2014年10月18日

まほろ駅前狂騒曲〜なぜか1Q84ぽい2

真面目と不真面目の境目のない世界
mahorokyo公式サイト。三浦しをん原作、大森立嗣監督。瑛太、松田龍平、高良健吾、真木よう子、本上まなみ、奈良岡朋子、新井浩文、三浦誠己、古川雄輝、横山幸汰、岩崎未来、水澤紳吾、大西信満、原田麻由、宇野祥平、市川実和子、伊佐山ひろ子、麿赤兒、松尾スズキ、大森南朋、岸部一徳、永瀬正敏。「まほろ駅前多田便利軒」の続編。
元々まほろは飛び地設定で、現実と接点があるようでないような世界。展開されるエピソードも現実にあるようなないような。故障して点滅している蛍光灯のような風情がある。そもそも多田啓介(瑛太)の相棒の行天春彦(松田龍平)にしてからが本当に存在しているのかどうか定かでない風情がある。
似たような設定は村上春樹の初期作品三部作、「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」の僕と鼠の関係のような。
前作で産業廃棄物の山が本作では元新興宗教法人の残党が営む無農薬栽培場に変身した印象がある。これもまた村上春樹の「1Q84」にもそんな団体が登場していた。この宗教団体と行天の出生の秘密を絡ませるのも何か似ている。前作の継続で行天の生物学的娘もどっか「1Q84」に似ている。
この本当に存在しているのかどうか定かでないような設定と、団体代表の小林(永瀬正敏)が言う「信じる力」とがコインの裏表のような関係になっていそう。農園で農薬散布を撒く現場を写真撮影して嘘を暴くのが行天なのもそれなりに意味がありそう。彼らは「真面目にやっている」のだが、真面目にやればやるほど現実感がなくなっていく。
ラストのバスジャック事件は故に全然真面目じゃない。唯一、一貫して真面目なのはヤクザの星(高良健吾)なのだからやっぱり真面目じゃない。多田も星のことを「変わらない奴」とその現実感を羨望している風だ。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Posted by y0780121 at 19:46│Comments(0)TrackBack(13)clip!邦画マ | ★2

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/y0780121/50798841
この記事へのトラックバック
まほろ駅前で便利屋を営む多田啓介の元に、中学の同級生・行天春彦が助手兼同居人として転がり込んで来てはや2年。 大晦日に電話が鳴る。 行天の元妻・凪子からの依頼で、「海外出張の間、娘はるを預かって欲しい。」というものだったが、多田はそれをなかなか行天に言い出
まほろ駅前狂騒曲【象のロケット】at 2014年10月22日 14:09
同級生の独身男性二人が東京郊外のまほろ市で便利屋をやっている。平凡な日常に突然舞い込んだ奇妙な依頼からドタバタ騒動に発展する様子を、のんびりと描いている。殺人事件が起きるわけではないので、気楽に見られる映画だ。
まほろ駅前狂騒曲【とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver】at 2014年10月22日 16:23
2014年 日本原作 三浦しをん「まほろ駅前狂騒曲」 多田(瑛太)&行天(松田龍平)互いを苗字で呼び合う三十路男が二人便利屋と助手(居候)、まほろ市内の中学時代の同級生で共にバツイチ責任感が強く他人を放っておけない性格から客の依頼だけでなく人生まで背...
映画・まほろ駅前狂騒曲【読書と映画とガーデニング】at 2014年10月26日 09:04
三浦しをんの同名ベストセラー小説の実写化第2作。監督、主演は前作と同じく大森立嗣、瑛太、松田龍平が務める。映画シリーズは2作目だが、テレビ東京でその間のエピソードである『まほろ駅前番外地』が放送されていて、そこから真木よう子がヒロインとして参加した。他にも
まほろ駅前狂騒曲/多田・行天コンビ再び!【MOVIE BOYS】at 2014年10月27日 18:30
便利屋の二人が 苦手な子供を1ケ月半預かる事に... 【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (劇場鑑賞) 原作:三浦しをん まほろシリーズ第三弾 読後の感想
『まほろ駅前狂騒曲』【cinema-days 映画な日々】at 2014年10月28日 02:08
JUGEMテーマ:映画館で観た映画    横中バスが、間引き運転していないか   調査を依頼していた岡。   多田便利軒が仕事がないから   依頼していたと思っていたのに   横中バスが、間引き運転していることに
映画 まほろ駅前狂騒曲【こみち】at 2014年10月28日 05:59
原作 三浦しをん『まほろ駅前狂騒曲』(文藝春秋刊) 脚本 大森立嗣/黒住光 監督 大森立嗣 主題歌 くるり『There is (always light)』 出演 瑛太/松田龍平/高良健吾/真木よう子/本上まなみ/新井浩文/三浦誠己/古川雄輝/横山幸汰/岩崎未来/麿赤兒/松尾スズキ/大森南朋/岸...
まほろ駅前狂騒曲【to Heart】at 2014年10月29日 21:11
映画『まほろ駅前狂騒曲』は、瑛太と松田龍平のゆるい掛け合いを楽しむべきバディ・ム
「まほろ駅前狂騒曲」:ゆるすぎてスカスカ【大江戸時夫の東京温度】at 2014年11月02日 23:12
□作品オフィシャルサイト 「まほろ駅前狂騒曲」□監督 大森立嗣□脚本 大森立嗣 黒住光□原作 三浦しをん□キャスト 瑛太、松田龍平、高良健吾、真木よう子、本上まなみ、大森南朋、永瀬正敏■鑑賞日 10月26日(日)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満
『まほろ駅前狂騒曲』【京の昼寝〜♪】at 2014年11月05日 08:39
 まほろ駅前で 「結構真面目に」 便利屋を営む多田(瑛太)の元に、中学時 代の同級生行天(松田龍平)が転がり込んでから早2年。世話焼きで誠実な多 田と、自由気ままな行天はそれなりに上手くやっていた。ところが、行天の元妻 ・三峯(本上まなみ)から 「娘をし
名コンビ再び〜『まほろ駅前狂騒曲』【真紅のthinkingdays】at 2014年11月07日 19:41
「まほろ駅前狂騒曲」は2011年4月に公開された「まほろ駅前多田便利軒」の続編で、行天の実の子を預かる事になった多田と行天がある事件に巻き込まれていくストーリーである ...
「まほろ駅前狂騒曲」実の娘を預かった先にみた子供を守り切った父親としての自覚 【オールマイティにコメンテート】at 2014年11月09日 17:48
瑛太&松田龍平が便利屋として活躍するシリーズ第3弾です。 主演二人の仲の良さがそのまま現れているようなキャラクターが楽しくて、新作も楽しみにしていました。 原作よりはちょっと軽快なコンビが事件に巻き込まれていく物語は微妙なところもありつつも楽しめました〜
まほろ駅前狂騒曲【とりあえず、コメントです】at 2014年11月10日 00:20
 『まほろ駅前狂騒曲』を新宿ピカデリーで見ました。 (1)第1作の『まほろ駅前多田便利軒』を見て面白かったので、この作品もと思い映画館に行ってきました。  本作は(注1)、第1作と同様、まほろ駅前で便利屋を営んでいる多田啓介(瑛太)と、そこに転がり込んできた...
まほろ駅前狂騒曲【映画的・絵画的・音楽的】at 2014年11月22日 06:36