。あまりの惨めさに青天の霹靂が襲い・・・・。そもそも、このタイムスリップ自体が手品ぽい。青天の霹靂は観客の目を狂わせる猫騙しみたいな。
タイムスリップして父に会いたかったのではなく、瞼の母悦子(柴咲コウ)に会いたかったのは明らか。いきなりデートしたがっている。その母がやたら父を引っ叩いている。一発だけなら青天の霹靂ぽいけど、やたら何回も引っ叩いている。よほど晴夫は正太郎を憎く思っていたのだろう。
ところが妊婦の悦子はタイムスリップならぬ子宮膜がずれるというウームスリップ。実は晴夫は生まれながらにスリップしていたのだ。
成り行きでコンビを組むことになる晴夫と正太郎。中国人風の正太郎は芸のみでしゃべくりのなかったゼンジー中村、インド人風だがしゃべくりの得意な晴夫はその弟子のゼンジー北京ぽい。
劇団ひとり原作は「陰日向に咲く」に次ぐのだけれど、売れない芸人雷太(伊藤淳史)とその雷太の後の姿のプー太郎って、本作にも似たようなシーンがあった。大体、雷太と鳴子(宮崎あおい)って二人合わせて青天の霹靂だろう。
ちなみにバレンタインデーの話が出るが、日本でバレンタインデーのチョコが流行り始めたのは昭和50年以降らしく、ちょっとフライング気味な感じ。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Posted by y0780121 at 19:01│Comments(0)TrackBack(22)clip!邦画セ,ソ | ★2

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/y0780121/50788669
この記事へのトラックバック
「青天の霹靂」を鑑賞してきました人気お笑い芸人の劇団ひとりが自身の同名小説を基に記念すべき監督デビューを飾ったハートフル・ファンタジー人情コメディ。ひょんなことから40年...
劇場鑑賞「青天の霹靂」【日々“是”精進!】at 2014年05月26日 19:18
 今日の広島は、少し肌寒い天気でした。まあ、私には丁度良い感じなのですが。ちなみに、本日紹介する作品はこちらになります。 【題名】 青天の霹靂 【製作年】 2014年 【
青天の霹靂 : 父と母の愛情に涙 ジーン...(≧ω≦。)【こんな映画観たよ!-あらすじと感想-】at 2014年05月26日 20:51
じんわり来る、余韻の残るイイ一本だった。
青天の霹靂【だらだら無気力ブログ!】at 2014年05月26日 22:04
劇団ひとり、原作・脚本・監督・出演の作品。一人いったい何役なんだ(笑)。 「笑いと、たぶん一粒の涙の物語」がキャッチコピーのこの作品。涙は一粒じゃないですよ。いや、実際には泣きませんでしたが、少なくとも2回泣きそうになってしまいました。ちょっと冗長だと思...
青天の霹靂【勝手に映画評】at 2014年05月26日 22:09
 日本  コメディ  監督:劇団ひとり  出演:大泉洋      劇団ひとり      柴咲コウ      笹野高史 【物語】     (シネマトゥデイ)  場末のマジック ...
青天の霹靂【風情♪の不安多事な冒険 Part.5】at 2014年05月26日 22:26
 今回は「Yahoo!映画」ユーザーレビュアー試写会に招かれた、客入りは9割位だ。映画上映後には二人の制作者と観客のティーチインが行われた。
映画「青天の霹靂」@東宝試写室【新・辛口映画館】at 2014年05月26日 22:35
「青天の霹靂」は劇団ひとりが書き下ろした小説を自ら監督と出演して映画化した作品で、もうすぐ40歳目前の売れないマジシャンがある日父が亡くなったと警察から連絡を受けて自分 ...
「青天の霹靂」自らの生まれた経緯を知った先にみた両親に望まれて生まれてきた自分に託した母の愛情【オールマイティにコメンテート】at 2014年05月27日 00:00
長い人生でどうしても希望を持てない時が来る。それでも前向きな気持ちにさせてくれる物語を、笑いと少しの涙で魅せてくれた。短い上映時間にこれだけの物語を展開した劇団ひとりの手腕がすばらしい。
晴天の霹靂【とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver】at 2014年05月27日 00:07
39歳の売れないマジシャン晴夫は、生まれて間もなく母親に捨てられ、父親とも十数年間ずっと絶縁状態だった。 ある日、ホームレス状態だった父親が死んだという連絡が入る。 父の“家”を訪れた晴夫は、そのまま40年前の浅草にタイムスリップしてしまう。 そこには若き日
青天の霹靂【象のロケット】at 2014年05月29日 14:17
監督: 劇団ひとり 出演:大泉洋、柴咲コウ、劇団ひとり、笹野高史、風間杜夫 【解説】 作家や俳優としても活躍する人気お笑い芸人の劇団ひとりが書き下ろした小説を、自らメガホンを取って実写化したヒューマンドラマ。40年前にタイムスリップした売れないマジシャンが...
晴天の霹靂【タケヤと愉快な仲間達】at 2014年05月31日 21:17
□作品オフィシャルサイト 「青天の霹靂」□監督・脚本 劇団ひとり□キャスト 大泉 洋、柴咲コウ、劇団ひとり、笹野高史、風間杜夫■鑑賞日 5月25日(日)■劇場 109CINEMAS川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想>  タイム
『青天の霹靂』【京の昼寝〜♪】at 2014年06月02日 08:35
 『青天の霹靂』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。 (1)予告編で見て面白そうだと思って映画館に行ってきました。  本作の冒頭では、主人公の晴夫(大泉洋)が、「いつからかな、自分を“特別”だって思わなくなったのは」、「昔は、周りの奴らは“普通”の人生しか歩めない
青天の霹靂【映画的・絵画的・音楽的】at 2014年06月06日 21:11
泣いたり笑ったり…しなかったですねぇ。タイムスリップものが好きなので、期待しすぎたかも。マジックコントのシーンはもっと笑わせて貰えるかと…老人ホームでマジックを見せる劇団ひとりさんの持ちネタを思い出し、面白かったな〜って昔を振り返ったり。大泉さんらしい笑
『青天の霹靂』 さっぱりラスト【美容師は見た…】at 2014年06月06日 22:11
2014年 日本 劇団ひとり、初監督作品 売れないマジシャン・轟晴夫(大泉洋)生れて直ぐ父・正太郎(劇団ひとり)の女性問題で母・悦子(柴咲コウ)は家を出てしまう正太郎に育てられたが、高校を卒業後、家を出てからは絶縁状態になっている もう20年も薄汚れた...
映画・青天の霹靂【読書と映画とガーデニング】at 2014年06月09日 16:51
 場末のマジックバーで失意の日々を過ごす晴夫(大泉洋)は、ホームレスとなっ ていた父の死を知る。警察で遺骨を引き取った彼は、父のテントのあった河原で 雷に打たれ、40年前の浅草にタイムスリップする。そこには、若き日の父・正太 郎(劇団ひとり)と、身重の母
ありがとう/ビートたけしに観て欲しい映画〜『青天の霹靂』【真紅のthinkingdays】at 2014年06月14日 21:25
  〈あらすじ〉 場末のマジックバーで働く、さえないマジシャンの轟晴夫(大泉洋)。 ある日、彼は10年以上も関係を絶っていた父親・正太郎(劇団ひとり)が、ホームレスに ...
青天の霹靂 (2014)【むらー・ぐらっつぇ】at 2014年06月21日 21:37
劇団ひとりが自身の原作をもとに、大泉洋&柴咲コウを迎えて創り上げた家族のドラマです。 「陰日向に咲く」も好きだったので、今回はどんな物語を綴っているのか気になっていました。 両親の秘密を知る主人公の姿に、この父親の愛情って分かり難いなあと思いながらもほっと
青天の霹靂【とりあえず、コメントです】at 2014年06月22日 22:03
売れないマジシャンの男が40年前にタイムスリップし、生き別れたはずの両親との出会いを通して自分の出生の秘密を知っていく姿を笑いとユーモアを交えながら描く。39歳の売れないマ ...
No.386 青天の霹靂【気ままな映画生活】at 2014年06月22日 22:55
映画『青天の霹靂』は、劇団ひとりの初監督作品ですが、間違えて『陰日向に咲く』を撮
「青天の霹靂」:感覚がベタで古くて・・・【大江戸時夫の東京温度】at 2014年07月17日 22:08
青天の霹靂 自分の惨めさに人生を諦め掛けていた 売れないマジシャンが、雷に打たれ、 40年前の浅草にタイプスリップ、当時の両親に出会う... 【個人評価:★★★ (3.0P)】 (自宅鑑賞) 原作:劇団ひとり
『青天の霹靂』【cinema-days 映画な日々】at 2015年04月13日 22:53
劇団ひとり、初小説がヒットし、のちに映画化された「陰日向に咲く」も味わい深かったですが、自らの同名小説を、初監督したという、この作品も、なかなかの佳作でした。ますます、大いになる才能を実感。なるほど、その名の通り、周囲を巻き込むほどの、劇団ひとり、さんで
青天の霹靂【のほほん便り】at 2015年04月14日 14:21
☆☆★(5点/10点満点中) 2014年日本映画 監督・劇団ひとり ネタバレあり
映画評「青天の霹靂」【プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]】at 2015年04月19日 09:17